Nicotto Town


其処に物語(roman)はあるのだろうか?


恋・・・片思い・・・。

私の好きな人・・・・いつも笑顔で優しい人。

あの頃は毎日が楽しかった。今日はあの人と目が合った。

今日は近くにいた。そんな小さなことが幸せだったあの頃・・・。

たくさんも会話もした。学校のこと、家族のこと、勉強のこと、

マンガのこと、部活のこと・・・あの人は忘れてしまったかもしれない・・・。

けれど私にとっては大切な宝物・・・。

励ましてくれたり、心配してくれたり・・・。優しいところが大好きだった。

からかわれたり、軽く叩かれたり、ちょっと意地悪なところもあったけど、

それもそれで子どもっぽくてかわいいななんて思えた。

席替えが毎回楽しみだった。あの人と近くに、隣になれますように・・・

と祈ったりした。近くになったときは喜んで、離れたときは悲しんだり、

喜怒哀楽が激しかったあの頃・・・。2年があと3日で終わるというときの

最後の席替え。あのとき、あの人が隣になってこんなに幸せなことは

ないって思ってた。クラス替えの前の最後の3日。

最後に「ありがとう」って伝えたかった。けど伝えられなかった。

言葉がでなかった。今日であの日々は終わり。

分かっていたのに出なかった・・・。

そしてクラスは離れ、もうあの人と話す機会はない。

廊下ですれ違ったり、体育であったりするけれど話しかける勇気がなくて

ただ見つめているだけ。目が合ってもそらしてしまう。近くにいても

避けてしまう。近づきたいのに自分から離れている・・・・。

今でも大好きなのに・・・。自分の弱さに泣けてくる。

強くなりないのに強くなれない・・・。


いつか強くなれる日が来るのかな・・・?そのときはあの人に

精一杯の感謝の気持ちを込めて「ありがとう」を言おう・・・。

そして「好き」と伝えよう・・・。

今は届かないけれど・・・。いつか届くと信じて・・・。




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