Nicotto Town


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【4】 白いキュウリ を手に入れた✧

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カッパの家族とフー太郎

http://www.nicotto.jp/town/monthlyevent/howto?event=cucumber


その4 ニコッと山の神社、再び。
白いキュウリ を手に入れた✧


✿。+ Story +.゜*


「『カッパさんのキュウリをさがし中。
 終わってから、遊ぼう♪』って、どういうことかしら?」

少女の親友のフランカは、庭で、考え込んでいました。
ガーデニング中に、着信音に気づいて見ると、
このメールだったからです。

それは、自分が送った「今日、何時ごろから遊べる?」
というメールへの返信なのですが――。


都合が悪くて遊べないのは、仕方ないことです。

とはいえ、フランカは、カッパと出会ったことも、
見かけたこともありませんでした。

一生懸命、考えましたが、
どうしても、イメージが湧きません。


――よくわからないけど、何か、困ってるのかしら?


窓を開けてみると、いつしか雨は止んで、
外には、星が瞬いていました――。


灯りを持って外へ出ると、カナリアが飛んできて、
ドアに鍵をかけている間に、フランカの頭の上にとまりました。

「タンポポ、いっしょに来てくれるの?」
「ピチュピ」

フランカは、親友とおそろいの
レイン・ブーツをはくと、あてもなく、探して歩きました。


「キュウリが見つかれば、助かるのね。
 きゃあ!」

転びそうになって、慌てて、照らしてみると、
小さな何かをふんでいるのに気がつきました。

手に取って、灯りのそばで見ると、
それは、小さなハスの葉だと、すぐにわかりました。


さらに、まわりを照らして、よく見ると、
この場所が、よく知っている近所の神社だと
いうことも、はっきりしました。


「ニャー」
「ニャーオ」

声のするほうを照らすと、猫たちがいます。

フランカが、ぶつからないように、わきへよけると、
猫たちは、なかよく走り去りました。

カサ…。

「すみませんっ」

1歩さがって照らすと、それは人ではなく、
何枚もの、緑色の葉でした。

――ポト。
何かが落ちたような音です。

「!?」

フランカが、おそるおそる灯りを近づけると、
めずらしい白いキュウリが1本のった
白いお皿が見えました。


不意に、夕立になり、
フランカが、カナリアのタンポポを手でかばいながら
近くの軒下へ避難すると、向かいの喫茶店のドアが開きました。

そして、少女が、カナリアのモレビーをつれて、
青い紫陽花の傘をさして、出てきました。


「フランカ、それ、キュウリ? ありがとう!」
「どこに持っていけばいいの?」

「じゃあ、歩きながら説明するね」


フランカは、うなづいて、いっしょに傘に入りました。




✿。+ つづく? +.゜*

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2014/05/09 12:45
>ヨシノさん

ありがとうございます(^-^)

ヨシノさんも、見つかるといいですね。
お互い、がんばりましょう♪
アバター
2014/05/09 07:31
白キュウリ、ゲットおめでとうございます。
わたし、まだ手に入れてないや。
きょうは見つかるかなー。




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