いちばん頑張ったといえば出産でしょう
- カテゴリ:人生
- 2009/06/20 19:36:40
出産は命がけです。
出産は病気ではないし、普通に生物が行うことで、当たり前に行われている営みです。
でも、入院したり(入院しない人もいるけど)、点滴をしたり、手術をしたりすることもあるし、死んでしまうことだってある。
これは人に寄って様々でしょうけど、私の場合はホントに大変でした。
妊娠したことが分かった途端、「切迫流産」という病名が付けられ、胎児が育つうちに「切迫早産」へと変わっただけで、安定期というものは存在しませんでした。まぁ仕事してましたしね。
私は出産を2回経験したのですが、2回とも出産なのに健康保険が効きました。(普通出産は病気ではないので保険証が使えません。なので、出産費用は自費になります。当然入院費用もそうなりますので、病気で入院するよりお金がとってもかかります。)要するに、私の出産は「異常」と診断された訳で。
しかも2度目の出産は双子でしたので、さらに大変でした。
1度目の出産のときは、普通に分娩台で出産出来ましたが、ものすごい難産で、薬を使ったり、酸素を入れられたり、いろいろされましたが、ものすごく時間がかかりました。あまりに時間がかかるので、
「もう今日は産むのをやめる〜。帰る〜」
と分娩台の上で我が儘を言い、家族に恥をかかせました(笑)。
私は医療従事者なので、医師も看護師も良く知っているので、余計に甘えが出たらしい。もっともそれは医師も同じで、私が丸一日経っても産みそうでないので、途中で「私はもう帰るから」とか帰ってしまい、当直応援の見知らぬ医師にバトンタッチされてしまいましたが。
まぁ、それでも何とか産めたんだから、ラッキーです。
2度目の双子のときはもっと大変でした〜。
これは書き出すと長〜い長〜い話になるので、止めときますが、散々陣痛に耐えた挙げ句に帝王切開しました。
麻酔をかけると陣痛が無くなって一瞬は嬉しかったですが、術後の痛みはそれはそれで痛かったので、出産後は普通に自然出産したほうが楽ですね〜。
女には出産の痛みに耐えられる力があるとか言われますけれど、あれは半端じゃないっす。(もっとも人それぞれで出産が楽なひとはホントにあっという間に産んでしまいますけどね〜)
陣痛のものすごい痛みの波の合間に一瞬気を失うんだけど、あれが気持ちよくてね〜。
握りしめた手のひらが皮が剥けて血が出て、まめにもなっていたのを出産後見て、「おお!」とか思いましたよ。
私も頑張りましたけど、子どもたちも頑張りました。
まぁ、私も医療従事者なので、色々と「看護婦さんの出産はうるさい」と聞かされていたので、ひたすら耐えてました。
出産の痛みを、旦那に対する怒りに替えて・・
私だって実習で出産は見てきたし、勉強したから色々情報は持っているのに、私より頭側に立っている旦那が
「もう頭が出てる」とか云って、励まして?くれてたけど、
心の中で私が叫ぶ。
「そんなわけ無いやろ!!
まだ排臨さえ来てへんわ!!!
いい加減な事云ってんな。このボケが!!」
で、生まれたのが長女。
次の長男は、
「2人目はラク・2人目はラク・・」と自己暗示で出産。
まぁ、ゆふぃサンに比べたら、軽いお産でしたね。
でも本人的には、必死ですけど。
「出せばラクになる。
出せばラクになる・・」女はやっぱり強くなっていきますよね。
こんな思いして、人を産むんだから。
どうもありがとうございます。
感謝してます。これからもよろしくお願いします。