Nicotto Town


駄文でございます。


京都と比叡山

たまたま立ち寄った書店で
京都本コーナーというものが
ありました。

なんとなく手にとってみた1冊に
面白い記述が書かれていた。

細かく記憶できてないのですが、

比叡山について

『実際に京都の街にいると
 比叡山に守られているんだという安心感が
 実感できる』
『京都の人はこの安心感に包まれて暮らしてきたのだなあ』

という意味のことが比較的最初の部分に書かれていた。

(・・。)ん?
これは。。。。
かなり違和感を感じる部分なのです。

果たして、ざっと目を通してみると
京都が好きで、通いつめ
とうとう本を書くまでに至った方の書物でした。

ことさら、『よその人は』
という話をするつもりもないのですが

いつのころからか
おそらく、安倍清明ブームの頃からだったと思うが
比叡山は
なにやら京都の鬼門封じのために建立されたとか
王城鎮護の寺とか
そのように語られたりするケースが
多くなってきました。

前述の京都本の一文はまさにそれが定着しつつある
ということを実感させられます。

けど、
それほど多くはありませんが
いわゆる京都人、京都出身者が
書いた物を読めば(私ももちろん全部読んだわけではないけどw)
お分かりいただけると思いますが
比叡山についてはほとんど触れられていない。

端的にいうと
あそこは
京都ではない
のです。

もちろん
京都市中にいれば
特に左京側にいれば
嫌でも圧倒的存在感を
で目に飛び込んでくる比叡山だし
山の半分は地図上でも京都なのですが

一般の市民が親しみをもって
比叡山を、ことに延暦寺を眺めているかと
いうとそうでもない。
まして、守られていると感じている人は
少ないと思うのです。

それが、冒頭の一文を読んだときの
(・・。)ん?
なのです。

そういう見方もあるんだな~♪
という感想です。

歴史を多少かじった方なら
おわかりかと思いますが
京都市民にとって
長らく、比叡山は守ってくれているかどうかより
まずなにかあれば、迷惑な、天皇さんでも
どうにもできない厄介な存在として認識されていたように
思います。

現代ではさすがに神輿を持ち出して強訴したり
他宗の寺院を焼き討ちに来たりとかはありませんので
ことさら嫌いというわけではないでしょうけど

その時代からの名残か
近寄りがたいもの という感じでしょうか。
畏れ多いとかでなく
触らぬ神に祟りなし系のw

特に比叡山は京都市中にあるわけでないので
あれは向こう側(近江)のものという
潜在意識で頭の中に勝手に壁を作っているように思えます。

先日、某超有名寺院のメタボ僧侶のことをブログに
書きました。
いくつかコメントを頂いたのですが
多くは、
『まっとうな僧侶の方も居るだろうに。。。』
というご意見。
じつはこれにちょっと感動しました。

なにがというと普通はそう思うんだという新たな発見。

京都人だと多分そこまで考えないと思いますw
頭では全うなお坊さんたちが多数いることは
もちろんわかってるし、実際そういう方を
知ってるし。
けど、それはそれ。
だって、勝手にお坊さんをやってる方の心配まではしませんw

冷たい言い方ですし、お前だけだよと思われるかもしれませんが
ことに
宗教的なものに山ほど囲まれてくらしてると
ことさらあの人は立派だとか
もう少し僧侶としてこうしたほうが
とか考えてたら
身が持ちませんw
ただ、この日はここにお参りに。
こういうときはこの神社。
近所のお地蔵さんには手を合わせ
ここが痛いと思えば
あそこへ行けば?など
多分普通の都会よりは
はるかに熱心に宗教にからんではいますが。

じゃなんで
あのブログを書いたのかというと
京都のイメージ悪くなるじゃん!
という実に単純な理由です。


話を戻すと、比叡山について
いいイメージが定着しつつあるというのが
事実なら、
商売に目ざとい京都人のことです。
実際どう思ってるかは別にして
比叡山を持ち上げていく方向になっていくのかな
というのが
今の興味の対象ですw
新撰組のようにねw


ついでに書いておくと
京都の人が比叡山をあまり
好きでない。むしろ嫌いなのだ。
というのは
私が比叡山を嫌いだからでなく、
素性を明かすつもりはないですが
父方はまったく関係ないのですが
我が母方の血筋はどっぷり比叡山なのです。
あの、お山近辺の塔頭寺院や
関連施設に行けば親戚がw

