Nicotto Town


出逢いのあの日に行こう


湖の底の石

毎月最低一日は有給休暇を消化することにしているので,
本日,特に用事はありませんでしたが仕事を休み,
本当に やることが無いので,仕方なく映画を観に行きました。

特に観たい映画が無かったので,何となく 「小さいおうち」 を観ました。

これが,ほとんど何も期待していなかったのに,よかったんですよ~!
私としては 「永遠の0」 よりも胸が苦しくなった~。
いつか観る人のため 内容は書けませんが,
辛かったわ~。切なかったわ~。哀しかったわ~。

人は なんで苦しい思い出を一生忘れられないんだろう って思いました。
もしも辛いことはすぐに忘れられたら,きっと穏やかに生きていけるんでしょうね。
一生後悔しながら生きていくのって,人間だけなんだろうなあ。
若い頃に 「こゝろ」 とか 「されど われらが日々ーー」 を読んだ時も,
そんなことを想いました。
思い出したくないことほど,胸の中の湖に投げ込まれた石のように,
自分にも誰にも,二度と取り出せなくなってしまう。
( ↑ 誰かの言葉を若干パクっています。笑)

私はよく,「昔のことをよく覚えているね」 と言われるのですが,
ぜ~んぶ忘れられたら,とっても御陽気なオジサンになっていたかもしれません。
いや,実際には会社でも家でも とっても御陽気ですが,もっと,
な~~~んにも考えない100パーセント完璧な御陽気さんになっていたかも~。

でも,一生忘れられない事というのは,
忘れちゃいけない事だから忘れないのかもしれません。
同じ失敗をしないようにとか,同じ思いを他人にさせないためにとか,
覚えていることの理由があるんでしょうねえ。
人類が歴史を学べば戦争を繰り返さないはず みたいなことを言ったのは,
アインシュタインでしたっけ?

うむむむ…。
「小さいおうち」 から随分遠い話になっちゃって,
収拾がつかなくなりました。(笑)


あ! そうそう!
全然違う話ですが,10代の人が30代以上カテのブログを読んでいることがあり,
「どうして自分の年代と違う人のブログなんて読みたいのかな~?
同年代の人のブログの方が面白いはずなのに」 と思って,
ちょっと,10代カテや20代カテを覗いてみたら,
「交換しましょう」 とか 「絡んでください」 とかが多くて,
30代以上カテとはブログの目的が本質的に違うのね~。


【3月20日の夜に追記】(多分誰も気付かないだろうけど。)
「小さいおうち」 の原作を読み終えました。
映画では残った疑問が,原作でも解消されませんでした。
巻末に著者の対談が載っていて,
その謎はわざと明らかにしていないので,
読者に想像してもらいたいとのことでした。

なるほど。
確かに,現実の人間社会では。
最後に真相が全部明らかになるなんてことはむしろ無くて,
「決して誰にも言ってはいけない」 と心に決めて
墓に持っていく秘密の何と多いことか。

自分を苦しめ続ける秘密を誰かに告白してしまえば,
もしかしたら楽になれるかもしれないけど,
それだけはしてはいけないと考えて言えない事が誰にもあって,
そして,それは,残された者には永遠に解けない謎になるか,
隠す側がもっと上手ければ,
存在自体が誰にも気付かれない秘密のまま消えていくんだなあ…。

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2014/03/12 18:37
オリーブさん

高松の映画館では,9時半からの1回だけに減っていますので,
もうすぐ終わっちゃうと思いますよ~。
お急ぎくださ~い。
子供たちが春休みになると映画もガラッと入れ換えられちゃいますよ~。

もう,映画の内容には関係無い話として読んでもらえればと思いますが,
今日の昼休み,「ジャン・クリストフ」 という昔の小説を読んでいたら,
可愛がっていた飼い犬が車に轢かれたのに,
もう助からないと判断して平然としている女性を見て,
主人公が 「幸いにも心情を授かっていない人たちには 人生は安楽だ」 と考える,
という場面がありました。

