Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


なんでも思いついたことを書いてます^^

【第10話】黄昏のソロキャン

ん… レスないなぁ
もうこんな時間か…とデスクの目覚まし時計を見たら、夜まっさかりでさ。俺は自分の部屋で、スマホをベッドに置いたまま、さっき送ったメッセージを画面上で目で追ったんだ。
『どもーっす! 今夜は天気が急激に悪くなるみたいだから、テントはやめた方がいいですよ(絵...

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【第9話】黄昏のソロキャン

今回も神田さん視点でのお話です。お間違いのないように…
「へぇ…神田って車持ってたんだね。てか運転荒くないか?」「そんなことないですよ、こう見えて私は運転マスター女子なんですから」
都心から車で1時間ほど走れば、黄昏高原キャンプ場っていうめっちゃ初心者向きのキャンプ場があ...

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【第8話】黄昏のソロキャン

「先輩っ!どうやって火を熾したらいいんですかっ…」沙也加がバーベキューコンロの前、炭を入れたダンボール箱を手にして呆然とした表情で叫んだ。「天塚クン、今度は可愛い後輩連れてきたんだね。はじめまして~~」食材を満載した保冷ケースを抱えて運びながら、しずかさんが言った。「少年っ!いや青年!...

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【第7話】黄昏のソロキャン

「あ…覚えてるよ、久しぶりだね」俺は目の前に立った、天真爛漫な女子を見て思い出した。そう、楓…亡くなった俺の妹の友達、椎名沙也加だ。俺が高校生のころ、家に何度も遊びに来てたから覚えてる。当時はロングの髪で、制服をルーズに着こなした感じの子で、真面目一筋だった楓とは全く違っ...

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【第6話】黄昏のソロキャン

クマさんとしずかさんとのキャンプを終えた翌日。
2時限目の一般教養科目を受講し終え、俺は大学の校舎から出て学食に向かった。外は初夏の風が一瞬吹き抜ける。見上げれば、抜けるような青空がいっぱいに広がっていてさ。
お?前を見ると、神田さんが一人で学食に向かって歩いてる。
「神田さん?」声を掛けると、振り...

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