けど、京都に住んでると
その話はあまりしないほうがいい的な
ものをひしひしと空気として感じ取れます。
親戚のおっちゃんが・・・等の普通の話も
比叡山という単語が不可避なら避けてしまう。

『比叡山にいはりますのんかあ
よろしおすな~』と満面の笑みで返されるという
恐怖は味わいたくないですしね(笑)

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2009/06/13 03:01
SUNさん☆
そうそう
半分京都で半分滋賀w

上り口や門前というイメージで言えば滋賀や山科のあたりになりますけどねえw
観光的には京都と結びつけたほうがいいようですけどσ(^_^;)
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2009/06/12 15:42
うわっ!

お山 確かに!半分は京都.....
税金も府と県に支払ってる ヨ

京都を語らせたら・・・それだけで氏素性判明^^;

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2009/06/09 14:40
Lizさん☆
多すぎますかw
すみません<(_ _)>

今日のブログは少々いやな話を書きましたが
京都が好きで京都にたくさん人が訪れるということに
嬉しいことと思ってる人も多数いますからねえ。
楽しんでくださいw
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2009/06/09 14:37
エリカさん☆
そんな感じですw
かなうさんも書かれてますが
滋賀の方はもっとそう思ってるようです。
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2009/06/09 14:35
えいじさん☆
門前のひらかれぐあいからも
やっぱり琵琶湖側が本筋なんでしょうね。
観光的にも琵琶湖とセットのほうがいい感じだと思いますw
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2009/06/09 14:34
紗雪さん☆
四角いところが京都。
パチッ☆-(^ー'*)bナルホド

けど、どこが洛中なのか、どこまでが京都なのかというのは
結構その四角い中でも細かくわかれるのですw
大体は、その人の住んでる場所によって変わってくるのですww

おおまかにはやっぱり四角い場所なんでしょうね。
私も
宇治は京都でなく宇治だし、山科は山科だし、
岩倉は岩倉で、嵯峨野は嵯峨野。
という風に思ってしまいます。
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2009/06/09 14:30
咲耶さん☆
それが意外とそういう話は広まりつつあるようですw
私の知ってる範囲だと
鬼門は封じることは不可能って話だけどねえ。
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2009/06/09 14:27
かとちゃんさん☆
真正面に褒められるというのは
どう考えても正反対に受け止めなくちゃいけないのですが
そのあと、切り返すのもまた作法w
でも口下手な私には(ヾノ・∀・`)ムリムリ
です。
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2009/06/09 14:25
ナツキさん☆
避けられているというより
親近感はあまりない感じなのかなあ。

どちらかというと比叡山に近い立場なのでその辺は
感じるだけで正直他の方がどう思ってるのかは
わからないのです。
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2009/06/09 14:23
かなう☆さん
地図上でも
滋賀県ですよねえやっぱりw
京都側から車で行こうとすると
どう考えても、裏道ジャンd(・ω・。)ってとこらから上りますしねえ。。

ただ、滋賀、京都というより【比叡山】なんでしょうねw

お坊さんやっぱり人間。
京都の人はその部分は見てみぬふりで過ごすけど
今はイメージが大事ですから
観光客目線も大事だと思いますね。
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2009/06/09 14:18
あぬびすさん☆
住んでてもわからない地名なんて結構ありますからね~
京都にいるからといって全部読めるわけじゃないですw

>高野山に信長の墓
他の有名人はともかく
特に信長さんの場合だれも満足な説明ができないらしいですねえ。
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2009/06/09 14:16
まぁこさん☆
わすらわしいなあと思うより
京都から出てみると
結構付き合いのなさに寂しいくらいですww
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2009/06/09 14:15
エリシスさん☆
いいところだよヾ(@~▽~@)ノ
と思いたいw
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2009/06/09 14:15
Tokioさん☆
特段京都だけということもないのでしょうけど、
学生や社会人になって京都から離れてみると
よーくわかってくるのですが
外からはわかりにくいだろうなということが
非常に多い気はしますw
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2009/06/09 09:46
よそから京都に来た京都萌えの私には
こういう話はかなり興味深いです。
色んな土地に住んだことがありますが
この街だけは、住んでみないと分からないことが多すぎますw

