そろそろ祇園祭ですが
- カテゴリ:日記
- 2009/06/18 09:48:40
※かなり私見を交えてますのでそのつもりで読んでねww
6月も後半にさしかかるとなると
京都ではまもなく祇園祭です。
今日は祇園祭について
祇園さん 今の八坂神社について少々。
先日関西ローカルのテレビを見てると
祇園祭は怨霊退治の祭りとかいう話をしてました。
怨霊信仰説というのも
ここ数年の はやりのようで、
安倍清明ブームや、井沢元彦氏が日本は怨霊信仰の国であるという話から
かなり、広まった感じがします。特に間違いでもないとおもいますが。
ただ、単に怨霊と言い出すとよくわからなくなるので
そこはおいといて。
今の八坂神社の祭神は
スサノヲノミコト(素戔嗚尊)、クシイナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、
ヤハシラノミコガミ(八柱 御子神)となってますが
これは明治以降神仏習合を 徹底的に弾圧した結果で
八坂神社の名前ももともとは祇園社等と呼ばれてます。
祭神とされるのも基本的には
スサノオと牛頭天王となります。
細かくは省略しますが2人ではなく
名前が違うだけで同じ神様と思っていただいたらよろしいでしょう。
基本的には疫病の神様です。
そのため、わかりやすくいうと
疫病がはやらないようにして(o´・ω-)b ネッ♪
というのが祇園祭
なのですが、
先ほどの怨霊説というのは疫病をもたらすのが
怨霊のしわざというもの。
ただここで終わっちゃうと
祇園神社の神様が怨霊退治してくれそうなイメージになりますが
そんな話ではありません。
少しそれますが
同じ祭神を祀る神社は全国各地にそれこそ
やまのようにあります。
近くに祇園神社ってないでしょうか。
天王とつく神社も同じです。
天皇とついてる場合もあります。
神社はなくとも
地名に天王 てんのう とついてるところは
ほぼ間違いなく この祇園神社系の神社がある場所か
あった場所です。
いわゆる天皇さんとは別物です。
で、やまのようにあるのは
昔の人にとって疫病は一大事だったからですね。
できるだけはやって欲しくないものなので、
神社におまつりして疫病を遠ざけようとしたのですが、
ここで話が元にもどります。
スサノオ&牛頭天王は疫病を退治してくれるわけではないのです。
疫病をもたらす神です。
ここのところ結構誤解してる人が多いのですが、
八坂神社、祇園神社に限らず、だいたい日本の神様というのは
こういうパターンが多く、何かをしてくれるのでなく
何もしないでもらいたいという存在なわけです。
自由気ままにしてられると
それこそ、疫病を撒き散らしてくれると昔の人は思うわけです。
だから神社に閉じ込める。
なので、大体 神社には格子状の扉の向こうに神様がいることになってます。
出てこられると困るからです。
ついでに言うと
狛犬も神様が出て行かないように見張ってたりします。
注連縄などでつくられた結界も
この場合、結果の中は神聖な空気がするとか
のどかな話でなく
こっから出るなよ的なものになるのですね。
かといってじっと神社の中にいても
神様も気がめいってそれこそ暴れだしかねませんから
神社のお供えものにはお酒や昔のご馳走がそなえられてるのです。
なんというか、接待ですねww
お祭りには神輿がつきものですが
これも 神様の乗り物。
外出させてあげるわけですね。
ただし乗り物に閉じ込めて監視つきでw
なので、日ごろのストレス解消のアトラクションとして
はげしくお神輿を動かすということになるのですねえ。
そういった感じで行われるのが なんとなく現代でイメージする
祭 なわけです。
にぎやかほうが神様も喜ぶので
屋台もたくさんあったりします。
この辺の話は
ご存知のかたはご存知でしょうがww
で祇園祭ですが
お神輿というのは当然ありますが
まっさきに思い浮かぶのは山鉾だと思います。
ここのところは祇園社の祭神とは
少しわけて考える必要があるようです。
山や鉾といったものは今説明したものとはまた違うもので
山というのは神が宿るもの。鉾は目印、もしくはアンテナ。
つまり、町中から疫病や災厄をもたらす【もの】を鉾を使って寄せ集めて
山に溜め込んで浄化するという意味があるようです。
ということから直接牛頭天王さんとは関係ないようです。
つまり実際神様にはおとなしくしてもらう為に祀っておいて
現実に街中に存在する災厄の素をはらうための行事と
いうのが一緒に行われるのが祇園祭という見方ができそうです。
おそらく山や鉾によるものは
神社の存在とは別に行われてもいいもので
実際民衆が考えて行った行事が始まりなのでしょう。
それがいつしか、祇園社の祭事と結びついたと考えてもいいように思います。
この辺が、祇園祭の起源がいまひとつさだかでない理由と思われます
>祀るって・関東の将門神社ともそういう事ですね?
