冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記

第六十二話 うまい話にご用心

（前回までのあらすじ）
ネパールのカトマンズでまたまたガーリー達と再会しました。
この旅では何度出会ったことか。
古都で和食を堪能し、タイのバンコクに移動です。
バンコクでは言葉が通じないので苦労します。
スイス人の旅行者とバスで知り合い、一緒に泊まります。



（9月16日）
今日は日曜日なのですることもなく、ツーリストオフィスに行きました。
プーケット、コサムイのパンフレットの他、日本人が編集した
ガイドブック150バーツをただでもらいました。

4時までボートレースをしているというので、バスマップを頼りに
見に行こうとしましたが、バスが来ないのであきらめました。

と、道を歩いていると、女の子から声をかけられました。
少し日本語を喋る子で、チェンマイから来たけど電話をしたいので
GPO（中央郵便局）の場所を教えて欲しいと言います。

地図を見せると、車で来ているから一緒に来ないかと言います。
コーヒーでも飲もうと言ってきます。

でも、日曜日はGPOは昼までしか開いていないし、話が変なので
引っかからないように別れました。（※１）

近くの博物館を見学してからホテルに戻りました。

月餅を自分用のお土産に買ってホテルに戻り、一階のレストランで
飲み物を飲んでいると、向かいの外人が日本語で話しかけて来ます。

一年くらい日本にいたことのある人で、日本では、塾で英語を教えて
いたそうです。しばらく話をしました。

このレストランはビデオで映画を流しているので、英語の字幕付きの
映画をみんなで見ました。


（9月17日）
朝から、イギリス大使館に行きました。
ようやくソロモンのビザを取ることができましたが、50$もかかりました。

そのあと日本大使館に行って手紙を受け取りました。
ニコリから、最新刊のニコリが届いていました。

お昼は、近くの赤門というレストランで、冷やしソーメンを食べました。
どうも、最近日本食ばかり食べているような気がします。

ラマ4世通りに行きましたが、旅行代理店は見つからず、仕方なく
バスに乗って帰りましたが、方向を間違えたので、ホテルに戻るまで
2時間ほどかかってしまいました。


（9月18日）
川を船（水上バス）でGPOまで行きました。
GPOの向かいのレストランで手紙を書き、ついでに、昨日届いたニコリの
着順発表問題を解きました。4時間ほど居続けていました。

ニコリの回答を送って、ついでに電報を打ちます。

そうそう、この旅行の間に、日本では結婚ブームだったようで、
また、9月に結婚するからという招待状が大使館気付で送られていたのですが、
当分日本にいそうにないので、お祝い電報です。

電報料金は、1単語で10バーツと決まっているので、ローマ字で
切れ目をなるべく入れないで文章を作りました。
でも、住所とかは切れ目が入るので、結局32単語の320バーツかかってしまいました。

夕方6時に、コサムイ行きのバスに乗りました。
スイス人のピーターも一緒です。

バスはエアコン付き、ジュース、スナック、毛布付きのデラックス版です。
でも、あまりにもエアコンが効きすぎているので、毛布を掛けても寒すぎます。

夜中の1時頃に夜食休憩で、外のお店でおかゆを食べました。
バス代に含まれています。



（第六十三話につづく）


※１　どうも、この手のサギが流行っているようです。こややしさんなら一発で
　　　　ひっかかりそうなサギですが。


5ヶ月ぶりにバンコクに戻ってきて、うろうろしていたら、案の定
怪しい話を持ちかけられました。
車に乗せられたら、どこに連れて行かれたんでしょうか。
さて、これから南の島に行って、のんびりします。

次回、「第六十三話 なにもしない日々」をお送りします。
乞うご期待。