Nicotto Town


しろくままみれのなぞかけブログ


マンション暮らしとかけて貧乏暮らしととく(ボツ)


雨の日が続く。

こんなとき、なんとなくうっとおしくなるのはどうしてだろう。

こんな時には芸術家の感性をお借りしたい。

中原中也の詩に、その名もズバリ 「六月の雨」 というのがある。

すでに著作権も切れているので、紹介する。


             六月の雨
                               中原 中也

  またひとしきり 午前の雨が
  菖蒲のいろの みどりいろ
  眼(まなこ)うるめる 面長き女(ひと)
  たちあらはれて 消えてゆく

  たちあらはれて 消えゆけば
  うれひに沈み しとしとと
  畠(はたけ)の上に 落ちてゐる
  はてしもしれず 落ちてゐる

        お太鼓叩いて 笛吹いて
        あどけない子が 日曜日
        畳の上で 遊びます

      お太鼓叩いて 笛吹いて
      遊んでゐれば 雨が降る
      櫺子(れんじ)の外に 雨が降る


ああ、これぐらいの気持ちで雨とじっくり向きあいたいなあ。


この詩で謎かけを作るなら、


マンション暮らしとかけて貧乏暮らしととく

そのココロは

もちろんレンジはありません

ってところだけど、今どき櫺子(れんじ)なんていっても、なんだかわからないよね。
自分も辞書引いて初めて知ったし。だから今回はボツ。

れん‐じ【連子/×櫺子】

    木・竹などの細い材を、縦または横に一定の間隔を置いて、窓や欄間(らんま)に取り付けたもの。
れんじまど【連子窓】 連子を取り付けた窓。

なんだ、格子か。詩の「れんじ」は「れんじまど」のことだね。


電子レンジの窓じゃないよ。電子レンジの外に雨が降ったら錆びちゃう。


心まで錆びそうな、支離滅裂なしろくままみれでした。




 

アバター
2011/06/11 16:50
お返しをどうもありがとうございます、
6月と言えば雨、じっとりとしたイメージがありますが、

この季節に生まれた私としては、
それほど嫌な季節でもありません(笑)

けれどやっぱり、
気が滅入りますね、




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.