腐ってみました9
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/19 19:40:08
区切りを間違えた気がする…orz
もうちょっと進めておけばよかったわ^^;
とにかく、中身はともかく外見はいいティーグは女性に誘われることも少なくなかった。
一人で旅をしていた以前なら相手が依頼人の嫁さんだろうが何だろうが誘われればそれに乗っていた。
たとえそれが家庭内争議に発展して離婚しようが何しようが、ティーグにはどうでもいい事であった。
しかし、流石に子供の目の前でそればまずかろうとセルカと共に旅をするようになってからはそう言った誘いはことごとく断っていた。
だが、もしかしたらその気にならなかったのは、一緒にいるのが子供だったからではなく、セルカだったからなのだろうか…。
なんて事を、セルカの頬に手を置いたままぼーっと考えているティーグだった。
…最近どうも変だ。
わからないと言うセルカの誕生日をティーグがセルカを引き取った日に決め、15才の祝いをした数日後からどうも変な感じがする。
どうと言って説明のしようがないのだが、セルカの側にいると何と言うかこう…むずむずするような。
好きとか愛してるとか抱きたいとかと言うのではなく、セルカがと言うよりもセルカがまとう気に何かこう…自分の存在そのものにかかわるような不安感を抱かされる。
「どうしたんですか? ティーグさん」
このところのティーグの不審な挙動に、セルカが小首を傾げて訊いてくる。
それへと何でもないと笑顔で返しつつ、それでもその不安感の元を探ろうと思いを巡らせていた。
なんだろうこの不安感は。ずっと前にも感じた事があったような…。
それはずいぶんと昔。セルカどころか、おそらくセルカの両親すら生まれる以前の事。
『オマエ、妖魔だろう』
町を出たところでそう声を掛けられた。
振り向くとそこにいたのは、長い赤毛を無造作に後ろで一つに括った若い男。
纏う気になにやら自分の存在を脅かすものを感じる。
『なんだ、お前』
身体ごと向き直りそう訊ねるとそいつはニヤリと笑い、『否定しないって事は、やっぱりそうなんだな』と言った。
確かに自分は妖魔だが、これまで人間に迷惑を掛けた憶えはない。--まあ、家庭内争議の元になった事は何度かあったが、それはその夫婦の問題だし--にもかかわらず、そいつは腰に下げた剣を抜くと、いきなり襲いかかってきた。
それを後方に跳ねて間一髪でかわし、なんとか説得しようと試みるが相手は聞く耳を持たない。
爪で攻撃してうっかり大怪我させてもまずいので、仕方なく自分も腰の剣を抜き払う。
すると相手は跳び退って間合いを取ったと思うと、腰に下げた陶器製の瓶のフタを開け、口をティーグの方へ向けてきた。そこから飛び出してきたのは…自分と同じく獣と人の姿を持つ妖魔。
『なんだ…お前?』
我ながら間抜けな問いかけだと思う。
すると炎の気を纏うそいつは自嘲するように笑い、『悪いな、俺はこいつの命令に逆らえないんだ』そう言うと紅い獅子のような獣へと姿を変え、いきなり襲いかかってきた。
氷と炎。通常なら炎が圧倒的に有利だが、ティーグの氷は炎すら凍らせる。
自分の呼び出した妖魔が不利だと見ると、赤毛の男は第二第三の瓶を開けた。
妖魔を封印して使役する、そいつは封魔師だった。
あはは^^;
折角の炎の気なのに、強くなくてすみませんm(__)m
どうも書き方しくじったようで、実は町を出たところからは回想なんです。
わかりづらくてすみませんι
セリフを二重カギカッコにするとか、ちょっと変えればよかったですね。
今更ですが、後で変えときます~^^;
サモナーか陰陽師か分かりませんが、やっつけちゃえ!
何かつながりがあるんでしょうか~。
そしてライバル登場なのかな!?