とあるサバンナの風景
- カテゴリ:日記
- 2011/05/09 03:46:22
皆さんご存知の通り、ライオンは肉食獣で草食獣を狩って食べます。
そして群れで生活をしています。
ところで年老いた雄ライオンはどうなるのでしょう?
歳をとり、体力の落ちた雄ライオンは、よそから来た若いライオンに
群れから追い出されます。
そして孤独な生活が待ち構えております。
しかし、群れで狩りをしておりましたから、単独での狩りはほとんど成功しません。
チーターなどが狩った獲物を横取りするのが関の山ですが、長くは
続きません。
力を落した雄ライオンは水牛の群れなどに囲まれ、今までの仕返しとばかりに
リンチを受けます。
角を突きたてられ放り出されたり、足蹴にされ踏みつけられたり…
かつての力関係は全く通用しません。
雄ライオンは囲まれているので逃げることもできず、反撃もできません。
絶命するまでこのリンチは続くそうです。
力の無いものは生きて行けない野生の厳しい現実です。
最近見た映像で、それがしなりにかなり衝撃を受けました。
穏やかに『死』を迎えることも、自然は許さないのですね。
大往生って本当にすごいことなんだな、って思います。
黒澤監督の映画「夢」の最後で、よく働いた老人が死ぬのはめでたい、という
セリフがあるんですが、納得しちゃいますね。
せいこうりつが ひくいと
テレビで きいたことが あります。
おなかが ぺこぺこに なって
こどものライオンに さいそくされて
おかあさんライオンは ひっしに えものを ねらうのだとか。。。
おとうさんライオンは みているだけのことも おおいとか。
いきていく しくみって ふしぎですね。。。