冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記

第六十九話 マニラの怪しい話

（前回までのあらすじ）
のりちゃんと岡ちゃんの三人で、一日中バンコクを
歩き回りました。
最後のバンコクなので、食べて、食べて、食べまくりです。
マニラ経由日本行きの飛行機に乗り、
みんなは日本まで、私だけマニラで降りました。
マニラでソロモン行きのチケットを買う予定です。



（10月10日）
マニラ空港で、ツーリストインフォメーションに行き、市街地への行き方を
聞きました。

朝早く着いたので、バスはまだ走っていないそうです。
なので、LRTまでジプニーを使えといいます。
ジプニーというのは乗り合いタクシーだそうで、タクシーと言っても
小型バスくらいの大きな物まであります。

そのジプニーの溜まり場に行きましたが、ここでは客引きは一切無いらしく、
ウロウロしていても誰も声をかけてくれません。
で、運転手に聞くと、あっちとか外とかいうので、外に出ましたが
よくわからなかったので、仕方なく普通のタクシーに乗りました。

鉄道はLRTと言うそうで、入る前にトークンを購入して、
回転するバーの所にトークンを入れるとバーが回転して中に入れます。

ユースホステルのベッドを確保しました。
安いけど、蚊が多くて、トイレの水も流れないので、
あんまり良いところとは言えません。

睡眠不足だったので、少し寝ていこうかとも思いましたが、
エアーナウルのオフィスを探しに行くことにしました。

電話帳で調べて、ツーリストインフォメーションに行きました。
すると、大きな地図や公園の地図、一日回るためのパンフをくれ、
さらに、全島マップもくれるという、とても気前のいいところでした。

エアーナウルのオフィスは、２Km位しか離れていなかったので
海岸沿いに歩いて行きました。
すると、浜にテントを張って暮らしている人たちを見かけました。
タイよりも貧しいんだろうか。

アメリカ大使館に沢山の人が並んでいました。
アメリカに出稼ぎに出かけようという人たちでしょうか。

エアーナウルのオフィスに着くと、そこの受付の人が
オフィスは引っ越したと話してくれ、行き方を教えてくれました。

もうお昼だったので、マクドナルドで食事。そう言えば朝もマクドナルドでした。

タクシーとバスを使ってエアーナウルのオフィスに行きました。
ビルに入るときは、ガードマンがいて、いちいちチェックをしています。
テロ対策なんでしょうか？

マニラから、ソロモンの首都ホニアラまでは460ドルくらいだそうですが、
クレジットは受け付けないそうです。

マニラ→ナウルが火曜日の便で、ナウル→ホニアラが金曜と月曜の便だそうですが、
今週の金曜日の便は欠航らしいので、到着するのは来週の月曜になりそうです。

まあ、現地到着が10月22日頃になり、日本に帰るのが遅くなるな～と思いながら
買うことにしましたが、現金がなかったので、明日か明後日また来ることにしました。

ユースホステルに戻り、近くのレストランへ。
ビールは5ペソ（20円）でした。


（10月11日）
一晩中蚊に悩まされて、睡眠不足になりました。
遅めの朝食を近くのレストランで取りました。

フィリピン人の隣に座ったら、彼は日本に行ったことがあるという話をしてきました。
ナウルにも働きに行ったことがあるというのでナウルのホテルのことでも聞こうと
話をしたら、話が弾み、チケットの話になりました。
で、460ドルは高いとか、ナウルで買った方が安いとかという話の中で、
7000ペソ（約300ドル）の儲け話を持ちかけられました。

やり方は、クレジットカードでトラベラーズチェックを作り、
全部サインした後に、彼にそれを売ると、1ドルあたり7.4ペソで売れるので
1000ドルのトラベラーズチェックだと7400ペソになります。
彼の取り分が400ペソなので、私は7000ペソ手に入る計算になります。

あまりに美味しい話なので、乗ろうかどうしようか迷ってしまいました。

ユースホステルは蚊が多かったので、Malate Pensionに移りました。
こちらはエアコン付きで75ペソ。ユースと同じ値段でした。

ツーリストも多く、二人ほどと話をしたら、日本にも来たことがあるという事でした。
日本人も一人いて、もう4年ほど日本には帰っていないとのこと。

夜は、日本食料理店で、親子丼を食べました。



（第七十話につづく）



マニラについて、早速エアーナウルのオフィスに
行ってきました。
ソロモンまでのチケットが安く手に入りそうです。
さらに、近くのレストランにいた人～
美味しい儲け話を持ちかけられ、ふふふ。



次回、「第七十話 旅のお供はラップトップ」をお送りします。
乞うご期待。