頭の体操３
- カテゴリ：自作小説
- 2011/11/19 10:52:39
第弐話 見知らぬ、天丼
デスクの上に、ミサトさんが作ってくれた夜食が
用意されていた。
ミサトさんはインスタントラーメンを作る時、
沸騰した鍋の中に麺と一緒にフライドポテトと
チーズバーガーを入れて、かき混ぜた後、さらに
「これが味の決め手なのよ」
と言ってケチャップを加え、
「これが意外にイケるのよ」
と言う味覚の持ち主だ。
今、目の前にある天丼らしき、ドンブリは
僕がこれまで見た事の無い、
（究極の一品）だった。
「知らない天丼だ・・・」
僕はつぶやいた。
汎用自作小説投稿作品補完計画
（第２次中間報告）
締め切りを厳守する為、募集前に書き始めるが
お題が決定していない為、候補に挙がっている
ものを全て取り入れて書く。
以後、本作戦を（新三河島作戦）と呼称する。
・・・・
「クリスマス・プレゼントは（横浜ベイスターズ）がいいな」
グラスの向うで横浜ファンのユリアちゃんが言った。
僕は球団買収と、球団運営に必要な金額を、頭の中で
考えてみた。
キャバクラの女の子は金がかかると聞いていたが、これほど
かかるものなのかと、思ったがナンバー・１のユリアちゃん
ともなると、それ位はしないと駄目なのかとも思った。
僕は家に帰って考えた。
デスクの上に、ミサトさんが作ってくれた夜食が
用意されていた。
ミサトさんはインスタントラーメンを作る時、
沸騰した鍋の中に麺と一緒にフライドポテトと
チーズバーガーを入れて、かき混ぜた後、さらに
「これが味の決め手なのよ」
と言ってケチャップを加え、
「これが意外にイケるのよ」
と言う味覚の持ち主だ。
今、目の前にある天丼らしき、ドンブリは
僕がこれまで見た事の無い、
（究極の一品）だった。
「知らない天丼だ・・・」
僕はつぶやいた。
汎用自作小説投稿作品補完計画
（第２次中間報告）
締め切りを厳守する為、募集前に書き始めるが
お題が決定していない為、候補に挙がっている
ものを全て取り入れて書く。
以後、本作戦を（新三河島作戦）と呼称する。
・・・・
「クリスマス・プレゼントは（横浜ベイスターズ）がいいな」
グラスの向うで横浜ファンのユリアちゃんが言った。
僕は球団買収と、球団運営に必要な金額を、頭の中で
考えてみた。
キャバクラの女の子は金がかかると聞いていたが、これほど
かかるものなのかと、思ったがナンバー・１のユリアちゃん
ともなると、それ位はしないと駄目なのかとも思った。
僕は家に帰って考えた。
まず考えたのが
宝くじで、３億円を当て、それを持って中山競馬場に行き
有馬記念で、取り合えず、それを１０倍にする。
そして、いよいよ舞台はアメリカ・ラスベガス
球団買収挑戦のファイナルステージへ
と言うものだったが、これは余りに考えが浅はか過ぎた。
年末ジャンボの抽選は大晦日だし、今年の有馬記念は
クリスマス当日に行われる。
日にちだけが、空しく過ぎていった・・・・
（警官になりすまし、爆破予告の狂言で現金輸送車を奪い
現金を持ち去る・・・）
独創性のカケラも無い計画だったが、それが僕の出した
答えだった。
（ラスベガスでバニーガールに会わなければ何も始まらない。）
僕は思った。
キャバクラ皆勤で、バイクを購入する余裕が無かったので
蕎麦屋の出前が使う様な自転車を買って来て
白く塗装し、交番の自転車風に改造した。
警官の制服入手が困難だったので、ネットで検索して
阪神電鉄の車掌の格好が辛うじて、その代用に耐え得る
と判断し、マニアサイトを通じて、それを入手した。
本家の３億円犯人が爆弾の変わりに発炎筒を使ったので
僕もそれにならった...
・・・
...うっすらとした雲が、日中もずっと空を覆い、肌寒い一日だった。
僕は銀行を下見に行った帰り道、クリスマスの飾り付けが
目に付く夕刻の商店街を歩いていた。
暗くなって冷え込みが強くなって来た事と、
人々が白い息を吐きながら、慌しく行き交っている光景が
年の瀬を感じさせた。
商店街のスピーカーからは、（エーゲの真珠）が流れていた。
（僕は今、自分の人生の（終末の日）に向かって突き進んで
いるのかも知れない・・・）
僕は思った。
・・・遠くから、暮れ六つを知らせる寺の鐘の音が聞こえた
・・・・・・・・
・・・夜遅くになって、郊外にある、住んでいる街に戻った。
都心と違い、この辺りは星空がよく見える。
オリオン座が東よりの空に輝いている。
「お前はアホかっちゅうねん」
今の僕にはそれはツッコミを入れようとしてハリセンを
振りかぶっているツッコミ芸人にみえた。
今年の春に東大を卒業したばかりで、まだ財務省に
入って１年も過ぎてない未熟な僕は、身分不相応の
かなわぬ恋をしているのかもしれない。
（ユリアちゃんの事はあきらめようか・・・）
僕は思った。
「球団買ってくれなきゃ切腹だからね。」
冗談とも本気ともつかない口調で彼女は言っていた。
・・・
翌日、戌の刻（午後八時）に、僕は白装束に短刀を
携え、介錯人を連れて、キャバクラ（ ゲッチュウ ）
に出頭した。
「ユリアさんは昨日でお辞めになりました」
応対に出たボーイが答えた。
カタブツがちょっと自由になるお金もつとこれだ・・・。
これから人生修行せっせとしないとね＾＾
犯罪に手染めなくてよかったよかった（－－；
命あってのモノダネですよね（笑）
ご自分で試してみると、意外な発見かも（笑）
切腹の覚悟
命拾いという解釈もできますよね
バーガー・・・・鍋のなか・・・・ｗ
感想頂きありがとうございます。
僕は計算出来なかったので、具体的な数字を挙げませんでした（笑）
思わず、一緒になって計算した私はお間抜け^^;
そしてユリアちゃんに逃げられる。
最高です。
はじめまして、コメントありがとうございます。
ユリアさん人気、自分が思っていた以上に高いです。
球団買う為に四苦八苦・・・
何故かユリアさんに笑ってしましました。
コメントありがとうございます。
この世界の事は、実はあまり知りませんが
案外、引き際が大切なのかもしれません。
コメントありがとうございます。
出来る出来ないはともかく、この続きに挑戦してみます（笑）
特に、ユリアの逃げ足の速さが
新三河島作戦、継続中・・・
依頼者逃亡で今後どう展開するのか！(♪に戻る…＾0＾)
コメントありがとうございます。
取りあえず、時々こっそりと手を加えようかなと思ってます（笑）
コメントありがとうございます。
まあ、今回は自分自身までは見失わなかったって事で（笑）
素晴らしいです・・・＾＾
〆切り厳守というのも誠実さの表れですね・・・＾＾
読みながら迷子になったことは伏せておこう＾＾ (←小声のひとりごと＾＾)