映画「紀子の食卓」★
- カテゴリ:20代
- 2013/12/05 11:00:07
観ちゃった、、観ちゃった><
やっぱり園子温さんの映画は怖い><
ただ、今回は情報なしで「園子温さん監督作品だから、、」と思い、
DVDを借りて、家でまったり観ました★
始めは、ちょっぴり影のある家族のホームドラマかな〜と甘く
見てましたが、じわじわ、、闇の世界へ進んでいくのでした><
ホップ・ステップ・泥沼〜(・×・)
タイトルにもあるように、家族が一緒に夕食を食べているシーンが
心に残る映画でした。
食べ終わったみかんの皮を丁寧に包み、灰皿に載せる徹三。そして
その娘の紀子、高校?年生(吹石一恵さん)がこの映画の主人公。紀子は、
家族と静かな田舎町でくらしていたが、自分の居場所はここではない、、
と思い、父親に反対されながらも、家出をし、東京に出る。
ネットの掲示板で知り合った「上野駅54」という子と出会う。
ネットで話をしていた頃から、紀子はその子に支えられ、励まされ、
憧れの存在だった。そんな憧れの「上野駅〜」と、紀子は生活を
共にする事になった。
上野駅〜というのはハンドルネームで、本名は「クミコ」という。
出会ってすぐ、クミコは自分の家族に会わせると言い、両親や弟、
おばあちゃん家に紀子を連れて行き、仲の良い家族を紹介していた。
紀子は、そんな家族を見ながら、本当の家族は、自分がいた田舎の
家族ではなく、ここにあるんだと感じた。
が!
クミコが会わせた家族は全員赤の他人。クミコはレンタル家族
の仕事をしていたのだ。そして、いつしか紀子もレンタル家族の
仕事をする事に。
そんな中で、ある事件が起きる。ユカが家出し、新宿では
「自殺サークル」のメンバーと思われる高校生の集団自殺。
もう、この辺から、血みどろなシーンや怖さが倍増><
そして、徹三が紀子とユカを探すため、娘達が残していった日記を
読みあさり、東京に出て、レンタル家族に近づいていく、、、。
というストーリー。
家族とは?自分とは?そして、
あなたは、あなたと関係してますか?
というのが、この映画からの問いかけ。
理想の家族、現実の家族、「こうであってほしい」
「こうあるべき」という思いは、誰しもが持っているもの。
ただ、もがいても、その差は埋められない。ということかな?
ただ、少しでも、楽になる為には、自分とちゃんとつながり、
役割をこなさなくてはいけないのかもしれないのでしょう。
園子温さんの作品は、どの作品も後から後から色んな解釈が生まれます。
園さんの作品で「愛のむきだし」という映画があり、そこには、
おお〜きな愛があり「愛があれば何だってできる!!」という愛の力強さ
を感じましたが、もしかしたら、「愛があっても、、ね」と、
まったく真逆な作品だったかもしれません★
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- 美ヶ原菜乃
- 2013/12/05 12:47
- はじめて聞く映画ですね^^
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