満月の夜、森に近づいてはいけない。
その森には……。
私は夜の森をさ迷い歩いていた。
村の掟で夜森に入ることは固く禁じられていたが、病が悪化した祖母のために薬草を取りに来たのだ。
「どうしよう…このままじゃ…」
薬草の採取に夢中で、帰り...
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藤宮ひなののんびりブログｗ
私の生態が解明できますｗｗｗ
【短編】雨の中で……。
- カテゴリ： 自作小説
- 2017/01/15 22:36:03
私は振られた、しかも２回も。
『君は優秀だ…君ならどこでもやっていけるだろう」
優秀なら…ここにいてはいけないんですか…？
「お前…俺じゃ釣り合いとれねぇよ…もっといい男探せよ…」
つり合いがなきゃ&hell...
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【短編】黒の闇に身を沈めて……。
- カテゴリ： 自作小説
- 2017/01/14 11:27:23
この世で最も苦しいのは、想い続けることだ。
もちろん苦しいことばかりではない。
彼のことを考えている間は、至福の時間となる。
でも同時に闇も育つのだ。
彼がほかの女といるのを見るたびに、黒い感情が吹きあがる。
その隣に自分がいないことへの嫉妬心。
愛しい彼の幸せを心の底から願うことの出来ない自分...
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【短編】私の血が枯れるまで……。
- カテゴリ： 自作小説
- 2017/01/13 20:14:10
「な、なにを…している…」
「大丈夫です…ご主人様…」
ご主人様の身体から血が失われていく…命が流れている……。
私のご主人様は吸血鬼、だが、人と関わることを避け、人の寄り付かない森の奥で、ひっそり...
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【短編】愛しいお嬢様
- カテゴリ： 自作小説
- 2017/01/06 14:04:29
「おはようございますお嬢様、お目覚めの…」
朝、いつものようにお嬢様の部屋に向かうと、お嬢様はまだ、眠りの中にいた。
いつものなら自分が目覚めを告げるより早く、お目覚めになていて、ひだまりのような微笑で、自分に笑いかけてくれる。
「昨日は…いつも以上に楽しい時間を過ご...
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