第二十三話インドの旅は間違い?(世界半周旅行記)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2009/03/24 22:04:37
冒険を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記
第二十三話 インドの旅は間違い?
(前回までのあらすじ)
今にも落っこちそうな海の上に延びる線路を渡って
ラーメシュワラムにやってきました。
島のせいか、水が塩っぽくて、食事まで塩っぽいので
早々に引き上げます。
今日は、インドの旅を考えます。
(5月19日)
朝、6時25分の汽車に乗ってマドゥライに向かいました。
昼の2時過ぎにマドゥライに着きました。
ものすごく暑くて、気温が38℃もありました。最低気温も26℃だそうです。
インフォメーションで無料の地図はもらえましたが、代わりに絵はがきを
買わされてしまいました。まあ、絵はがきはいくらあっても困らないからいいかー。
さて、今回のインドの旅は失敗だったかも知れません。
食べ物が口に合わないという話ではありません。
インドで、私に声を掛けてくるのは、リクシャー引き、客引き、物売り、物乞い、
もちろん、地元の人も話しかけてきますが、それはおいといてと。
これらの人達は、回りにインド人がいても、私のような外人旅行者をめがけて
やってきます。もちろん、金払いは良いからです。旅行者は、リクシャー引きの
人をあごで使うようになります。リクシャーに乗っていると偉くなったような
気になってしまいます。そうして、ちやほやされる旅にだんだんと慣らされて
いきました。日本では味わえないような感触、それも、日本円にすればほんの
少しのお金でその気分が買えます。だんだんと上下関係の上に居ることに
居心地がよくなって来ているのではないだろうかと思うようになりました。
地元の人と話をしているときに、時計を話題のきっかけにすることがあります。
1000ルピーの時計を持っている日本人。しかも、インドでは
1年分の給料を1ヶ月で稼ぐすごいやつと見られて、いきなり上下関係を作って
しまいます。
このままでは、旅をすることが自分にとってはマイナスになっていく様な気がします。
コダイカナルにバスで行きました。途中で大雨に出会いました。バスのドアの後ろに
座っていたのですが、あるべきドアが無いバスだったので、濡れないように前の方に
移動しました。雨が小降りになった頃、元の座席に戻ってみると、荷物が半分
濡れていました。トイレットペーパー一巻き、服、パンツ、本などが被害に遭っていました。
シュラフは無事でした。ドアが無いバスに乗ること4時間。その間、冷たい風が吹く中を
我慢してようやくたどり着きました。着いてもまだ雨が降っていて、とても寒い。
さすがに標高2000mだけあって、温度は13℃~22℃だそうです。
ロッジは軒並み満室で、紹介されていた宿は300ルピーもするとてつもなく高いところ
でした。州のユースホステルが安いということなので行ってみると、ベッドばかりの部屋で
30ルピーだそうです。ちょっと高いけど、他に泊まれるところが無いので、そこに決めました。
レストランはチャイニーズが置いているので、もちろんフライドライスの夕食です。
濡れなかった寝袋にくるまって寝ました。
(第二十四話につづく)
日本人と言うだけで、日本の物価が高いと言うだけで、
インド人には金持ちに見られます。
それに安穏として旅をしていていいものなのか...
さて、標高2000mのコダイカナル。
ここはデカン高原にあって
インドにしては寒過ぎるところです。
これからインド最南端に向かいます。
次回、「第二十四話 ラッシーは美味しい」をお送りします。
乞うご期待。
売り物じゃない絵はがきって...
声を掛けてくるのは、もちろん、両替、ガンジャは普通です。
もちろん手は出しませんが。(ということにしといて)
小さい頃、近所に住んでいたアメリカ人がいて、アメリカの豊かさを見せつけられていましたが、
いまは、日本がその立場に立つようになったんですね。
ある意味ラッキーかも。
ちくちくさん
書き始めて3ヶ月ですか。
でも、まだ旅行は1ヶ月半しか経過してないんですけど。
これから少し手抜きして書きます。
いえ、じつは、当時の日記が手抜きしてるので、詳しく書けなかったりするわけで...
lagaanさん
デカン高原は、コダイカナルしか行ってません。
ブネって、仕事の関係かなにかで行かれたことがあるんですか?