それも含めて今でも京都に萌えてるんですけどねぇ。。♪
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2009/06/09 00:42
比叡山は近江なのですね。。。
京都の人にとっては。。。
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2009/06/09 00:13
クルマではなく電車で比叡山へ行こうとすると,
やはり湖西線から行くから
「滋賀県」のイメージが強いですね.
だってケーブルカーに乗っているときに
琵琶湖がよく見えるんだもの.
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2009/06/08 23:39
京都の方にとっては市内だけが京都であり、
とりわけ「四角いところ」を差すと聞いたことありますけど、
やっぱり歴史的背景がフクザツですね~。

最後の満面の笑みでよろしおすな~は
私が想像しても怖いです^^;
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2009/06/08 23:10
けっこう京都好きで行ってるけどぉ…
さすがに京都の街が比叡山に守られている云々は無いと思うぅ~(*≧m≦*)ププッ
と言うか…その説は初耳だねぇ~ww
その土地々の鬼門封じも諸説あるしぃ…
東京(江戸)の鬼門封じも歴史にちょっと詳しければ知ってるしぃ
まぁ~悍ましい歴史ひっそりと土地の方達が知っていればイイというコトだろうねぇ…^^;
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2009/06/08 22:53
>『比叡山にいはりますのんかあ
>よろしおすな~』と満面の笑みで返されるという

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
怖いよ~~!

(*^艸^)ププッ

ハリーポッターでいう、ウォルデモードみたいな感じ
なのかなぁ?w


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2009/06/08 22:25
実際に暮らしている方とやはり外からだと全然違うんですね!

私も京都が好きですが、観光程度にしか行った事がないので
書籍の通り「京都市民は比叡山に守られてると感じて暮らしている」と言われたら
「そうなんだ〜」と思ってしまいます。

普通の歴史からみれば確かに迷惑な存在ですね!
(鬼門封じの為、建立とかは確かに漫画とかで読んだ気がします)

でも、そんなに京都の方に避けられた存在だとは知りませんでした!
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2009/06/08 19:37
比叡山も含めて京都の寺社が世界遺産に登録された時
延暦寺は京都じゃなくて滋賀県だという反発が、滋賀県内で
密やかに巻き起こっていたのを思い出しました。

京都の守護とかそんなことは関係なく、滋賀にいてると
あそこは確かに滋賀県。何で京都に一括されてるの?
という逆違和感がありますなぁ。
滋賀で生まれて、今京都暮らし。
滋賀に居る時は京都に憧れて、
京都に居る今は滋賀のよさもひしひしと感じてます。

ぼんさんの話で一つ思い出したんですが、
あるお寺の坐禅会に行ったことがありまして。
坐禅の後説法があったんだけど、開口一番、
『今日はあまり時間がありませんので・・・・』

( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
ぼんさんとはいえ、人間。
でも、やっぱりぼんさんのイメージが落ちるから
そういうことは言わない方がいいんじゃないか
と、思ってしまいましたにょろ。
やはり、ひいては京都のイメージに繋がりますからね。
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2009/06/08 19:28
京都って 左京区 右京区 上京区 下京区とかあって
他に変わった名前の地名が多いですよね・・・

今の時期 修学旅行シーズンだから小 中学生の団体とか多そうですね・・・

つか 高野山に信長の墓があるのは良く分からないけどね(^^;
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2009/06/08 15:44
住んでみないとわからないことって本当に多いですよねぇ。

実家を出てからあちこちに住みましたが、一番楽だったのは都内でした^^:
わずらわしい近所付き合いが苦手なまぁこには、挨拶=頭を下げる程度がうれしかった^^
古い町はどうしても『よそ者』的な扱いが増えますしね^^:
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2009/06/08 15:36
外の人の印象と中の人の印象はやっぱ違うよね~w
(*'へ'*) ンー
取りあえずмёσ(・`ω´・)は京都は良いイメージしかないネッ(oゝД・)b
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2009/06/08 15:10
ぼくは京都には観光で1、2度しか行ったことありませんが
やはりずっと住んでいる方じゃないと分からない
いろいろなことがあるものなんですね
こう言うことって、どこででも言えることなんでしょうね




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