ちょっと昔話。
- カテゴリ:日記
- 2010/05/23 18:37:16
大学に行かれた方、特に卒研で研究室に入り浸りだった方。
経験あるかと思いますが、研究室の先生はまず
「わからない」「知らない」
とは言わないですよねぇ。
はい、禁句みたいです。
ところが、それがしの入った研究室の先生は、
「う~ん、わからん」
を平気で言いました。
はい、親しみやすかったです。研究にも熱が入りました。
そして、自分の仮説を覆す結果が出ても
「おぉぉ~、よくやったなぁ」
と、連呼します。
今でも覚えておりますが、先生の仮説の結果を求めるために
実験方法を少し変えて、結果を出した時先生は
「おぉぉ、これが欲しかったんや!!」
と言われました。
実験方法を少し変えたことについても
「えぇんや、えぇんや、結果が出とる」
と言って、決して自分の仮説が十分とは言いませんでした。
もちろん何処をどう変えたかは検証されましたが、
一卒研生の立てた仮説にも耳を傾けてくれました。
そして、その仮説に筋が通っていればGoサインが出ました。
しかし、今振り返っても恥ずかしい時期でしたねぇ。
「たったこれしきの実験結果を出すために1年もかかるとは」
と、恥ずかしくなります。
しかしまぁ、なんとか先生の求めていた答えが出てくれたことは
幸いでしたかねぇ。
人望の厚い先生だったのでしょうね~。
間違いを認められる人は、そんな職種、立場であろうと、素敵な人です!
わからない、知らないことを自分で認められる人はすごいですね。
別に恥ずかしいことないよ。それだけ研究に打ち込むってそのときにしか
できないもんねえ。提督さん、本当は院にも進学したかったでしょうねえ。
え、私はって?とりあえず400字詰め原稿用紙50枚に何かは書いたけど、
なんせ同級生に優秀な人が集まっていたから、卒論の成績は卒業できる
ぎりぎりの最低ランクでした。卒論の試問でも先生からコテンパンに不備を
指摘されました。・・・・・よく卒業できたもんだ。
例え1年かかっても結果が出るのは素晴らしいです
なんでもそうだと思いますが短時間で大きな飛躍を遂げることは
ありませんからね^^
思わず笑みが^^