華雫
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/06/15 21:02:21
静かな雨の中に
少しうつむく君がいて
そっと差し出す僕の手に
冷たくなった君の手が
優しく重なる
「雨で華が重そうなの」
その言葉の先には 君の傘
ふわりとさしていた
優しい君は
濡れているのに気付かなくて
僕は腕の中
強く抱きしめた
可憐な華のように
シャボン玉のように
消えそうになった
この時間だけ 止まればいい
君の温もりだけを
この腕に 感じて
いつまでも
いつまでも
静かな雨の中に
少しうつむく君がいて
そっと差し出す僕の手に
冷たくなった君の手が
優しく重なる
「雨で華が重そうなの」
その言葉の先には 君の傘
ふわりとさしていた
優しい君は
濡れているのに気付かなくて
僕は腕の中
強く抱きしめた
可憐な華のように
シャボン玉のように
消えそうになった
この時間だけ 止まればいい
君の温もりだけを
この腕に 感じて
いつまでも
いつまでも
最新記事 |