第四十一話タンガニーカ湖のノラかば 世界半周旅行
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2009/07/26 19:44:41
冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記
第四十一話 タンガニーカ湖のノラかば
(前回までのあらすじ)
一日半掛けてタンザニアを横断し、西の外れキゴマに到着。
そこからは、世界で5番目に大きな湖タンガニーカ湖を船で北上し
ブルンジに移動しました。
親日家のカメヤ君にいろいろと案内してもらいました。
しばらくブルンジをぶらぶらします。
(7月10日)
昨日昼寝をしたせいか、はたまた、蚊が多くて眠れなかったせいか、お昼頃までぐっすりと寝ていました。
お昼から街に出かけました。バスセンター横のスタンドで、両替の声を掛けられました。予定通りです。銀行だと1ドル170フランなのに、闇両替だと210フランになります。
スーパーマーケットがあり、小さな店と違って品揃えが豊富でした。アイス、ハム、ベーコン、チーズ、ジュース、ジャム、日本の蚊取り線香まで置いています。Mosquit Coilと書いているのを買ってきました。
夕方、カバが散歩するというので、タンガニーカ湖の湖畔に行ってきました。
すると、湖の上に、小さい耳だけ2つ見えています。その耳が、くるくるっと回ってとても可愛らしい。しばらくすると、息が苦しいのか、顔を水面に出してきます。はい、のらカバです。
インドでは、のらウシ、のらゾウ、のらワニなどを見ましたが、のらカバは初めてです。毎日、夕方の6時から7時ころに陸に上がって散歩をするとの話でしたが、6時を過ぎても、耳クルクルだけだったので、あきらめて帰りました。
レストランに入って、「メニュー」が欲しいと言ったら、コース料理を持ってきました。ああ、ここは、フランス領だったんだと思い出させてくれました。そう、フランスでは、メニューというのは、コース料理のことを指すんでしたよね。(※1)
文化もフランス風です。大きなムシカキ(※2)とビールをおいしく頂きました。
夜は、Mosquit Coilのおかげで、蚊に悩まされることなくぐっすり寝ることができました。
(7月11日)
今日もお昼まで寝ていました。
トラベラーズチェックをドル紙幣に両替してくれる銀行があるというので、行ってきました。昨日は、3時を少し過ぎてから行ったので閉まっていましたので、今日は少し早く2時に行ってみましたが、閉まっていました。なんでも午前中しか開いていないそうです。
郵便局経由でスーパーマーケットに行き、200円くらいのアイスを買って食べました。
銀行の前で、40歳くらいの日本人を見かけましたが、向こうはこちらを無視していました。でも、スーパーでまた出会ったので挨拶をしました。でも、態度が素っ気ない。なんでも、文部省(※3)の関係で、ザイール(※4)に行く途中だとのことで、ナイロビからこちらへ来たばかりだそうです。まだ、旅慣れていないから、日本人を見ても素っ気ない態度をしたのだと思います。
夜は、いつものようにビールとムシカキの夕食にしました。ビールを頼むときには、例えばアムステルビールを頼むときに、Amstelとだけ注文すると、生ぬるいビールが出てきます。冷たいビールを飲みたいときには、冷たいに相当するbalidiをつけて注文しなければなりません。ところが、Amstel balidi、と注文するところを、間違えてAmstel bilidiと言ったら、ビールを2本持ってきました。数字の2はmbiliなので、2本と勘違いされたようです。小瓶2本だったのですが、それだけでふらふらになり、ホテルに帰って寝てしまいました。お陰で、予定していたシネマにもディスコにも行けずじまいでした。
(7月12日)
昼は街をぶらぶらして、パパイヤジャムとパンを買って帰りました。
夜、映画館に行きました。8時半からのスタートです。少し遅れていったら、教育映画をやっていました。しまった、こんな映画だったのか~と、30分くらい見ていたら、その映画は終わって、次は「The Evil dead」という恐怖映画でした。
(第四十二話につづく)
※1 メニューがコース料理のことなら、あの文字が書いている
あのメニューは何というかというと、カルテだそうです。
※2 ムシカキは串焼き肉です。
※3 今の文部科学省。
※4 今のコンゴです。
ブルンジでは、充実したスーパーマーケットがあり、おいしいものを
食べることができました。
タンガニーカ湖ののらカバは、耳をクルクルさせてとても愛嬌がありました。
レストランで、注文を間違えて、ビールを2本飲む羽目になったり、
見に行った映画は、恐怖映画だったり。
明日はギトガに行って、カメヤ君と再会の予定です。
次回、「第四十二話 アフリカで温泉につかる」をお送りします。
乞うご期待。
ムシカキが蒸し牡蠣って、それ、日本語のママじゃないですか。
カメヤ君はその通り。前にブジュンブラを案内してくれた大学生です。
まーちさん
そう、カバってすごく大きいけど、湖の中でぷ~かぷ~かと
のんびりしていて、耳をくるくるって回すので、とても愛敬があります。
見たかった映画があったんじゃなくて、街に映画館が一軒しかなかったので
とりあえず入ってみただけです。
ジュネさん
にっこり。
とらっちさん
野生の猫なら、ここにいますけどね~。
首輪はつけないでくださいね。
ちくちくさん
人と共存しているってかんじです。
のんびりと~。
KINACOさん
多分、見ても日本人だとは思われなかったのではないかと
おもいます。
日焼けして真っ黒で、ヒゲぼうぼうでしたから。
亀吉さん
それもいうなら、フィリックス・ザ・キャットではなかったでしたっけ。
南の島のヒロさん
ポルトガル語なら、カルタとなるとこなんでしょうかね。
まあ、何にしろ食べられたからいいかって。
のらでも耕すんやろか? メニューがカルテでっか、患者やがな。
「のらくろ」 と、「フェニックス・ザ・キャット」の区別つく?
「この小汚い人が、こっちを見てる。。。ああ、なにか取られるんじゃないかしら」
それが心配で、素っ気なかったのです。
子どもがみちゃいけない映画って共通点はあるけど、
そっちじゃないのにね〜(*´ーωー`)ざんねん・・・
のらカバ、いいね〜(^^)
柵も檻もゲージも無い世界で
自由に生きている動物って
それだけで感動するだろうなって思う。
次も楽しみにしてるよぉ〜(ー▽ー)ノ
ザイールなくなってたんですね。^^
いい旅ですね。読んでるだけでも楽しいです。
あはは、野生のカバって言うとすごそうだけど、
のらカバって言うとのんきそう(^^)
ホントに観たい映画は何映画だったんですか??
そっかフランス領だったから食べ物がとってもおいしそぉなんだ・・・
ムシカキって蒸した牡蠣かと思ってた・・・そのほうがおいしそ(*´σー`)
カメヤ君っておごった人だっけ?