悲しいと感じる心が無ければ人生に苦痛は無いんだろうな~ということを,
今日読んだ小説でも考えて,すんごい偶然~ と思いました。
(「だから何?」 とか言わないでくださいね~。笑)
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2014/03/12 18:23
そらぁさん

「忘れちゃいけないこと」 っていう引出しですか~。
なるほど~。
忘れちゃいけないから忘れないんですね。
↑ こう書くと当たり前っぽいけど,
忘れないのには忘れちゃいけない理由があるからだと思うと,
胸が痛む思い出も大切にしないといけないような気がしてきました。
いろ~んなことが積み重なって大人になっていくんですものね!

10代の子は親世代にも関心があるか~。
これまた なるほど~。
それは,親に無関心なことに比べて,とても嬉しいことですね。

しかし,そうなると,変な下ネタなんか書いていると,
「私のお父さんもこんなこと考えてるのかな?」 って思わせてしまい,
その子のお父さんに迷惑掛けちゃうかな~。^^
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2014/03/12 18:05
この映画 私も気になっていて 観たいとおもってた^^

 まだやってるなら 来週 映画館で観ようかな

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2014/03/12 07:51
そ~ですよね~
わたしにも、忘れられないこといっぱいあります
頭の中に、忘れちゃいけないことっていう引き出しがあって
時々。そこから引き出されて、辛い気持ちなっちゃったり、
同じこと繰り返しちゃだめだ~~ってなるんでしょうねww

10代くらいの人には、30代以上なら親世代んいなるし
親世代にも興味あるんじゃないですかね(笑)
子供のことも書いてあるブログも多いし、
親が考えてることとか、思いとかをわかってくれるといいなって思いますねw
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2014/03/12 01:37
なごみさん

若い頃は,よく,失恋した人に向かって
「時間が解決するよ」 って言う人がいました。
あれは,今は死ぬほど辛くても,そのうち痛みを忘れちゃうよ
っていうことだったんでしょうけど,
何でも時間が解決してくれるわけはなくて,
自分が傷付いた時の痛みは少しずつ薄れていっても,
例えば人を傷付けた時の罪悪感のようなものは,多分ずっと消えてくれません。

あ,いや,なごみさんが忘れられずにいることは,
もちろん大半は なごみさんが辛かったことですよね。
迷子になったとか,火傷したとか。
…すいません。嘘です。^^
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2014/03/12 01:18
ヴィンチョコさん

「小さいおうち」 は,いつかテレビでもやるでしょうけど,
長い映画なので 少しカットされるだろうと思います。
一瞬も見逃したくない,どの場面もセリフも切られたくない作品だったので,
御自宅で御覧になるなら,できればDVDで観てください~。
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2014/03/12 00:55
とんとんさん

おおっ! 原作を読まれたのですね。
私も読んでみます!
映画では疑問が残ったことがあって,それは原作を読めば解決するのか,
原作でも謎のままなのか,分かりませんが,とにかく読んでみます!

今日の私は,自分の過去を反省して,
残りの人生では 人に悲しい思いをさせたくない,
謝りたくても謝れずに一生痛みを持ち続けるのは,もう嫌だな
な~んてことを考えちゃっています。

ところで,10代,20代カテのブログ,ホントに面白くないんですよね~。
いや,タイトルをざっと見ただけで,中身まで読んでいないのですが。
知らない人との交流という意味では30代以上カテも同じなんですが,
なんちゅうか,若い人は相手がどんな人か知らなくても片っ端にって感じで,
文章で自分を知ってもらおうとしていないから雑なんだろうなと想像しちゃいます。
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2014/03/12 00:34
のりさん

