鉄の女、死す…
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- 2013/04/08 22:02:44
イギリスの元首相マーガレット・サッチャー女史が亡くなりました。
87歳だそうです。
この方が鉄の女と言われた所以は、自己の発言に対し
安易な妥協をしなかったことです。
一番有名なのは1982年のフォークランド紛争でしょう。
国際的にイギリスの自治権が認められていたフォークランド諸島を
アルゼンチンが軍事占領したことに端を発します。
距離的にはイギリスからは1万km以上、アルゼンチンからは300km足らず。
しかし、貴族権は国際的にイギリスにありました。
サッチャー女史は間髪を入れずアルゼンチンに宣戦を布告。
空母2隻を中心にイギリスのほぼ全艦艇をこの作戦に投入。
自らも戦場の空母に赴き戦線を視察。兵士に訓示をしました。
紛争そのものは圧倒的戦力のイギリスの勝利に。
しかしサッチャー女史が『鉄の女』と言われた真の所以は
当時『ゆりかごから墓場まで』といわれた社会保障制度の大改革です。
就任当時、イギリスの財政は大きな赤字を抱え国債の評価ががた落ちでした。
そこで社会保障制度で青年層、就労可能年齢層の医療自己負担を増やし
食料品以外の間接税を導入。
収益の上がらない石炭炭鉱の閉鎖。
国営企業の民営化。
上げ連ねたらきりがありません。
ちょうど北海油田の開発も成功し国債の信用度を世界最高レベルに
引き上げたのです。
現在イギリスはEUに加盟はしていますが、ユーロは導入していません。
不良債権を多く抱えている国が多いことに寄るものですが、導入しなかったのは
サッチャー女史の陰の発言があったためとも言われています。
いずれにしろ、20世紀最高級の政治指導者であったことは間違いないでしょう。
この教科書のような政治指導者を女と酒と金しか追いかけない
日本の政治業者はどこまで見習えるのでしょうね。
まぁ、無理な話でしょうが。
また1つの時代が終わりを告げたこと。これは確かでしょう。
お疲れ様でした。
貴女のリーダーシップを多く学ばせていただきたく思います。
宗派は異なりますが、ご冥福を祈ります。
現役時代の記憶が まだそれほど色あせてないんですが
もうこんなにご高齢だったんですネ。。。
ご冥福をお祈りいたします(-人-
提督教えてくれてありがとう(*- -)(*_ _)ペコリ
この世界で共に生きる方で最も偉大な改革を成し遂げた偉大な女性でした(゜ーÅ) ホロリ
それぞれの国にこの方が一人居れば世界はきっと変わっていたでしょうね
経済だけではなく誇りあるイギリスを最も愛された方だと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます(T人T) ナムナム