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ぺんぎんうどん


山村留学の記録 いち

そろそろ、坊が何故あたしや家族と離れた学校に行くことになったのか、
書く頃合いかなと思い記録がてらに告白することにします。

そも、実家に戻った坊を育てたのは、私の母であります。
あたしが就職活動と資格取得の勉強に奔走する間に、
小児喘息を持っていた坊を鍛えるために、婆ちゃんは毎日山歩きをさせました。
勿論、山には持ち主がおりまして、「入ってもいいよ」と言われた敷地に限りますが。
そしてあたしは、自分が好きであったこともあり、休みのたびに川に連れ出しました。
四万十川です。
観光情報でも有名なこの川はとてもたくさんの支流をもっていて、
雄大で大きな本流は坊には大きすぎるろうと、
支流をメインに遊びに連れ出し、おかげで、川沿いのイチゴ農家さんに
好きなだけいちごを積んで良いよと言われ、イチゴの色々教えてもろったり、
あたしと二人きりで遊びに行っている為、遊び相手に不自由する坊が
現地で遊んでいるグループに、年齢差も考えず気軽に声掛け飛び込み、
時には幼少の子供と遊んでいる父親さんと、まるで親子のように溶け込んでみたり。

そんな坊の為に、他にも遊べる所が四万十流域にないか探しているさがらで、
この学校のホームページと出会いました。

町村内の廃校、統合の果て、全寮制になった後、他県の生徒も受け入れる制度を整えた学校です。
山村留学としての経歴は十五年ほどでしょうか。
坊に見せると、

「僕この学校に行く」

小学3年生の頃だったと思います。
中学進学を考える頃になっても気持ちが変わらなかったら行けばいいよ、と言いながら、
私も、山村留学の可能性を考え始めました。
探せば県内でもあるし、他の学校を、この学校どう?と聞けば
カヌー実習があるというので嫌だと言われる(笑)
この辺の坊の線引きがよく分んない(笑)
結局は、生徒が主体でご飯を作ったり、散歩をしたり、
登山があったり、畑があったり、という、
カリキュラムなものを感じさせない自由度の高さがポイントなのかなぁ
って、これから進学するこの学校も
運動部とか坊の好きそうにない物があるんだけどね(^_^;)

ともあれ、五年生の夏休みの体験入寮と、
六年生の冬の体験入寮を経て、入学を決めました。

お母さんと離れて一人で寝んねするんだよ。
たくさんのお友達と離れて、ひとりで行くんだよ。
お洗濯もお片付けも、全部自分でするんだよ。
そんな心配はあるけれど、「やるから!」という一言に玉砕されます。
ま、そういうのは親が心配するより案外子供はやっちゃうものだと、解っているけど
心配するのは、あたしの我儘な部分です。

好きな事をやるために、行きたい場所に行って、思いの限り自然を満喫したい、
と、望む彼を止める理由など、もうどこにもないわけです。
なんちゃってね、そう生きていくように仕向けて育てたんだろう、
と言われれば否定しませんけどねww

人生は、彼の物です。
自由に欲しいままに後悔のないように生きて欲しい。
そればかり考えて育てました。
自分が楽しく自由に生きるためには、周囲との調和や、ルールが必要です。
そういうのは、これから身をもって知ってゆくでしょう。
自分の自由を主張するためには、
周囲の主張も尊重しながら、

折り合う

という事を、これからの生活で学んでほしいと思います。
これは、地元の、一学年百人以上という中学に進んで、勢で揉まれた方が学べる子もいるでしょうが、
坊の場合は、「遊び相手は現地で作る」方針で既にやり遂げた感があるので、
これからは、少数の中で、逃げようのない友達関係を繕ったり、修復したり、
そんなものが必要な感じを受けています。


ともあれ、四月から四国のとんでもない山奥の学校に、入学します。
次は、手続きで戸惑ったりした件とか、
山村留学に偏見を持つ方の意見とか、
ご近所のそんな偏見とかを、書きましょうかね。

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2014/03/22 14:02
親の役割とは・・・
魚を釣ってきて食べさせることではなく
魚を釣る方法を教えること
命ある物を食さねば生きられないことを教えること
釣竿ひとつ自分では生み出せなくたくさんの物に助けられることに感謝する心を教えること