将門様の場合は
まさにそういうことだと考えて間違いないです。
イメージ的に封印と祀るというと現代では違うように感じますが、
日本的発想だと、悪い者を悪い者のままにして封印はまずいってことになります。
怒らせると色々差しさわりがでてきますからw
例えばここに魔物が、あるいは悪者がいるから封印しました、退治しましたで終わることはないはずで、
ほとんどの場合そこかその近くには神社なり祠なりが存在して祀ることになっていると思われます。
私の実家の近所では
とある商業施設が7月の間中
祇園囃子を流し続けるので
頭から離れませんww
鉾町の人間でもないのに
あれを聞かないと夏になった気がしないのが
ちょいと腹立たしいww
確かに一度は絶対見ておいて損はないお祭りです
その際は、時間たっぷり確保して
巡行だけでなく
関連のほかの行事もご覧下さい♪
そろそろですよw
一番暑くて、一番うっとうしい季節到来ですよww
閉じ込められてるような感じを
閉じ込められてるんだと
思ってみてみると色々面白いでしょw
神社の公式な説明書き等には絶対閉じ込めてますとは書けないしねww
出雲に神が集まるってのは
本来、国譲りの直前に集まって会議をしたっていうのが由来で
日本中の神が今も出雲に集まるってのは後付けの話らしい。
だからちょっと矛盾がでてくるんだよねw
確かに、今も集まってたらその間は野放しだwww
ヤヴァいねwww
日本の神様は
統一されてないので
色々調べてみると面白いですよ。
古代信仰からのながれやら
土着系の神、皇室系の神
渡来系の神、それに民間信仰的なものと
いっぱいありますからね~
特に日本では宗教関係の研究は戦後停滞してるので
定説とされるものでもおかしなところがいっぱいありますし、
考える楽しみもあります。
物部氏について手をつけだすと
もう何がなにやらで私の頭の限界を思い知りますww
今その状態です(笑)
蘇民将来伝承も本文で書こうとおもったのですが
真面目に書き出すと2000字だと(ヾノ・∀・`)ムリムリ
なので思い切ってばっさりカットしました。
おっしゃるとおりそれぞれ別個のお祭りのような印象がありますよね~♪
祇園祭というと山鉾がどうしても有名ですけど
神輿関連の行事も
観光に来られる方には見てほしいですねえ♪
凄いとかじゃなくて
何か考えたり調べたりしてないと落ち着かない性格なんでw
それだけのことですww
>タヌキだったか狐だったかに憑かれてる
タヌキってとりつくの?ま∪゙?(゚ω゚; 彡 ;゚ω゚)ま∪゙?
