Nicotto Town



映画「紀子の食卓」★



 観ちゃった、、観ちゃった><
 やっぱり園子温さんの映画は怖い><

 ただ、今回は情報なしで「園子温さん監督作品だから、、」と思い、
 DVDを借りて、家でまったり観ました★


  始めは、ちょっぴり影のある家族のホームドラマかな〜と甘く
 見てましたが、じわじわ、、闇の世界へ進んでいくのでした><
  ホップ・ステップ・泥沼〜(・×・)


  タイトルにもあるように、家族が一緒に夕食を食べているシーンが
 心に残る映画でした。

  食べ終わったみかんの皮を丁寧に包み、灰皿に載せる徹三。そして
 その娘の紀子、高校?年生(吹石一恵さん)がこの映画の主人公。紀子は、
 家族と静かな田舎町でくらしていたが、自分の居場所はここではない、、
 と思い、父親に反対されながらも、家出をし、東京に出る。

  ネットの掲示板で知り合った「上野駅54」という子と出会う。
 ネットで話をしていた頃から、紀子はその子に支えられ、励まされ、
 憧れの存在だった。そんな憧れの「上野駅〜」と、紀子は生活を
 共にする事になった。


  上野駅〜というのはハンドルネームで、本名は「クミコ」という。
 出会ってすぐ、クミコは自分の家族に会わせると言い、両親や弟、
 おばあちゃん家に紀子を連れて行き、仲の良い家族を紹介していた。
  紀子は、そんな家族を見ながら、本当の家族は、自分がいた田舎の 
 家族ではなく、ここにあるんだと感じた。

  が!
 クミコが会わせた家族は全員赤の他人。クミコはレンタル家族
 の仕事をしていたのだ。そして、いつしか紀子もレンタル家族の
 仕事をする事に。
  そんな中で、ある事件が起きる。ユカが家出し、新宿では
 「自殺サークル」のメンバーと思われる高校生の集団自殺。


  もう、この辺から、血みどろなシーンや怖さが倍増><

  そして、徹三が紀子とユカを探すため、娘達が残していった日記を
 読みあさり、東京に出て、レンタル家族に近づいていく、、、。


  というストーリー。






 家族とは?自分とは?そして、
 あなたは、あなたと関係してますか?
 というのが、この映画からの問いかけ。


  理想の家族、現実の家族、「こうであってほしい」
 「こうあるべき」という思いは、誰しもが持っているもの。
  ただ、もがいても、その差は埋められない。ということかな?

  ただ、少しでも、楽になる為には、自分とちゃんとつながり、
 役割をこなさなくてはいけないのかもしれないのでしょう。



  園子温さんの作品は、どの作品も後から後から色んな解釈が生まれます。

  園さんの作品で「愛のむきだし」という映画があり、そこには、
 おお〜きな愛があり「愛があれば何だってできる!!」という愛の力強さ
 を感じましたが、もしかしたら、「愛があっても、、ね」と、
 まったく真逆な作品だったかもしれません★




 

アバター
2013/12/05 12:47
はじめて聞く映画ですね^^



月別アーカイブ

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.