Nicotto Town



第十七話 インドの結婚式 (世界半周旅行記)

冒険を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記

第十七話 インドの結婚式


(前回までのあらすじ)
カルカッタ(今のコルカタ)に、
なんと10日も滞在してしまいました。
チケットも取れてようやく移動開始。
隣町プーリーは、海沿いの町で、
ぼーっと過ごすには丁度いい街です。
ただ、ミールスといわれるカレーが口に合わずに…
今日は5000の寺院がある街を観光します



(5月6日)
60Km離れた隣のブバネーシュワルにバスに乗って行きました。この街は、
寺院が5000もあるという、素敵な街です。(※1)
街に着いたら、まずはインフォメーションへ。残念ながら、地図は
もらえませんでしたが、書き写してから行動開始です。(※2)
寺院といっても、一つ一つが小さいのが多くて、見逃したりしながら
歩いていきました。日差しは強くて、相変わらずサトウキビジュースや
ヤシの実を食べながらの見物です。この、ヤシの実、小さかったのですが、
割って、中の白いところを食べました。ゼリーみたいで、味はありませ
せんでしたが、口当たりが良くて、心地よかったです。(※3)
池に浮かぶ寺院があり、とても素敵でした。それぞれの寺院の壁には
彫像が刻まれており、それを見るだけでも目の保養になります。
寺院に上がるときは、履物を脱いで上がりますが、途中の寺院で
サンダルを脱いだところ、右足の裏に刺すような痛みがありました。
小石でも刺さったのでしょうか。(※4)
ツアーコンダクターみたいな人が、バス停まで送ってくれました。
送ってくれるといっても、その人の友人のバイクに3人乗りしたのですが。
バスで買える途中のPipriという街では、ミラーワークの品を売っていました。
帰ってきてから、カレー(ミールス)を食べましたが、味に飽きてしまいました。
ユースに泊まっているサラリーマン風のインドの人が、私の持っている
電気髭剃りを見て欲しいというので、300ルピーでお譲りしました。
買値と同じくらいだったかなー。これで、髭剃りとは完全におさらばです。

(5月7日)
朝から外が騒々しいので、窓から下を見ると、門のところに楽師たちが
寝ていました。車には、花輪で飾り付けをしていました。
どうやら、今日はめでたい結婚式だそうです。珍しかったので、
普段使っていないビデオカメラを取り出して撮影しました。
すると、世話好きの人が、花婿に私のことをスペシャルゲストだと
勝手に紹介してくれたので、私もパレードについていきました。
しかし、誘ってくれた男の人が、私と手をつなぎたがります。
インドでは、これが普通のことのようです。
楽師を先頭に、参列者たちが、花嫁の待つ会場まで練り歩いていきます。
花婿と女性たちは車で。途中踊りが始まり、小さい男の子と女の子が
主役の座を奪っていました。
結婚式会場では、まず、たばこが配られ、次に食事。
いつものカレー(ミールス)ですが、これが飛びっきりおいしい。
ご飯はピラフになっているし、カレーの種類も5種類くらいあります。
もちろんマンゴの入っているカレーもあります。
フライドフィッシュもついて、デザートに甘いものもありました。
久々においしく感じたミールスをいただけました。
結婚式は、朝の11時から始まり、夕方の5時半頃まで続いていました。
6時の汽車で出発する予定にしていたので、途中で結婚式を抜け出しました。


(第十八話につづく)


※1 この街は、人口100万人という大都市で、11世紀頃に、仏教寺院が建てられ
   たそうです。一時は、6000とも7000ともいう寺院があったそうです。
※2 やっぱり、インフォメーションで無料の地図をてにいれてからですよね。
   そんなときに使う英語は、「Do you have a free map?」
※3 ヤシの実は、回りをそぎ落として、ふたを切り取り、中のジュースを
   ストローで吸うのが一般的な味わい方ですが、残った果実も食べることが
   できます。にゅるっとして、おいしいですよ。
※4 この脱いだスリッパを預かってくれる人が居ます。有料のところもあれば
   無料で見てくれるところもあります。また、仏教寺院に入るには、宗教を
   聞かれますが、ブッディストといえば、簡単に入れてくれます。
   自分が仏教徒かどうかは、微妙なところですが。



