試しに腐ってみました その2
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/12 20:02:08
タイトルこれで決定か?
「まあ、そうだな。とりあえずおれと旅をしてもらおうか」
思考を過去から現在へ戻すと、ティーグはそう言った。
「旅ですか?」
「ああ。だかその前に今直ぐすべき事がある」
急に笑顔を引っ込めて睨みつけそう言うと、子供が硬直したのがわかった。
それへと安心させるようにもう一度笑いかけると言った。
「まずは飯を食う事だな。お前は何が食いたい?」
もうお腹いっぱいです。と言うのを無理矢理食べさせ、限界まで食べさせる。
「ほ~らみろ。まだそんなに食べられたじゃないか」
そう言って笑うと、セルカは困惑したように「はあ…」と言った。
セルカがわずかに食べただけでお腹いっぱいだと言ったのは、単に遠慮しているからだと言う事はすぐに分かった。
もしかしたら、お腹いっぱい食べたらその分無茶な命令をされるのではないかと怯えていたのかもしれない。
だから、そんな事はないと安心させてやりたかった。
「さて、腹は膨れたし、日はまだ高いし、これから買い物に行くか!」
「買い物…ですか?」
まだ昼飯が済んだところである。今日は仕事も入っていないし、することもない。そこでセルカの為に必要なものを買いに行く事にした。
が、その前に…
「その前に水浴びでもするか」
ティーグはそう言って、セルカを改めてまじまじと見つめた。
その姿は、生まれてこのかた風呂に入れてもらった事がないんじゃないかと思うくらい汚い。
正直、よく食堂に入れたと思うほどである。
宿屋に荷物を預けると、川の下流のある町はずれまで来た。この川は、町の真ん中を南北に突っ切るように流れている。
ここまで来れば流れも緩やかだし人目もないだろうと、ティーグはセルカに服を脱ぐように言いつけた。
「え…あの…」
恥ずかしいのか、顔を赤らめて逡巡するセルカの服を無理矢理ひっぺがすと川の中へ放り込み、自分も服を脱ぐと水の中へ飛び込んだ。
ティーグの一族は、水嫌いの多い猫科の中ではめずらしい水浴びを好む一族で、ティーグも例にもれず水浴びが好きだった。
ゆるやかな流れの中でひとしきり水の感触を楽しんだ後、呆然と自分を見ているセルカに向き直る。
未だこの世界では珍しい石鹸を使って丹念に頭のてっぺんからつま先まで洗うと、セルカは意外と色が白い事がわかった。
その身体が、細すぎる事も。
(うっかり力入れすぎたら、ぽっきり折れそうだな)
セルカの、おそらく栄養失調によると思われるこの年齢にしては未発達な骨や筋肉に、自分でもらしくないと思いつつも胸が痛んだ。
1話分が短くて話数多くなるのと、
1話分長くして話数減らすのとどっちがいいでしょうね?
どっちも嫌だと言われたら…どうしようw
とりあえずどっちでもない…ハズです^^;
ほぼ完成していて後は細部見直してコピペするだけなので、
こちらはそんなに負担じゃないです^^
みなわさん、今晩は。
実は書いたのは結構前なので、こちらはもう大丈夫なのです。
…まだ見なおさないとならないところはありますが^^;
HPだと長くてもそんなに負担に感じないんですけど、
ブログだとなんか長いとメンドクサイかな~とか思いまして^^ゞ
シフォンさん、今晩は。
はい、ネコ科なんです^ー^
一話分が長いと読むの面倒かな~とか、
かと言って話数が多いと完成まで時間がかかるので、それも面倒かな~とか思いまして^^;
ゐ故障中さん、今晩は。
デミヒューマン…亜人間でしたっけ? 横文字は天敵orz
ちょこっと違うかなかな?
>キャッキャウフフ
・・・ですw
まさかのデミヒューマン!
川でキャッキャウフフですね///
徐々に分かってくるのって楽しいですねえ。
1話が長くて数も増えてもぜんぜんOKだと思いますし~。
気分が乗って書いてるときは長くなっても面白いし、
迷いながら書いてるときは、短く切った方がいいような←経験談です^^:
ショタものですか?!
安奈さんがムリのない方法でよいと思いますよ~。^^