「姉さん」 ? あ,いえ,何も言いません。www

今日は,東日本大震災を取り上げたテレビ番組が多かったですね。
例えば,津波で家族を亡くした人の場合,
普段はそのことを忘れて明るく暮らしていたとしても,
きっと 「なみ」 という言葉には敏感で,
「波」 の意味じゃないのに 「牛丼の並」 とか 「並み居る強敵」 とか聞くだけでも,
津波や亡くなった家族のことが一瞬頭をよぎってしまうのかなと想像します。
そして,そんな,他人には分からない,
自分だけ心がふっと冷たくなるキーワードが,
きっと誰にもあるんだろうなあと思います。
そういう地雷を,皆,ずーっと持ち続けてしまうんでしょうね~。

う~ん…。すいません。
何だか,本当は書きたかったことと違うことを書いてしまっています。
今日思ったことをもっと正しく書こうとして,
書き過ぎて映画のネタバレになって消して,
また書いて,また消して,という作業を繰り返しています。
もう疲れた~。(笑)
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2014/03/12 00:07
いつか観たいと思っている人です。
有意義な消化休暇でしたね^^

私も忘れちゃえば楽な事を覚えている方です(-_-;)

以前テレビか新聞か忘れたけど「人間は辛い事、嫌な事を忘れるようにできてる
忘れる事ができるから生きていける」って言ってました。
「あぁ~ だから私は生き辛いのかなぁ」と思いました。
周りからは「なごみちゃんは、いつも穏やかで幸せそう~」と
半ば、バカにしたように言われますが(^_^;)

先日読んだブログにふみふみさんと似た解釈が載ってました。

「過去を無かった事にしようとしているから、引きずってしまう
辛い思いを記憶の奥に閉じ込めようとすると
閉じ込めた過去の自分がトラウマになる。
過去の自分と向き合い学ぶ。
その学びが身に着いた時
脳はその記憶を『もう必要のない物』として消去してくれる」

私は学んでない事が多過ぎみたいです(・ω・A;)アセアセ
アバター
2014/03/11 21:26
小さいおうちに住んでいる私としては

「小さいおうち」はずっと観たいと思っていて、

行けずにいる(ひとりで映画館に行けないので)

映画で・・・・そうですかぁ~良かったんですねぇ~
アバター
2014/03/11 18:25
「ちいさなおうち」、原作は読みました。
とても胸に残る小説ですね。
あの男の子は私の父と同じ年齢でして、
父もあの小説は自分の過ごした時代を思い出しつつあっという間に読んだようです。
あの映画、観に行きたいと思っています。

さて、以前中学生だった子たち(今は高校生)のニコタのお友達たちがいるのですが、
同年代のブログも20代のブログも読むに値しないものが多く
まったく面白くないから、30代以上のブログを読んでいると言っていました。
そういう子は中学生でも文章力がとても高く、
ブログのコメントのやり取りで遊べて楽しかったです。
チャットしても礼儀正しくて、それでいて冗談も言い合えたし
親に相談しにくい事を相談してくれたりして子供の居ない私には楽しい交流でした。
ただ、真面目な子は高校にいくと忙しくなってなかなかINできないのが現実のようで
以前ほど遊んでもらえなくて、ちょっと寂しい^^;
アバター
2014/03/11 18:01
辛い事ってちょっとの事でもずっと覚えてて
楽しかったことってその場で発散しちゃって
同じように経験しても辛い事の方が引きずる分
長い時間が辛さを占領してる気分になるのかな

結局人生楽しい事の方が多いんだろうね
50/50だったら気持ちの中では楽しいより辛い方が
大きくなっちゃうと思うのよね

ワタシももっともっとお気楽姉さんでいられたのかもww
(充分お気楽かしら??←姉さんの方に突っ込めって??)

そうそう良くわたしのとこにも10代の方が来ます
30代のブログはおもしろいらしいねぇ・・・
面白いという口コミで来る人もいます
口コミで広まっちゃってるブログってwww
ハードル上がっちゃうよねーーーww



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