近代までの最強の武器?
- カテゴリ:日記
- 2010/10/03 03:25:10
完全に趣味の範疇です^^
ここで取り上げる武器には種類で制限を設けます。
1.飛び道具ではないこと
これだけです。あくまで腕の延長であったりすることです。
そうでないと必然的に銃火器の比較になりますので。
さて、武器として使われたのは始め棍棒のようなものであったとか。
自然に落ちているそこらじゅうにあるものです。
やがてこれに錘がついて殺傷能力を強めたものが出ました。
そして棒も使われるようになりました。これは打撃範囲が広がるからです。
この棒には鋭利な石の刃を付けた槍にしたものが出ました。
槍は投げられるだろうと言うことはここでは触れません。
棍棒は打撃範囲が狭い割に重量があり腕の負担が大きかったでしょう。
また、自然にあるものを使っているので均一性に欠けています。
棒はどうかと言いますと、加工に手間はかかるものの打撃範囲が広く
また、刃を付けることにより殺傷能力が飛躍的に伸びました。
しかし、折れやすいという問題が発生しました。
折れた棒を使って発達した武器に、ヌンチャクと三節昆があります。
これらも使い手によっては有力な打撃武器ですが、構造上重大な
欠点がありました。
それは、相手の身体に当たった時に必ず接合部分で衝撃が吸収
されてしまうと言うものでした。
また、攻撃部分が変幻自在に動くこともあり刃がつけられませんでした。
青銅器の時代から有力な武器として洋の東西を問わず発達したのが
剣です。いわゆる直刀と言われるまっすぐの剣です。
これら直刀は突き刺すことを主な目的として発達してきました。
時代とともにこれら剣の長さも大きさも拡大していきましたが
当然それに伴い重くなります。突き刺すだけなら問題はないでしょうが
はらわれたり、かわされたりする場面になり、まるで無防備になり
体術の発達とともに、切りつける使い方が考案されてきました。
中世に入り、ヨーロッパと日本で優れた刀剣が考案されました。
ヨーロッパでの両刃の剣『ロングソード』
日本での片刃の剣『日本刀』です。
大きさも重さもほとんど同じなのはどちらも体術を考慮しての為でしょう。
決定的な違いは、ロングソードは一つの種類の鋼で作られていますが
日本刀は固くて鋭利な鋼に柔軟な鋼をかぶせる二重構造です。
このことは切りつける攻撃に大きな差を産みました。
ヨーロッパで一般的だった革製の鎧に対しロングソードは切りつけても
傷を付けることしかできませんが、日本刀はスッパリ切り裂きます。
どの程度かと言えば、初めて刀を握った人が肩口からみぞおちまで
切り裂けたそうです。日本では革製の鎧が誕生しませんでしたが、
こういった事情があったためでしょうか?
次に薄い鉄板の鎧に対しての効果ですが、ロングソードでは切りつけも
刺殺も傷をつけるのみ。刀では鎧を変形させ貫通したそうです。
これらの経過から言えることは、銃火器以外の武器としてもっとも
優れているのは『日本刀』と言えるようです。
現在芸術品として珍重されておりますが、刀鍛冶は生半可な試験では
その職につくことはできません。
具体的には、試験は人生に一度きり。落ちたら「はいさようなら」です。
また合格しても、試験時に作った刃物は切っ先を落として返されます。
まぁ、殺傷能力のあるものですから当然ですね。
しかし、日本刀の能力が海外のメディアによって披露されるとは
なんとなく、皮肉めいたものを感じました。
珍しく感じて取材対象にしたんでしょうねえ。
自国のことは案外気がつかないものなのでは?
ために なりました。
ちょっと、はなしずれるかもしれないけど、
えいがを みていると
つるぎには それから みをまもるための
たてが よく とうじょう しますよね。
にほんにも かたなから みを まもる たて って あったのかな。。。
でもなんで海外なんだろう?^^;