Nicotto Town



第六十四話 小銭がない (世界半周旅行記)

冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記

第六十四話 小銭がない

(前回までのあらすじ)
コサムイでは、バンガローを借りて、日長一日のんびりマッタリ。
天気があまり良くなかったのですが、
夜はレストランで映画とゲーム、それに怪しいものの毎日。
あと2、3日のんびりしてから
そのあとシンガポールに向かいます。



(9月24日)
コサムイに来て6日目。
久々に早起きをしました。
手紙を書いて、街にお出かけです。

9月26日出発のシンガポール行きバスの予約をしてきました。

バックギャモンでは負け続け。
夕方激しい雨が。

(9月25日)
久々にいい天気。今日も早起きです。
朝から一軒しかないレストランで食事です。

日本人のカップルは、今日バンコクに向かうそうです。
男性は契約社員で、日本に帰るそうですが、
女性は、まだあちこちを回るそうです。
マジシャンのピーターは、明日、コパンガンに行くそうです。

天気のいい日のこのビーチは、みんな大胆で、目が休まります。
少し泳いで、日に焼いて、洗濯してお昼寝です。

夜の映画は、わかりやすい内容でした。
Some kind of hero.と言うタイトルです。

ムゥーレで負け、バックギャモンでも負けてしまいました。


(9月26日)
今日もいい天気で、早起きしました。

午前中は、レストランに居続けました。
夕方に雨。
ドイツ人のイローナ達は、朝、コパンガンに向かいました。

私は夜6時に出発です。
タクシーに乗ろうと思っていましたが、
タクシーが捕まらず、軽トラックの荷台に載せてもらって
港まで向かいました。
船の出発は夜9時です。


(9月27日)
船は、予定より1時間も早い、朝3時に到着しました。
バスの出発時間は5時半なので、それまで船の中にいました。
船は、フロアーにマットレスを引いて、シーツ枕付きなので、
寝るにはねれるのですが、余りよく寝れませんでした。

バスはいつものエアコンガンガンでしたが、ぐっすり寝てしまいました。
朝食を20バーツでいただきました。

マレーシアとの国境手前で、バスを乗り換えるのですが、
トゥクトゥクで10バーツが必要でした。

トラベルエージェンシーに着いたら、
「普通バスは、あと2.5ドル、VIPバスは8.5ドル必要」と言われました。
2.5ドルは50バーツですが、手元には45バーツしかありません。(※1)

一緒に着ていたアメリカ人のスコットは、本当にお金がなく、
41バーツしか持っていません。
彼は払えないと突っぱねるので、私も付き合いで、払えないと言いました。

でも、負けてくれないし、手持ちの100ライターを出してもダメです。
受付の女の子は怒って無視しますが、二人はカウンターの前に黙って座っています。

そのうち普通バスの出発の時間になり、バスは行ってしまいました。
すると、あとはVIPバスしかないので、8.5ドル払えと言ってきます。
二人とも金がないを繰り返し続けます。

VISAカードが使えるので、足りない7バーツ分それで払おうというと
VIPバスは8.5ドルだというので、払うのをやめました。

払い戻しをして欲しいと言うと、ここでは出来ないから、コサムイの
エージェンシーに戻って手続きをしろと言ってきます。
じゃあ、乗らなかったという証明書を書いて欲しいというと、
時間を過ぎたんだから、お金はドライバーに払っていて、払い戻しは出来ないと
言ってきます。

隣のバス会社は、普通で230バーツ、VIPで350バーツなので、
そっちで行こうかとも思いましたが、払い戻しをしてくれないので
そのままカウンターに居続けました。

普通バスの2.5ドル(50バーツ)は、Border Taxだと言います。
ボーダーの手続きを代行してくれるので、その分のサービス代のようです。

ところが、VIPバス出発ぎりぎりになって、バス会社が折れて、43バーツで
VIPバスに乗っていいと言うことになりました。

VIPバスはディナー付きと聞いていたのでお昼は抜きました。
というより、タイバーツはすべて使い果たしたので、食べるお金を持ち合わせていません。
ところが夕方に着いたレストランは、無料ではないと言われました。
無料のディナーというのは、タイ国内の分だけだそうです。
仕方なく、スコットと二人して夕食も抜きです。




(第六十五話につづく)


※1 ここでトラベラーズチェックをタイバーツに換えても、使うアテが
   ありませんので、そんなことはしたくありません。


コサムイでのなにもしない日々を終わり、
シンガポールに向けて出発です。
しかし、マレーシア国境前で、小銭がないばかりに
一騒動が。
アメリカ人のスコットと一緒に、どたばた旅行です。


次回、「第六十五話 シンガポールで考えた」をお送りします。
乞うご期待。

アバター
2010/02/22 09:08
おはようさんです。

 腹が減っては戦にならんなぁ。
アバター
2010/02/22 06:37
その状況で断食はつらい・・・(涙)
アバター
2010/02/21 21:43
最後に断食とは・・(´・ω・`)



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