冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記

第六十八話 岡ちゃんのりちゃん

（前回までのあらすじ）
タール沙漠で出会った日本人三人組とばったりと出会いました。
病気あり盗難あり、そして別行動ありと、いろんな経験をしていたようです。
バンコクには東急があり、日本食が食べられてラッキー。
今度は、フィリピンに向かいます。



（10月9日）
朝、のりちゃんを岡ちゃんを私と三人で会う約束をしていたのに
のりちゃんが30分の遅刻です。
訳を聞いたら、ホテルで、子供を連れて2年間旅しているというおばさんと
長話をしていたからだそうです。

もちろん、遅れて来たのりちゃんにコーヒーをおごって貰います。

同じレストランに、今までのりちゃんと一緒に回っていたとも子ちゃん達も
やってきましたが、すぐに別れました。
全く狭い町です。バンコクは。

川が道路代わりになっていますので、船でＧＰＯの次の船着き場まで
移動しました。
その間に、笹で包んだ餅、シュークリーム、梅の干した物、
コンデンスミルクたっぷりのチャイを食べました。

本当はドリアンを食べようと言っていたのに、ドリアンにはなかなかたどり着けません。
マクドナルドでチーズバーがを食べ、その後バッポンストリートへ向かいました。

日本大使館に電話をしたら、私宛に手紙が3通来ているというので
みんなと別れて、日本大使館に行きました。
行ってみると、手紙は4通来ていました。

東急の食堂でもう一度会う約束をしていたので戻りましたが、バスが遅れて30分の遅刻。
そうしたら、二人とも居ないので、適当に座って手紙をたっぷり一時間かけて
読んでいました。

読み終わって二人を捜したら、なんと別のところでずーと待っていました。
待ち合わせの場所を勘違いしていたようです。
のりちゃんは泣きそうな顔をしていたので、そっちが間違っていたとはいいづらく．．．

丸井に行き、のりちゃんはまた靴を買い、岡ちゃんは時計を買っていました。

食べられるところを捜しにぶらぶらしました。
のりちゃんは屋台で食べたいと言っていたのに、いざ屋台に行くと
頼み方が分からないと、尻込みを始めました。

それでもシューマイ、肉まん、ソーセージ、ニラ餅、パイナップル、つくねなどを
食べました。

その後、Ｂｕｄｄｙ　Ｂｅｅｒと言うところでビールを飲み、いったんホテルに
戻ります。

ホテルで手紙を書いた後、また三人で再会しました。

のりちゃんとインドで別れたたけお君の所に行き、地球の歩き方を渡した後、
バスで空港に向かいました。
空港で、またたけお君達に会いましたが、なんとなくよそよそしくしていました。

当時の事情については、東急ではぐれていた間に、のりちゃんが岡ちゃんに
話していたので、岡ちゃんも分かっていたようです。

午前2時出発の便に乗りました。
岡ちゃんはお土産にすると言って、ブランケット、イヤフォン、スリッパを
こっそり貰っていました。

食事が運ばれてきたので、のりちゃんを起こそうかと思いましたが、
ぐっすり寝ていたので、岡ちゃんと二人だけで食べました。


（10月10日）
朝、マニラに着き、みんなと別れました。

岡ちゃんからはマイルドセブンＦＫを、のりちゃんからは時計、ティッシュ、
蚊取り線香、ビニール袋を貰いました。それと、ヘヤーバンド用のゴムも。

のりちゃんは、「食事でなかったね」というので、「うん」と答えておきました。
出たよなんて言ったら、どうして起こしてくれなかったのと言われそうだったので。

たけお君からは、フィリピンだと1ドルでビールが6本くらい飲めるという話を
聞きました。

私一人がフィリピン滞在で、みんなは日本に戻っていきました。



（第六十九話につづく）



のりちゃんと岡ちゃんの三人で、一日中バンコクを
歩き回りました。
最後のバンコクなので、食べて、食べて、食べまくりです。
マニラ経由日本行きの飛行機に乗り、
みんなは日本まで、私だけマニラで降りました。
マニラでソロモン行きのチケットを買う予定です。


次回、「第六十九話 マニラの怪しい話」をお送りします。
乞うご期待。