2012.5.2.合唱
- カテゴリ: 日記
- 2012/05/03 08:47:16
予報通りの雨が
足音を忍ばせて
すっかり日の落ちた
風景を湿らせる
不意に
耳に届く音
繰り返す鳴き声は
少し早めの
夏を思わせる
蛙たちの宴
予報通りの雨が
足音を忍ばせて
すっかり日の落ちた
風景を湿らせる
不意に
耳に届く音
繰り返す鳴き声は
少し早めの
夏を思わせる
蛙たちの宴
春の香りは
記憶の彼方
すっかり夏の
色を乗せ
散らした花も
草葉の影に
青い若葉が
茂り来る
広がる空を
包むよに
見上げる枝葉が
世界を染める
明るい夕方
見送る時間
少し早めに
出掛けたら
開店よりも
僅かに早く
ラジオ番組
聞いて待つ
一緒に座り
選んで話し
薫る食事を
取り交わす
時計の針が
夜を知らせ
和気藹々の
温度を残し
笑顔と共に
手を振った
顔を会わせば
言の葉が
時間を超えて
弾んでく
もう一杯の
お代わりが
冷めたカップを
温める
過ぎた時間を
飛び越えて
記憶と希望が
行き交った
お天気に誘われて
鞄を片手に出掛けてみる
空が
どこまでも高くて
お日様が
どこまでも眩しい
草原に差し掛かり
目の中に緑が拡がる
赤紫が連面と
絨毯のように
空の青さの下を
一斉に埋め尽くす