チェンジリング
- カテゴリ:映画
- 2012/04/20 00:00:17
クリント・イーストウッド監督/アンジェリーナ・ジョリー主演 [ミステリー]
『チェンジリング』は実際に起きた事件を基にした映画である。
イーストウッドがやりそうなストーリー。イーストウッドが嫌いなわけではないが
監督としてはつまらないものばかり作るので、期待はしてない。
実はレンタルするか迷った。「硫黄島からの手紙」を見るか?と言われる様なもの。
答えは「見ない」だからだ。
ストーリー(事件)はロス警察が腐敗している時に、シングルマザー(アンジェリーナ・J)の息子が行方不明に。半年後、見つかったという息子は全くの別人。しかし警察に息子と決めつけられ、異論を言えば精神病にされ、でもなぜか助けてくれる神父やら弁護士やら。
そして母は同情と革命者扱いで時の人。
息子は少年大量殺人犯に殺されたのやら、生きてるのやら・・・
犯人は死刑となり、母親は最後まで生きていると思い探し続けてた・・・
このくだりが実にヘタクソで、飽きさせる。アンジェリーナ・Jも疲れた演技は評価するが裁判を傍聴するシーンなど、表情も感情も表現できず実在した母親に失礼ではないかとさえ感じた。
この方にセリフのないただ座ってるだけの演技は無理難題でしょう。答えどころか問題さえ理解できないのだから。
全てが中途半端な結論なのだから、一か所でもいいから含みを持たせ最後の生きているかも?!感を出してほしかった。
死刑執行は喰い付けない演出。
主役より殺人を手伝った少年の演技のほうが悲しみに満ちていた。(こっちで映画を作れば成功したかも)