ブバネーシュワルという、寺院が5000もある街を
見て回りました。心が洗われる感じもありましたが、
暑くて辟易という面もありました。
思いがけず、結婚式にお呼ばれして、参加してきました。
おいしいカレー(ミールス)も食べることが出来て、
元気満々、次は、マドラスだ~


次回、「第十八話 マドラスの憂鬱」をお送りします。
乞うご期待。

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2009/02/21 09:53
素敵なハプニングに出会えたのですね。ヾ(〃⌒ー⌒〃)

旅のいいところですね^^
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2009/02/15 22:43
椰子の実がにゅるっ?!
想像してたのと違いましたー^^;
よくお菓子に使われている、乾燥させたシャクシャクとした歯ざわりのものしか知らないので…
(じぶん、椰子の実ばかりに食いついてる気がします)
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2009/02/14 08:40
こややしさん
手書きなのに、お高い地図ですね。

私は、自分で書き写してましたけどね。
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2009/02/13 23:44
> インフォメーションで地図を売りつけられていたんですか~?

1 日だけ行ったミャンマーのタチレクにて、
イミグレ横の売店で手書きをコピーした地図に 2 ドルだったか払わされました...
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2009/02/13 22:07
こややしさん
インフォメーションで地図を売りつけられていたんですか~?
地図を売っている近所の本屋を紹介されたことはありますが
買わされたことはありません。
ちなみに、南インドのカレーがまずいのは、酸っぱいからです。

tottocoさん
椰子の実、一度食べてみる価値はありです。
にゅるっと言うのが、何とも言えませんね。

めとさん
結婚式というか、披露宴というか、みんなで楽しく
わいわいやりましょうという感じでした。
足は何ともありませんでした。
どっちかというと、インドでは、素足で歩くことも
屡々ありましたし、結構足の裏は丈夫になっていたかもしれません。

まーちさん
タージマハールもそうですけど、
水と寺院って結構合ってるように思います。
心が洗われるというか...

ちくちくさん
単に、ビデオカメラを持っていたから招待されたような訳でして。
服装も、結構ひどかったんですけどね。
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2009/02/11 22:05
結婚式にいあわせるなんて、
しかも身元のわからぬこはるさんを
特別ゲストとしていれてくれるなんて、
すっごいいい思い出やなーーー(* ̄∇ ̄*)スンバらしい出会いです。

たのしい旅だよねーーーすてきだわーーー

続きを期待しておくよん
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2009/02/11 21:22
池に浮かぶ寺院なんていいですね~
朝とか夕方とかきっと綺麗でしょうね

5,000も寺院があったら、檀家さん(?)の方が少なくなりそう(笑)
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2009/02/11 10:53
楽しいけど、インドの結婚式って大変だよね~

破傷風にはご注意を!ってもう過ぎた話だね。
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2009/02/10 23:43
ヤシの実のにゅるっとしておいしい果実をたべてみたぁ~い(。・ω・。)ノ♡
おいしいミールスもあるんですねぇ~・・・
右足の裏の刺すような痛みってなんだったの?こわいなぁ( ̄▽ ̄lll)
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2009/02/10 22:28
>残念ながら、地図はもらえませんでしたが、
> 「Do you have a free map?」

Are you Japanese? Oh, I'm sorry, Mr. We don't have free map.
Ah... This map is 5 dollars. I recommed you that you buy this map.
You need this map absolutely. Trust me.
...みたいな?(^_^;

> いつものカレー(ミールス)ですが、これが飛びっきりおいしい。

やっぱ普段、屋台で食うカレーは香辛料をケチってからなんでしょうか?



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