2012.4.27.宵の入り
- カテゴリ: 日記
- 2012/04/28 07:46:46
月明かり
星の瞬き
紺色の空に
静やかに浮かび
和らいだ空気に乗せて
優しい光を漂わせる
西の空は
まだ淡く
薄紫のカーテンが
残り火を見送って
ゆっくりと移る時を
柔らかに包み込む
月明かり
星の瞬き
紺色の空に
静やかに浮かび
和らいだ空気に乗せて
優しい光を漂わせる
西の空は
まだ淡く
薄紫のカーテンが
残り火を見送って
ゆっくりと移る時を
柔らかに包み込む
いつものバスに人だかり
今日は試合の日でしたか
ジャージ姿の学生が
ところ狭しと座ってる
今日は何かの販売日?
駅の向かいの書店には
開店前から人の列
普段は静かな日常が
思いもかけずに賑わった
窓辺に並ぶ
植木の鉢に
小さなジョウロで
お水を注ぐ
朝方遣って
湿った土も
良いお天気に
ぐんぐん育つ
草葉の元気に
渇きを見せて
かかる傍から
ごくごくと
鉢全体に
吸い込んだ
ゆっくり長く
日が暮れて
いつしか空に
月と星
優しく瞬く
その下の
下弦の光は
笑みのよう
朝方着込んだ
上着を脱いで
ほっこり気分も
柔らかに
ぬくい空気に包まれて
優しい気分の帰り道
しっとりとしているのは
先ほどまで降っていたから
夕暮れを隠し
立ち昇る雲
風に乗って
空を渡り
次の町に降り立てば
新たに雨を注ぐのだろうか