Nicotto Town



第三十六話 6時が0時 (世界半周旅行記)

冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記

第三十六話 6時が0時


(前回までのあらすじ)
ようやくタンザニアに到着しました。
銀行で両替すると交換レートが悪いので
闇両替を利用します。
でも、罠が仕掛けられているので、
慎重になってしまいました。




(6月25日)
今日は予約デー。
明日10時に出発するザンジバル行きのダウ船の予約をし、キゴマに行く汽車の予約をし、
ついでに、インドに戻る飛行機の予約をしておきました。
汽車の予約は、外国人枠が6人分有り、そのうちの3番目ということなのですんなり取れました。
どうも、外国人には親切らしく、他の人より先にさっさと処理をしてくれました。
インドに戻る飛行機は、8月5日にしました。
夜は、中華を友人におごってもらいました。
この友人、明日からサファリーに行く予定が入っているとのことで、おごって貰うのも今日までです。


(6月26日)
タンザニアでは、午前6時を起点に時間を表わします。
つまり、0時といえば、午前6時。4時といえば、午前10時。6時といえば、午後0時という風に。
夜は、午後6時を0時として、午前0時は6時、午前4時は10時。
さて、10時に出発する予定のダウ船に乗るつもりで、港に向かいました。
時間が余ったので、スワヒリ語の本を眺めてたりして過ごしていました。
船は10時にでると聞かされたので、船のチケットに書かれている「Sea 10 Alfajiri」というのを
みて、10時出発だと思っていました。
でも、Alfajiriってなんだろうと調べてみたら、「夜明け前」の意味だと書いています。
何言ってるの、10時は夜明け後でしょうって思いましたが、よくよく考えてみると、朝の4時のこと。
チケットをよく見てみると、確かにAM4時と書いている。Sea 10 Alfajiriのほうがスワヒリ語で
書いているので、スワヒリタイムだったんです。
つまり、この10から起点となる6時の6を引くと4時というわけ。
乗るべき船はとっくの昔に出発していたわけです。
他の船会社を捜して、午後1時出発の便に乗ることが出来ました。途中で、高速ドルフィンに
あっさり抜かれたりしましたが。
結局ザンジバルに着いたのは、午後の7時でした。
先に着いたドルフィンに乗っていた人達は、強制両替させられたそうですが、ダウ船の場合は
そのようなこともなく、すんなり上陸できました。
泊まる宿をフラミンゴゲストハウスにしようと決めていたので、いろんな人に行き方を聞き、
最後は自転車に乗っている人に道案内して貰って、到着することが出来ました。
この宿には、7年間ニューヨークに住んでいる日本人と、6年間日本に住んでいたアメリカ人が居ました。


(6月27日)
ダルエスサラームにいたときに、ニワさんに、酒場で両替できると聞いていたので、とりあえず
酒場に行ってみました。1ドル300シルで両替するとのこと。
宿に戻ってその話をすると、宿での人が1ドル320シルで交換してくれるとのこと。
両替したドルはどうするのって聞いたら、ヨーロッパに旅行するときのために貯めているとの
ことでした。それに、ドルがないと、車の部品とかも買えないそうです。
今日、また日本人が一人増えました。学生さんで、6月から旅行を始めていて、半年くらい
あちこち回るとのことです。その学生さんは、船で知り合ったドバイ人に夕食をおごってもらう
約束をしたらしく、張り切って出かけて行きました。でも、夜中に帰って来ました。
ホテルに泊まっていけとすすめられ、そうしたら、迫ってきたそうです。
相手は男色(なんしょく)だったそうです。




(第三十七話につづく)



スワヒリタイムで、時間が6時間ずれているのを
知っていたのに、チケットの時間をそのまま読んでしまい
乗り損なってしまいました。
ザンジバル島に船で渡って、島の生活を送ります。


次回、「第三十七話 椰子の実を砂浜に埋める」をお送りします。
乞うご期待。

アバター
2009/06/23 06:40
要確認お願いします。
アバター
2009/06/23 06:32
時間のずれは。。。。。やってしまいそう。。。。あわて者のジュネですから(。◕ˇ_ˇ◕。)ぅぅぅ・・

海外っていろんなところで両替できるんだぁ~そしてレートがいろいろ

日本にもそんな所あるんだろうか。。。。
アバター
2009/06/22 09:15
男色はおいといて・・・と・・・

タンザニアの時間、わかりにくいなー・・
「ウチの時計、5分早いから。」ってのとは
ちょっと違うよなぁ・・・

でも乗り遅れても
現地にちゃんとたどり着いてるんやな〜(^^)

なんていうか、どんなときでも機転がきく
生の体験が豊富なんやな〜って思うよぉ。

次の「椰子の実を砂浜に埋める」って
ロマンチックそうな話・・・期待してます(  ̄∇ ̄)
アバター
2009/06/22 09:11
え・・と・・↓うんというて、何食もおごってもらったんかいな・・・
アバター
2009/06/21 20:20
亀吉さん
タンザニアだけじゃなくて、日本にもそれぞれの都市の名前をかぶせた
ローカルタイムがあるようですが。
まあ、1時間遅刻したときの言い訳に使われるみたいですけど。

えみりーさん
カタカナで書こうと思ったけど、感じの方が印象がいいかと。

tottocoさん
いい質問ですね。
みんな、住所不定で、ほとんど連絡ついていません。
まあ、アドレス交換はしなかったんですけど。
今だったら、メアド交換なんてやっていたかも知れませんけどね。

和哉さん
自分の文章に「男色」って使うのは、初めてです。
これも、文殊の知恵のおかげで。

かちゃさん
みんなが間違えているから、あえて使ってみました。>男色

まーちさん
だじゃれ、大歓迎です。
そもそも、「男色」を問題にした元の文章というのが、
『美少年好きのM先生(男性)が突然学校を辞めた理由を校長先生に聞いたところ、婉曲な返事しか帰ってこない。多分「真相をダイレクトに伝えることに男色をしめしたのだろう」』
という、だじゃれから来ていたわけで、まさに、難色を示したわけです。
でも、このドバイ人に魅入られた彼も、うんといっておけば、何食もおごってもらえたかも知れないのに。
アバター
2009/06/21 17:57
お友だちは男色の相手に迫られて難色を示した訳ですね。
・・・すみません、調子に乗りました(^^;)
アバター
2009/06/21 11:22
24時間制でも一瞬考えちゃうのに、
その上スワヒリタイムなんて無理(TωT)

男色・・・そう来たか~(TεT;)チェッ
アバター
2009/06/21 09:04
男色がこんなところにつながっていたとは……!
そういう時間軸って、難しいねー。

黒ガチャ回したのではないのよ。
知り合いがどうしても欲しいってもだえてたから、
フリマでゲットしたのー。
損得あまり考えないでやればゲットできるもんだねー。
アバター
2009/06/21 08:47
スワヒリ時間がかかれてないと・・・
現地の人はスワヒリ時間で集まっちゃうのか・・・
ややこしやぁ~~( ̄▽ ̄lll)

ところで・・こうやって知り合った人のなかでまだつながってたりする人いる?
アバター
2009/06/21 02:02
ここで男色出てきたか・・・・
アバター
2009/06/20 20:48
スワヒリタイムは、初めて知りました。
旅行に行くときの参考になります。(たぶんないけど)

次回の「椰子の実編」が楽しみです。
椰子のみ博士ですから。



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