Nicotto Town


ぐうたら日記


だらだらーっとした日常をぐだぐだーっと書き綴っています

こっちでも公開することにしましたー^^;

君がいたから。

 いじめがきっかけで、リスカを始めた。その他にも、過食症なんかの摂食障害も患ったりもした。そんなとき、君はいつもメールをくれたね。
“大丈夫?”
『大丈夫。』
 ずっとそう言ってたけど、本当は大丈夫なんかじゃなかったんだ。それをすぐに見抜いていたのは、由梨、...

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一億分の可能性

~Episode6~ 願い   父の家に引っ越して定期テストが終わった週末、ツバルが無菌室に移ったことを知った。一応、免疫不全による感染症を防ぐためという名目だったのだが、本当はそれほど容体は悪かったのだ。スグルはガラスを叩いて自分が来たことを伝えた。ツバルがガラスを叩く音でこっちを振り向...

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一億分の可能性

~Episode5~ 誕生日2   ツバルの病室に入ると、ツバルがぐったりと枕にもたれて外を眺めていた。それが、なんと言うか、サマになっていて、とても美しかった。「ツバル」「あ、父さん」「俺は入らないのかよ」「当然来てくれるものかと」「そうだけど」 ツバルは物憂げな背中とは正反対のいつも通...

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一億分の可能性

~Episode4~ 誕生日   まもなく、ツバルとスグルの誕生日になる。その日の週末、スグルはツバルの病室を訪れた。「週末しか来てくれねぇのかよ」 ツバルが拗ねたように頬をふくらませた。ツバルは帽子をかぶっていた。母から聞いていたことではあったが、髪の毛の抜けは激しくなっていた。「俺も忙...

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一億分の可能性

~Episode3~ 鏡   面会が許されるようになって、スグルはすぐにツバルの所に飛んで行った。「ツバル、大丈夫か?」「あー、大丈夫大丈夫。俺がこのくらいでくたばるわけないじゃん」 スグルの心配をよそに、ツバルはあっけらかんと笑い飛ばした。しかしスグルは知っている。ツバルは無理矢理笑って...

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