2012.6.16.電車旅
- カテゴリ: 日記
- 2012/06/17 05:53:35
濡れた靴
いくつも並ぶ座席
静かなローカル線も
今は賑やかな時間
発車時刻を待てば
座席は人で溢れる
窓を打つ雨の音
それは見送るように
扉がしゅっと閉まれば
しずしずと走り出す
濡れた靴
いくつも並ぶ座席
静かなローカル線も
今は賑やかな時間
発車時刻を待てば
座席は人で溢れる
窓を打つ雨の音
それは見送るように
扉がしゅっと閉まれば
しずしずと走り出す
真っ直ぐに駆け寄って
がっしりとしがみつく
広い背中
高い目線
時が移れば立場が変わる
子どもの頃の憧れ
教え子の瞳の奥に
己自身を投じてみれば
いつの間に
追い越したのか
父の思いに
思いを馳せる
眩しさを
湖面に湛え
煌きと共に
空を渡り
仄かに染めれば
美しい赤
淡く滲ませて
帳を迎え入れる
蒸すような暑さも
ざわめきを振りまく風も
眠りを迎えたのか
姿を潜めている
一日の終わりには
心静まる時間
深く息を吸って
安らいで迎える
形どおりのお仕事に
ちょっと待ってと意見を述べる
波風立つのを嫌うより
真理を追うのが美しい
相手の立場を思うなら
職種を越えて考えられる
同じ時間を使うなら
意義を満たして過ごしたい