ヒェε=Σ(`д´;ノ)ノ
今はフェネックかい?ww
うれしいお言葉ありがとうございます<(_ _)>
こういうのを書くと読む人いるのかな~と思ってるんですが
意外と読んでいただけてうれしい限りですが
あまり妙なことを書き散らかすわけにいかないので
多少裏付けをしながら書いてありますww
もともと、身内もあきれるひねくれた考え方をする人間ですので
ほどほどに参考にしてくださいw
祇園祭り 多分ご存知でしょうが
今年はどこでしたか、長刀鉾かどこかが装飾を新調したらしいので
機会があれば 私も出没予定ですw
人ごみがつらいので
宵山はもし雨が降れば覗きにいこうかとw
今回はかさらっと書くつもりが長くなりましたw
思いつきで書きはじめたので
間違いがあったらすみませんw
次は天神さま。。。
ント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩)
怒らせないように何か考えてみますww
封じ込める。 そうなんだぁ。。。
昔はもがさ送り(痘瘡)の行事だったからねぇ~^^;
でも祇園祭りの山鉾に飾られるペルシャ絨毯の美しさや
独特のお囃子が好き(。・ω・)ゞデシ
あの暑さ、人ごみの量は・・・
た耐えれません^^:
だから、閉じ込められてるみたいだったんだぁ~。
お勉強になったょ(*^ω^*)
不思議だったんだよねw
私のお姉ちゃんが、毎年、出雲大社に神様が集まる日に
行くけど。。。
その日は、神様達は放し飼いなのかなぁ?www
日本の神様ってすごく人間的ですよね~。
いろいろ調べてみたくなってきました♪
彼はカミであるスサノヲと交流していたそうな。
当時の人は交流するカミがあった場合、その名を自分の名として名乗った風習があった。
現在のスサノオ(スサノヲ)のイメージが荒ぶる神というのは、当時の有力豪族であった物部氏が失墜し、藤原氏が漁夫の利的に権力を納め、自分達を正当化する意味で古事記等を創作したからですね。
古事記のネタ本とされる物部氏の旧事本記などを紐解くと、色々とわかりますよ。
物部系の神社では蘇民将来という護符を配りますが、、、なんか長くなりそうなので止めておく(笑)
祇園祭も神輿でますが、あれと山鉾巡行は随分とイメージが
ちがうものね~。
祇園祭の間、八坂の神様は四条のお旅所に移動なさるとか。
それを祭りが終わると八坂の社へ戻される行事が夜中に執り行われる
のが、あれは、厳かで面白い、と思いましたね。街中にいるのを忘れます。
今年の祇園祭は視点を変えてみてみよーっと。
なるほど~♪
りんちゃん凄ぇ~ネッ(oゝД・)b
мёσ(・`ω´・)あれだ!
子供のころタヌキだったか狐だったかに憑かれてるって言われた気がしなくもないw
りんさんのブログ、いつも大変参考にしています。
私はアレです
「祇園祭萌え~うふふふふ~」
みたいな態度がまもなく始まりますwww
結局京都の出来事ならなんでも萌えに繋げるアレな人間です。
しかし今年はリアル疫病蔓延進行中ですから、
まったくもってちょうどいい流れじゃないですか。
そのあたりの動向も大変興味深く、
祇園祭を楽しく過ごしたいと思ってます♪
日本書紀や古事記を「嘘くさっ!」と思ってしまう者ですが
天照大神や素戔嗚尊の辺りはちょいと難しい本を読んだ事があります。
でも、愛読書(漫画w)の影響で、八坂の乙彦さんはイケメンというイメージがありまして。
当地で亡くなられた天神様もイメージがあるのですが
何せ怒らせると怖い方なのでめったなことは言えません。クワバラクワバラw
あ、次のお題は天神さまでどうでしょうか?
出雲の神々については
私も興味あります♪
一つ仮説を考えたこともあるのですが
まとめてないのでいずれ機会があればw
錦市場も結構前から観光名所になって
お店はあまり変化ないですけど
雰囲気は変わってるかもです
今 素戔嗚尊と櫛稲田姫命がおろち退治の後に 最初に建てた宮の近くに住んでおりますが♪
本来出雲の神様たちが なぜ日本中に散らばったか、その理由を探るあたりで頓挫してます
元来 国譲り等の記述もあるのに トコトン突き詰めると あやふやになっていく…
苦戦してますが、さらに資料を探します
さて、この時期 祇園さんの話は懐かしくて ありがたいですね 錦市場も行きたいな☆
無駄に長いブログ読んでくれてありがとww
ちょっと文字数制限でかなり削ったから
わかりにくくなったかも。
そうそう、ことしも装飾を新調したところがあるから
それが見ものです。人ごみ嫌いだけど行ってみるかなw
りんさんのガイド付きで祇園祭見物したら楽しめそうだの♪