旅立ちはひとりひとり違う

機が熟せばその日が好機

見上げれば同じ空が繋がっている

胸に手を当てれば同じ螺旋の血潮が流れる心に繋がっている

違う人格の人間なれど親子の情で繋がっている

若きワインを用意するのも一興かと

熟したワインと

熟したわが子と飲む酒

どんなに美味しいものやら^^
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2014/03/21 02:45
今読まさせていただきました。
坊の意思固い!男の子ですよね。。。

自然に触れ合い、自然を友にするって
とても素敵なことだと思いますよ。
ネットの世の中で、逆にネット離れをしている若者もいる今、
とても素敵なことだとおもいます。。。

坊( ゚ー゚)ノ)"ガンバレ
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2014/03/21 00:52
はぁ~。。。(T▽T)
「お母さんだぁ~」と ジィ~ンときてしまいましたぁ。。。

人生は彼のもの
そう思いながらも 私はその時背中を押せるかなぁ

成長しましたねぇ 坊ちゃん
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2014/03/18 21:41
すみません ・・・ 思わず 泣きながら 読ませて頂きました^^;;;;
凄い 決断です^^ 凄すぎますよ^^ 
自然がいっぱいの場所で 羨ましい限り ・・・ 自然と共存~  
でも 坊ちゃんの決断も 相当な決断だったでしょうね^^; お母さんも そうですよね^^
お母さんも 感心する位な心豊かな大人になって 帰って来るでしょうね~~
心配は 当たり前~ でも 成長が楽しみ~~ 
辛いでしょうけど 。。。 暖かく 見守りましょう~~
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2014/03/18 08:15
山村はシャンソン♪
シャンソンの本場のフランスにはフレネ教育という、
まんま山村留学のような自由度の高い自然な教育環境の中で、
自発性を育てるのがあって、おしきせの公教育よりもいいなぁ、
と羨ましく思っていたことがありました。
山村はシャンソンです(*´艸`*)
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2014/03/17 23:56
東京の暮らしの中では全く発想が及ばないことです。

でも、何年も前から考えていたことですし
体験入寮も経て、話し合って最終的には息子さんが決めたことですから
それが何よりだと思います。
ただ、自分の決めたこととはいえ、
やはり生活してみたら合わないという事が万が一あったときは
スパッと辞めさせてあげて下さい。。。
なんか無責任な発言でごめんなさいね><


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2014/03/17 21:49
基本的には本人の意思を尊重するのがいいんでしょうね。

いろいろあるだろうけど頑張って欲しいですね。
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2014/03/17 21:38
こんばんは^^

逃げようのない人間関係…
一人でも 「この人ダメ><」って方が出来てしまうと
苦痛以外の何物でもなくなってしまう距離感☆
打たれ弱い私は 大人になってから体調崩すくらいでしたので
経験してみる事って 大切なことなのかもしれませんね
我が子と共に学んで 母になってきた私は
ちょみさんのジレンマが目に浮かぶ気がします(笑)
(早めに手放すつもりで育ててきたのに もうちょっと そばに置いておきたいみたいな⁈)

坊ちゃま 頑張りすぎずに 自分の世界観を上手に主張できると良いですね♡

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2014/03/17 16:26
そかそか・・・・
現在 山村に住んでます。
6年間 ずっと同じクラスで培った仲間(?)の中に
ついに 親友と呼べる人はできなかったみたいでつ><
中学もそのままだし・・・・・wwww
お勉強 そっちのけの校風には馴染めなかったみたいでつ
(坊さんとは真反対のような気がする・・・><)
同じ感性を持つ塾のコたちといる方がラクなんだって・・・・瀧汗;

ゆきは、子供と離れるのは上のコの時落ち込んだので
若と離れるなんて耐えがたき苦痛・・・・

坊さん偉いでつね~~~
自立心が強いでつ!!

