Nicotto Town


メルカッツ提督苺


言い知れぬ後悔

それがしは小中学生の頃鍵っ子でいじめられっ子で日曜日などはどこに行くでもなく
父親の影響で、旧日本海軍の艦艇のプラモデルを作っていました。
時には朝5時に起きてコツコツ作っていました。

作るのに夢中で朝食をとることも忘れて、母親によく怒られていました。

たまりかねた母親は、上野の国立博物館やら美術館やらに連れ回しておりました。

しかし、模型作りは止められず、結局大小200隻余りの艦艇を作ってました。

ところが、父親の高いと同時に多額の借財があることが判明しアパートに
引っ越す羽目になり、6乗と4畳半と台所の間取りでは陳列するスペースもなく
全て捨てることにしました。
1隻1隻にそれぞれ思い出があり、隻数を重ねるうちに出来もよくなり
個人的にはジオラマを作ろうかと父親と話して小さいものをこしらえたことも。

いざ廃棄するときには何も考えられませんでした。
頭が真っ白になっていました。
思い出を切り捨てるということは身を切るような思いです。

こんなことはこの先何度かあるでしょうが、この件以上の辛さはないでしょう。





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