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海軍のル・リオン&こいのぼり コーデ 1

こいのぼりと母の日の花束を持って帰る、海軍の少年 (オリジナル・キャラ)

もらったステキコーデ♪:43

ット小説 オリジナル・キャラ☆コー、第2弾!
投稿コーデ全体では、第104弾。

海軍に所属している、天才少年。12歳。

スマホで、先進星の大学院の遠隔授業を受け、
科学のインスピレーションを磨く。

趣味で(心を持った)ロボットを作っては、
アンドロイドを博士や、探偵、知識人に売って、
ちょっぴり?お小遣い稼ぎをしている。

ただし、動物型のロボットだけは手元に置き、
生身のペットとともに、にぎやかに多頭飼いしている。


軍人からは、U=ビル副隊長とよばれているが、
フルネームは、

エクサ・ル・リオン・ユラニュス=ビル
Exa le Lion Uranus Bill

という。

名づけ親がつけた名前が、エクサ。
神殿で、神官から授かった名前が、ル・リオン。

ユラニュス=ビルが、名字。


*.+。+。+ Story +。+。+.*


彼には、いくつもの呼び名がありました。


エクサ・ル・L・U=ビル
E・ル・L・U=ビル
エクサ・ル・リオン
ル・リオン
エクサ・ル
エクシー
ユビー
U=ビリー
etc


たくさんのお友達が、それぞれ自由に
略称で よんでいたからです。

 
彼は、記憶力もよかったので、
これらの呼び名を すべて覚えていました。

ですから、いつ、どれで呼ばれても、
1つの呼び名しかない人のように、
瞬時に返事をしていました。


――頭に白い仔馬をのせた少女は、
彼をル・リオンとよんでいます。

2時間目の休み時間のこと。


「ねぇ、ル・リオン、見なかった?」
「なんで、急に?」

となりのクラスのメアリーが尋ねると、
少女は言いました。

「最近、見てないな~と思って」

すると、となりの学校のトーマス・アークが、
急に思い出して、言いました。

「こどもの日に間に合うように、故郷の惑星に帰るんだって」

「ええ!? 宇宙人だったの?」
「私も、今知ったとこ」

驚くメアリーに、
少女は、考え込んだ顔で言いました。


  ******


そのころ、ル・リオンは、故郷の発展途上星にいて、
なつかしい道を4時間ほど歩いていました。

その道の両側で、かつて宇宙飛行士たちが
持ち帰ったつくしが、すっかり大きくなっていました。


「でも、アン・ラッキーだったな‥
  母の日に偵察の仕事がはいるなんて‥」

ル・リオンは、上官にもらった黒い こいのぼりを背負い、
ママの大好きなバラの花束をしっかりと持って、
足早に、静かな道を進んでゆきます。

「8年ぶりか。いや、宇宙では、
 時間の経ちかたが、いろいろだから‥もっとかな?」

穴の開いた古代の吊り橋をひらりと渡り、
山を1つ越えると、少し、気温が上がってきました。


「この こいのぼりを見たら、みんな、驚くだろうな♫
  ぼくたちの村に、こいのぼりが泳ぐ日がくるなんて!」


ル・リオンは、都会で貴族の人たちが揚げているような
こいのぼりをくれた上官に、深く感謝していました。


途中で、だれともすれ違わなかったのも、
かなたの崖の側面に見えてきた、故郷の村も、

軍隊以外の乗り物を見かけないのも、
空から聞こえる、大型肉食獣の美しい鳴き声も、

すべて、あのころのままでした――。



*.+。+。+ つづく?  +。+。+.*





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