なので、1時間半かかる通学を選びましたでつ
そのコにあった環境が一番でしょうからね・・・・
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2014/03/17 15:18
なるほど、そういう展開があったわけですか。
しっかりしてますね坊ちゃん、うちの甥っ子とはえらい違いですよ。
いい親子だなぁと外側から拝見していると思うばかりです。
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2014/03/17 15:12
あああああ・・・(;_:)
さみしくなっちゃうね・・・(;_:)

けど、うんとうんと一回りも二回りも大きくなるよ。
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2014/03/17 02:58
こんばんは^^ちょみsama^^

まさに可愛い子には旅をさせろ、ですね。
旅にも色々ありますが、実際に物理的にも親元を離れての山村留学・・・
ぶつかる壁も多いでしょうが、学ぶ事・得られることはそれよりももっと多い筈。

パジャマのズボンに手ェ突っ込んじゃう位(笑)可愛い息子さんを、
成長や先の人生の事を考えて、少し離れて見守ってみよう・・・
決断されたちょみsamaの御心内を思うと、ジンと来ます・・・な、ないてなんかないぞっ!(笑)
そして「女に学問なんか要らない」と散々親に進路妨害された人間としては、
(何時の時代だよって、愚痴になるので詳細端折りますがw)
ちゃんと向き合えて、物事決められる親子関係、羨ましくもあります・・・それも、宝、ですね。

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2014/03/17 00:10
ちょみさん、決断するのに勇気いりましたね!
素晴らしいと思います。
それって、それだけ二人の信頼が強いってことですもの!
準備とか、心配とかで疲れるときもあるでしょう…お身体を大切にしてくださいね!
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2014/03/16 23:37
子供を親の手から話すというのは、なかなか決断するのに迷ったのでしょうね。
色々な面で大きく育ってくれるのでしょう。
たまにしか会わないと、成長が実感出来ると思います。
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2014/03/16 21:52
大昔、私は子供がいたら、それも男の子なら絶対全寮制の学校に入れようと思っていました。

(夢に終わってしまいましたが・・・)

漠然とした根拠しかありませんが、普通の学校より多くのことを学べそうな気がするからです。

実際、私が勧めて弟も全寮制の大学に行きましたが、結果、とてもいい経験になったと思います。

坊ちゃんが寮生活でいろんなことを学んで大きく成長でき、

素敵な男子になって帰ってきてくれると私も期待しています。^^
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2014/03/16 20:20
ちょみさん こんばんはv
息子さんの入学にそんな経緯があったんですね。
中学は地元でそこしか行くところがない、選択の余地がない、皆がそこへ行くからということで決める事が多いと思います。
自分で選んだという事がとんでもなく素敵なことなんだと思えたらいいですね~。またちょみさんがその選択の幅を広げてあげられたのも素敵だと思います。小学校3年で次の進路を考えられるのはすごいと思います。(うちの子はなーーんにも考えてませんでしたから)
自然に親しんで育つなんて憧れます。都会の学校では味わえない体験をできたらいいですねーv

人と違うことをしたら偏見とかは生まれるものですね~
でも人生において心を豊かにする環境と教育は何物にも代え難い素晴らしい経験になるんじゃないかと思います。

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2014/03/16 13:38
夜、「一人で寝られないよぉ」的な坊ちゃんのどこにそんな勇気が隠れているのかと
不思議な気持ちでいっぱいです。
でもやっぱり坊ちゃんは自立心の高い男の子なんだよね。
そんなふうにきちんと育てたちょみちょみとちょみちょみ母さまはえらいです。
大人ほどの想像力は無いだろうから、行ってみたら「こんなはずじゃなかった」と
もしかしたら帰ってきてしまうこともあるかもしれないけど
今は坊ちゃんの固い決心と柔軟な心や培われた行動力などなどを信じて
温かく見守ることが大事なのね。
決して寂しいなどと言ってはいけないのだわ(´・ω・‘)
頑張れ坊ちゃん、頑張れちょみちょみ、がんばれわたしw
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2014/03/16 12:44
カヌー実習
しかも四万十
そんなのあったら私が入学しますよ
カヌーイスト、憧れの地、
全国的に有名ですが、なにぶんにも遠地に住む人間にとって、
資金とか時間の問題で誰もができるものではありません




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