ジュネさん
日本円で300円かー。
セットだと定価の3倍くらいするかも知れません。
買ったと言うことは、その値段に満足したと言うことなので、
それはそれでいいのかも知れませんが。
寅~ジョ☆彡さん
はい、トイレットペーパーは、必需品です。
だって、インドのトイレには、容器に入った水しか置いてなくて、
それを流しながら手できれいにするのがマナーですから。
出来ない人は、持参のトイレットペーパーで。
まーちさん
うーん、実は、お金持ちの国に生まれた、
いや、生まれた国がお金持ちの国になったんですね。
そえは、自分の努力と関係ないことだから、いいのやら、わるいのやら。
まあ、そう見られるのは、そう、仕方がないことで、事実ですからね。
そこに安住するか否かが問われてくることで...
みかん☆さん
はい、次回もご期待ください。
tottocoさん
ですね。お金持ちですもん。
いくら貧乏旅行といっても、やっぱりお金持ちなわけで...
今回の旅行では、それをはっきりと感じさせられてしまいました。
40度を超えもすれば、みぞれも降るのがインドです。
日本だっておなじか~。
個人の問題じゃなくて・・・国全体の力の問題だし・・・
そういう国にしようって日本人一人ひとりががんばってきた結果だし・・・
違いがあるのは仕方ないかなぁって・・・
でも・・・こはるさんのいわんとするとこの気持ちはわかるよぅ~
比較のなかで偉くならないように・・・戒めないとねぇ・・・
厚いとこ・・・寒いとこ・・・インドって広くて高低さも激しい国なのねぇ~
実際彼らからすれば我々はお金持ちでしょうし、
我々からすればビルゲイツはお金持ちで上の人です。
ちやほやされることは、自分が偉くなったと勘違いしそうで怖いとも言えるし、
逆に(言葉は悪いですけど)「金ヅル」としか見られずに寂しくもある。
マイナスに感じられることもあるかもしれないけど、こはるさんのインドの旅、間違いじゃないと思いますよ。
でもそれってすごい金額なんだよねww
ラッシーはジュネも好きです。
楽しみヾ(〃⌒ー⌒〃)
プネは行かれましたか?
ん、もー3ヶ月になるんやなー・・・(*´ーωー`)
で、上に見られる国なんや・・・
で、それがマイナスになる気がしたんやぁ。ふむふむ〜
なんかこはるさんらしい、というか
冷静に受け止めてるんやなー、自分さえも。
そういう視界の広さ、いいなと思うよ。
ほんでインドって山があるからか、
こはるさんの旅の行程のせいか、(?)温度差が激しいー。
移動距離もすごいなと毎度思うけど。
このコースって、
普通のインド旅行ガイドマップなんかを一ページ目からつぶしていったら
この道になった、というわけじゃーないよな〜??
これを見るためにここに行く!って感じを受けないのが、この旅の謎な部分。
でも謎のままの方がいいかもしれんし、
あっちこっちしてる様子を引き続き楽しませてもらおう。
この旅から無事帰還して、こうして教えてくれたということに感謝。ありがとう。
次回作、タイトル見るだけで、甘いジュース飲みたくなってきた・・・( ̄¬ ̄) ジュル・・
その絵葉書はホントに売り物でしたー?
やられたのでは?(w
> インドで、私に声を掛けてくるのは、リクシャー引き、客引き、物売り、物乞い、
こはるさんが上得意にしてた、ポン引きとハッパ売りはー?
> 旅をすることが自分にとってはマイナスになっていく様な気がします。
うんにゃ、この国に生まれたって事が、言うなれば単にラッキーで
貴族のお家に生まれたようなものなんだ、っつー事を認識する良い機会だったのでは?
その認識は大事だと思うがなぁ...