おわり
- カテゴリ:自作小説
- 2014/04/30 19:05:38
「ヘイ!石松ボーイ」
連休が近付いた、4月終わりのある日の放課後、帰宅しようとしていたら、廊下で
担任のドナルド先生に呼び止められた。
「ミーのゼンはこの前よりさらによりイッソウ深まりましたデス。きょうはトテモアリガタイ
オハナシをシテアゲマスです」
ドナルド先生が言った。
ぶっちゃっけ、面倒くさかったが、結局また、畳のある部屋に連れて行かれて
正座させられた。
「今日はトテモいい天気デス。どうです石松ボーイ。ちょっと外に出てみませんか?」
部屋に入るなりドナルド先生が言った。
僕は、じゃあ、何で一度この部屋に入って来たんだよ?と思ったが取りあえず
要求を呑む事にした。
僕とドナルド先生は校庭に出た。
校庭の土の地面には何匹ものアリが忙しく這い回っていた。
「人生、山アリ、谷アリ、昔のニホンジンは、人生を様々なアリさんに例えましたデス」
アヒル顔のガイジンが早速ボケたが、僕はツッコムのが面倒だったので黙っていた。
「アソコの木を見なされ」
ドナルド先生は校庭の隅の木を指差して言った。
「木は木でアリ、石ではアリません。・・・そして石は石でアリ木ではアリません。
ミーはミーでアリ、ユーはユーでアリます。・・・それ以外の存在になる事は
出来ません。」
「ですから、ワレワレはもっと(アリのままの自分のアリ方)をもっと大切にするべきでは
アリませんか?」
ドナルド先生が言った。
「・・・・まあ、そうですね」
僕は答えた。
「どうです、こういう話はアリでしょう?」
ドナルド先生は少し得意な顔をして言う。
「・・・ですが、先生、僕がアリ得ないと思うのは・・・」
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
「アリのままの姿と言うのはアリの格好をすると言う事ではアリません」
・・・
・・・
僕はアリの着ぐるみ姿のドナルド先生をありありと眺めながら、この
変なガイジンに必要以上に関わるのはやめようと思った。
ありがとうドナルド先生。
でも日本人皆が皆“妖精ちゃん”に心動かされるとは言えないんです…
あれ? つまりはそれを書きたかった!?
かいじんさんにヤられたわ!ww
間違いなくドナルド先生はコメディアンですね!・・・きっと突っ込み役が欲しいのでしょう!笑
俗なものだったのですね
確かに、ドナルド先生には別の悟りを開いて貰う方がいいかもしれません^^
「あり」ギャグなのに、読み飽きることない文章は、やっぱ、すごい
むかし、私も「…」を多用していましたが、出版社編集者サイドはかなり嫌うようです
現在の事情は判りませんが……
アリの「まま」の姿だから女王アリですか先生?
ていうか、黒鼠な学園だけに先生はみんな着ぐるみがデフォだったり(しないしない
ねこばば・・・・・え~ん、自虐ネタになった。><
アリの着ぐるみのドナルドダッ◯さんね・・・^^;
毎月最終日は、、、やっぱりかいじんさんの日でしたね^^
昨日の雨は見事に止んで、今日は午後から晴れてます^^