Nicotto Town


メルカッツ提督苺


8月と言うと

歴史関係のドキュメンタリーが好きなそれがしには
第2次世界大戦に絡んだ話に触れる機会が格段に増えます。

15日は敗戦の日
6日、9日は原爆投下の日
などなど

これら戦争に絡んだ話で一番印象に残っているのは
中学の頃の担任の先生の言葉です。
この先生は普段穏やかで、毛が薄い事をからかわれても
笑いをとるような先生でした。
世代的には新制中学第1期生の昭和9年生まれでした。

この先生が唯一語気を荒くして生徒をたしなめたことがあります。
その発端はやはり大東亜戦争に絡めての逸話の勉強をしていた時
1人の馬鹿が「なんでアメリカになんか負けたんだよ。勝てばよかったのに」とわめき始めたのです。

先生はいきなり教科書を教壇に叩きつけ
「何を言っている!戦争に勝てば軍部がいまだにのさばり、自由な思想も心情も持てず生活も締め付けられることになるんだぞ!!
それもわからず些細な感情でふざけたことをほざくな!!!」

後にも先にもこの先生が発した怒気はこの時のみでした。
その馬鹿野郎は先生に圧倒されたのか二度とそのことは口にしませんでした。

さて、私はその後も戦争にかかわるいろいろなことを調べて
みました。そして、日本国内でも被災した同胞に対して偏見を元に
多くの差別がまかり通っていたこと、民族の違いに対する差別、
数々に触れていきました。

衝撃的だったのは広島の原爆投下後の状況です。
詳しく知りたい方は『原子雲の下で』と言う本をご参照ください。
掻い摘んで言えば、被爆者に対する差別、体中にやけどを負った方には「近づくな、伝染する。」などと言って遠ざけたと…

日本の反戦の唱え方には疑問を感じていたのですが
なぜ全体主義の台頭を許したか?
軍部の暴走を止めることはなぜできなかったか?
日中戦争の発端は国民に知らされていたのか?
メディアは何をやっていたのか?

調べれば調べるほど考察の点が多々出てきます。
日本だけではありません。
アメリカの陰謀
ロシアの卑劣さ
そのあたりにも目をやる必要性が出てきます。
でも、何があったよりも大事なことは
どんな国を子供に
    託したいか?
ここのところが重要でしょうね。

アバター
2010/08/05 00:57
う~ん、このあたり私の専門分野(どこが)のはずが(汗)
やっぱり子供ができて生活に追われるようになってくるにつれて
読書量・テレビを見る量がどんどん減ってしまってます・・・・(まったく同じようにできるのもおかしいけど)
昔はこの手のドキュメント番組もたくさんビデオに撮って見てたのにねえ。

昔国語の教科書に出ていた井伏鱒二の「黒い雨」という小説にも被爆者に対する差別があることが
出ていますね。

>なぜ全体主義の台頭を許したか?
軍部の暴走を止めることはなぜできなかったか?
簡単に説明できないですね、でも国民に民主的な選挙権がなかったことと、
学校教育の影響が大きかったのは間違いないでしょうねえ。
「お上」に逆らうという発想自体がなかったのでしょうね。

>日中戦争の発端は国民に知らされていたのか?
メディアは何をやっていたのか?
事実は間違いなく知らされていないはずですね、マスコミは完全に戦争賛美一色だったはず。
言論の自由というのはなく、検閲もあったはずだし。

本屋に行けば私が読みたい!分野の本がいくらでも出ているはずだし、
だいたい家にも読んでいない本が積読状態でまだまだあるはずですが、
何か1冊くらいは買ってみようかなあ。

>どんな国を子供に託したいか?
戦争を起こすことがない、
最低でも徴兵制がない国にしたい、というのが最大の願いですね。
一人ひとりの個性が尊重される国にもしたいです。

アバター
2010/08/04 16:41
実際に戦争を体験した方のお話しを聞く機会は年々減ってきます
本当の歴史を語れる人が少なくなって来るのは残念なことですよね
戦争がどれほど悲惨で苦しいものだったか、戦後生まれのぼくには
書物や人の話でしか知ることが出来ませんが、決して忘れてはいけないことは
同じ過ちは二度と繰り返してはいけないと言うことでしょうね
ぼくも歴史関係のドキュメンタリーは必ず見てます




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