栗本薫さんと私
- カテゴリ:ニコッとタウン全般
- 2009/05/28 12:14:30
最初に栗本薫さんの物語を読んだのは、
SFマガジンという雑誌に載ったなんとかの外伝だったかでした。
どんな話だったかはもう覚えていませんが、その中に書かれていた
逸話ははっきりと覚えています。
ある国で、「どんな盾も突き抜く矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っている
男がいました。
周りにいた人たちは、「その矛でその盾を突いたらどうなる」とからかって、
笑って去って行きました。
しかし、一人の男が、その盾と矛の両方を買い求めました。
その男は、どんな相手の矛でも防ぎ、どんな相手の盾も突きぬいて
ついに、世界を手に入れました。
この逸話を読んで、すごい、こんな風な視点で考えられるのはすごい
と、一人感動しておりました。
しかしながら、その後、ご縁がなく、栗本さんの本を読む機会はありませんでした。
テレビのヒントでピンとのレギュラーとして、中島梓の名前のほうで
出ていた時は、やはり、才女だ。いろんなことを知ってるな~と感心しておりました。
今世紀に入って、グイン・サーガという長編SFファンタジー小説があるといわれて、
すでに当時80巻ほどでていたグイン・サーガシリーズを読み始めました。
100巻に「豹頭王の花嫁」というタイトルの最終巻が出て終わることになって
いましたが、100巻を超えても終わる様子が全くありません。
110巻が出る頃にようやく追い付くことができ、2、3か月に一度発刊される
新刊を心待ちにしておりました。
1年半前ほどから、あとがきに、ガンとの闘病のことを書かれるようになり、
本編よりもあとがきのほうがとても気になるようになってしまいました。
あまり書けなくなったとはいえ、それでも3,4カ月に一冊は出ていたので
まだまだ大丈夫かと思っていました。
突然の訃報の知らせに、大変残念に思っています。
田中芳樹あたりがチョロっと書きそうな小ネタではあるがー?
ホントに栗本薫だった?(^_^;
そうなんです。
1年半くらいガンと闘っていたのですが...
かちゃさん
作家が亡くなって、残念に思ったのは、初めての経験です。
完結していない物語があるからなんでしょうが。
アディアンタムさん
はい、結末に向かって驀進していたのに、
最期まで見届けることが出来ずにざんねんです。
イシュトバーンは、どうなってしまうのかも気になっていたところでしたし。
真綿さん
そうですね。
お相手はリンダだろうとは思うのですが、
それに至る経過も知りたいし、
出生の秘密も、アウラも、どうだったんでしょうね。
こややしさん
昔、ドンキホーテを文庫で買ったとき、
途中で終わっていたことがありました。
あのときと同じ中途半端で...
空豆さん
残念ながら、グインサーガ以外の栗本さんの本を
読んだことがないんです。
怖い話って、どれだろう。
tottocoさん
テレビとかは、中島梓で出ていたようですので
そちらの方がなじみがあるかも知れませんね。
モクさん
海外のですが、ペリーローダンが完結したら読もうと思っていましたが、
未だに完結しないというか、訳が全く追いついていないようです。
グインサーガは、完結する前に追いつこうと思っていたのに、
追い越してしまったことになってしまいました。
みかん☆さん
そう、あの盾と矛の話、外伝だった記憶があるので、
グインサーガの外伝も読んでみたのですが、
そんな逸話は入って無くって。
あの逸話が入っている話、誰か知りません?
ちなみに、読んだSFマガジンは、二十数年前の物です。
寅~ジョ☆彡さん
時々、記憶によみがえってくる、追放された星の
女王だったか、王女だったかが、気になりますね。
tottocoさん
うーんと、大学ってことでしょうか。
amaneさん
才能溢れる人ですよね。
物語を書くというんじゃなくて、
登場人物の設定を決めてしまうと、
登場人物が、自由に動き始めるので
それを書き留めていると言っていましたが、
本当に、そんな感じですよね。
悲しいです。
わたし学校の後輩だった・・
いまMixiで知った・・
アウ・・・ラ・・・・・・・・
ご冥福をお祈りいたします・・・
私は「グイン・サーガ」は完結したら、読もうと思って読んでなかったのですが・・・
他のシリーズはほとんど読んでるんですけどねε-(;-ω-`A)
ままり、メジャーではないですが、私は「レダ」とかの精神的な部分に突っ込んだ作品が
好きだったんですが・・・
数年前にも好きな作家さんが50代で同じくガンで突然亡くなられて、今度は栗本薫さん・・・
とってもショックでした。
どっちかというと中島梓さんのほうが身近に感じてました
ガンだったのですか・・・
ご冥福をお祈りします゚.+:。゙(-人-*)゚.+:
あの作品を読んでから、栗本薫さんの作品を読めなくなりました。
グイン・サーガ 途中です。
一時期は半年に一冊出るかでないかのペースだったこともあり、
新刊が出ると数冊前から読み直しなんてこともしょっちゅうでした。
なので、グインとは長い付き合いですが、積読本になってたことが多かったですね~
ようやく積本を崩し始めたところだったのに、突然の訃報。。。
あの世界がどのように結ばれて(完)となるのか、それを見届けられないのが悲しいです。
ご冥福を祈ります。