いつも素敵な和湖様にささげる物語

第七話 闇の女王と憧れのアルバイト

　それは、こはるが、くろえるさんからいただいたチゲ鍋を温め直しているときでした。
ピンーポーン。
こはる「はーい。ああ、和湖さんじゃなくて闇の女王、いえ、女王様こんにちは」
和湖女王（以下女王）「女王様？？女王様？？ こはる、あなた、赤ガチャでいいものが当たったからって、ちょっと浮かれすぎてるんじゃない」
こはる「そ、そんなことはありませんよ」
女王「ならば、単なる女王様？繊細ながないんじゃなぁい？」
こはる「は、失礼しました。繊細さがない女王様」
女王「誰が繊細さがないのよ。どうせ、あなたに繊細なんていわせたら、洗剤とか漫才とか言うから、そのまま女王様でいいわよ」
こはる「分かりました。そのまんま東の女王様」
女王「もう。ところでこはる、赤ガチャで、なにを当てたんだい？」
こはる「ええ、ネコの尻尾にピンクのリボンショルダーが当たりました」
女王「ほう、いいものが当たったな、わたしなんか、背景が20個に、あとは、靴下だ」
こはる「あらら、運が悪いことで、女王さま」
女王「しかも、毎日ガチャガチャやってたから、もうコインが残り少ない。そこで、少しアルバイトをして、コインを貯めようと思うのだが」
こはる「アルバイトって、ニコッとタウンでは、アルバイトなんかないですよ」
女王「ふふふ、いい情報を手に入れたんだよ」
こはる「また、スタッフ部屋で、盗み聞きをしたんですか？」
女王「おい、人聞きの悪いことを言うなよ。またはないだろう。といっても、実はスタッフ部屋から持ち出してきたんだ。このアルバイトのリスト」
こはる「やっぱり」
女王「で、どうだ、どれがいいと思う」
こはる「ええと、どれどれ」

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【皿洗い】
　（内容）チワワ食堂での皿洗い
　（時間）24時間（3交代）
　（備考）失敗作が賄いとして食べられます

【代打】
　（内容）アッシュが疲れたときに、７ならべの代打ちをしていただきます
　（時間）24時間（待機あり）
　（備考）イカサマができること

【ダイスの片付け】
　（内容）クローリアンのダイスを出発点まで運んでいただきます
　（時間）24時間（3交代）
　（備考）体力と知恵が必要です

【販売員】
　（内容）ゲーム広場のケバブ屋台で、ケバブの販売をしていただきます
　（時間）11時～21時
　（備考）要普通自動車免許。明るい方希望

【配達】
　（内容）クリスマスプレゼントの配達をお願いします
　（時間）12月26日
　（備考）靴下を置いている家が対象です

【秘書】
　（内容）ニコットさんの秘書を募集しています
　（時間）12時～24時
　（備考）カップヌードルのお湯を切らさないのが主な仕事です

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こはる「配達って言うのがよさそうじゃないですか。クリスマスプレゼントを配るなんて」
女王「そんな面倒なのはいやだな。この最後の秘書ってのが気に入ったんだが」
こはる「ああ、簡単そうな仕事ですね。でも面接に受かるかどうか」
女王「ふん、任せとけって。楽な仕事でバリバリ稼ぐぞ、じゃあな」
（ピュン）

こはる「いやー、面接で落ちるに決まっているのに。さーて、ニコッと家具やの屋根で遊んでこよーっと」
（ピュン）

＝＝翌日＝＝

こはる「今日も赤ガチャで遊んでしまった。コインが足りないからゲームでもしてこようっと」
（ピュン）

こはる「ゲーム広場に着いたぞ。あれ、あそこでケバブを売っているのは」
女王「こらー、悪がきども、勝手に屋根に上るな～」
こはる「やっぱり女王様だ。知らん顔して7ならべで稼ごうっと。おや？今日はチワワじゃないんだ」
女王「おい、手札を見せろ。変なとこ止めるんじゃないぞ」
こはる「女王様がチワワの代打ちなのか。７ならべはやめてクローリアンで遊ぼーっと。なんだ？出発点にダイスが置いてないな。もしもし、スタッフさん。ダイスがないんですがー」
女王「今もって行くから待ってろ。しかし、ここは右前左でいけるはずだが、通れないぞ、ええい、めんどくさい（バキバキバキ）」
こはる「ダイス片付けのアルバイトもしてたのかー」




第七回こはる劇場いかがでしたか。

この物語は、フィクションで、登場人物は、ニコッとタウンの住民とは一切関係ございません。
ということで、くろえるさん、ご出演ありがとうございました。
和湖「おい、こはる、チワワって、料理がへたくそだな」
こはる「皿洗いのバイトもしてたのか～」