Nicotto Town


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第56弾「つくしの道で待ち合わせ♥コーデ 1」

つくしの道で待ち合わせ♥コーデ 1

もらったステキコーデ♪:32

こんにちは。今回は、ネット小説になりました。

(※1話完結です。ご安心を)


ある1人の女生徒が、
大事な卒業証書を学校に忘れて帰ってしまいました。
しかも、親友の教室に――。

この親友は、とても明るい少年で、
2つ下の学年でしたが、2人はいつも対等でした。

女生徒は、少年と談笑していたとき、無意識に、
卒業証書を近くの机に置きました。

話がはずんで、はずんで、
ほかのことは、きれいさっぱり忘れていたのです。

そして、

「遅刻しちゃう!」

そう言うや否や、少女はダッシュで階段をおり、
カバンを持って校門を出ると、すぐに見えなくなりました。


――少年は、途方に暮れていました。

いつも少女のほうから会いにきてくれていたので、
教室も、住所もわかりません。

「先生に訊こうと思ったけど、
 みんな、いそがしそうだし……」


今日は、卒業式。


先生たちは、涙をぬぐって別れを惜しむ生徒たちに囲まれ、
同じように涙をうかべて、なにか答えています。

ほかの生徒たちは、もう帰ったか、
メルアド交換でいそがしいようでした。

少年は、涙目になって校舎を出ました。
そして、深呼吸した、そのときです!


「困っているようですね…」
「あなたは? あれ? …どこかで見たような」


見ると、水色の髪の青年が、
黒い軍服を着て、きりりと立っていました。


「思い出した! ぼくが入学した年に卒業した人」
「その紙は、なんですか?」


見せてもらうと、卒業証書でした。

少年から話を聞き、その名前を見て、
青年は言いました。

「近所の女の子です」
「ええ!?」


「よかったね。届けてもらいな」


「学級委員長。いつのまに! ……じゃあ、そうしようかな」
かしこまりました



――14時過ぎ。


待ち合わせの10分前についた青年は、
卒業証書を手に、つくしを見ながら立っていました。

モンシロチョウが、ひらひらと過ぎてゆきます。

「ごめんなさ~い!」

そこへ、卒業証書の持ち主が、
私服で駆けてくるのが見えはじめました。

やさしいピンク色の
ふんわりとしたワンピースでした。

(どうしよう。先輩とデートしてたら、もう、こんな時間!)


――少女は、深々となにか言って、
笑顔の青年から、大切そうに卒業証書を受けとると、
真新しいバッグにいれました。

2人は手をつないで、つくしの道を歩いてゆき、
なかよく喫茶店に消えました。


 END 





アバター
2014/03/14 22:23
>飛べない猫天使さん

こんばんは。
ご来店&コメント、ありがとうございます(^-^)
また、いつでもお越しくださいね♫
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2014/03/14 22:21
>ヨシノ@Eisさん

こんばんは。
今、参加希望の書き込みをして参りました^^
よろしくお願いいたします♪
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2014/03/14 20:59
こんにちは~♪
ココに失礼いたしますm--m
えと~、ニコ店訪問感謝いたします。
お返し訪問に参りました✿
美味しく、頂きましたww
ではでは…^^
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2014/03/14 17:52
こんばんは。
サークル「まったり日常カフェ」より、お知らせにまいりました。

本日よりプレゼント企画が始まりました。
詳しくはサークルの掲示板をご参照のうえ、
ふるってご参加くださいませ。

なお、今回のプレゼントの締切は
3月16日(日)23時59分59秒です。
期間が短く設定されておりますので、
応募にあたってはご注意願います。

それではお知らせのみとなりますが、失礼いたします。
本コメントがご不要の場合、
お手数ながら削除してくださいませ。




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