腐腐腐 てへぺろ 10
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/20 20:09:27
すみません、前回最後の部分は回想だったんです^^ゞ
自分がわかってると相手もわかってると思い込んでしまうと言う悪い癖が…。
失礼しました<(_ _)>
結局そいつは封印した妖魔に対する扱いがひどかったとかで、三匹の妖魔の攻撃をかいくぐって仕掛けたティーグの爪で瀕死の重傷を負うと、呪縛の解けた炎の妖魔にとどめを刺された。
そいつとセルカの纏う気が似ている感じがする。もしかしたらセルカは封魔師の才能があるのかもしれない。
例えそうだとしてもセルカはあの男のように見境なく戦いを挑むような人間にはならないだろうが、もしかしたらいつか自分が妖魔だとセルカにわかってしまうかもしれない。その時セルカがどういう態度を取るのか。それを思うと暗い気持ちにならざるを得ないティーグだった。
「なあ、お前妖魔ってどう思う?」
なのである日宿屋の食堂で、何気ない素振りを装ってセルカにそう問いかけてみた。それに対しセルカはこくんと首を傾げると、「う~ん…」と言った。
「う~んと…よく分らないです。会った事ないですし」
そう言って考える間中断していた食事を再開する。
・・・まあ、大半の人間は会った事がない(もしくは会ってもそれと気づかない)だろうが、人間にはない特殊な力を持って人を襲う噂は流れ、妖魔という言葉にすら怯える人間もいる。それなのに・・
それを会った事がないからと「わからない」とあっけらかんと言うセルカに気が抜けた。
もしかしてもしかして、セルカならティーグが妖魔とわかってもあまり気にしないかもしれない。
しかし、今それを確かめる術はなかった。
自分が妖魔であるとセルカに知られずにすむならすませたい。しかしセルカが封魔師ならばいずれは気付かれてしまうだろう。その時何も言ってなかったら騙されていたと思うかもしれない。
だが、もしもセルカが封魔師でないかという自分の感覚が間違っていたら…やはり…いや。
ここまで考えたところで、この先ずっとセルカと一緒にいたらたとえセルカが封魔師でなくてもいつかは気付かれてしまう事にようやく気がついた。
思わず自嘲の笑みがこぼれる。
「どうしたんですか? ティーグさん。いきなり笑ったりして」
多少苦戦したこの町での化け物退治の仕事を終え、食事の後町を一緒に散策していたセルカがティーグの笑みに気付いてそう聞いてきた。それへとニヤッと笑って「なんでもない」と返すと、「宿へ戻ったら話がある」と告げた。
どうやら自分はまともな判断力を失っていたらしい。なるほど、大した相手でもないのに苦戦する訳だ。
このまま一緒にいればじきにセルカは嫌でも気づくだろう。
ティーグがまったく年を取らない事に。
わかっていただけてよかったです^^;
>小野不由美さん
十二国記の人でしたっけ? 読んだ事ないのでいまいちピンとこないんですが^^ゞ
ひーさんというよりも、小野不由美さんなんかも、ちょっと思い出したりして^^
はい、実はそうだったんです^^;
そう、知らないんです。教えてないのでw
>新しく出来た彼氏に
もしかしてシフォンさん、そんな過去があるんですか?^ー^
ジュンさん、今晩は。
気をつけて行って来てくださいね。
戻られた時に期待外れに…なってないといいのですが^^;
ゐ故障中さん、今晩は。
あ、わかっていただけました?
よかったです^^; ありがとうございます。
文面で分かりましたよ^^
そしてセルカちゃんはティーグさんが妖魔だということを
知らなかったんですね。
これは新しく出来た彼氏に実は美容整形をしたことがあるという事実を
告白するかしまいかと悩む女の子の気分・・・に似てる気がしたりして。