Nicotto Town


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第114弾「フランカの母の日 2014」

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突然、閃いたので、
昨日の「第113弾」コーデの後日談です。

フランカは、お洒落な私立に通う、高校生。
髪に白いリボンを結んだ「少女」のクラスメートです。


**** Story ****


やがて、庭にまいた種が、そだってきました。

まだ、目が出ていない種もありましたが、
早いものは、もう可憐な花を咲かせているのでした。


風が香りを運んだのでしょうか?

川の向こう岸の茂みから
小さなハムスターが現れたかと思うと、
ピンク色のアマリリスを見上げて
くんくんと、かいでいます。


縁側のドアから出てきたフランカは、
手に持っていた白いレイン・ブーツをはくと、
足早に進みます。

そして、真っ赤なカーネーションの花を見て、
静かな声で、ぽつりと言いました。

「よかった…」

今年も、母の日に間に合いました。


フランカは、持ってきたかごからハサミを取り出し、
カーネーションをのせたかごを抱えて
もと来た縁側のドアに消えました。


これで、庭のカーネーションは半分になりましたが、
それでもルビーのように、豊かに咲き誇っていました。


フランカは、カーネーションを包んで
街で売られているような花束に仕立てると、
一張羅に着がえました。

そして、タンスの奥からネックレスの箱を出すと、
襟元に真珠のきらめきを添えました。


パパとママが住んでいる家は、
おしゃれな人たちが暮らす大都会にありました。

家のそばのチューリップ駅から、路面電車で5駅――。

その街では、セレブな人も、ふつうの人も、苦学生風の人も、
陽気な遊びの時間と、学問や、芸術を深める時間を両立しながら、
楽しく、カジュアルに暮らしていたのです。

「学校指定のカバンじゃ、合わないかしら?」

「いいんじゃない? よく似合ってると思うよ」

お兄さんが、スーツをハンガーにかけながら
にこやかに言いました。


フランカは決して貧しくはありませんでしたが、
小学生のころから、学校で使うカバン以外のバッグを
持ったためしがありませんでした――。

ショッピングやカラオケでいそがしい同級生と違い、
小さいころから、コツコツ貯金する性格でしたし、
少しばかり高い肥料を買っていたからです。


フランカは、南側の玄関から出ると、
玄関で手を振っているお兄さんに言いました。


「行ってきます」

「行ってらっしゃい。気をつけてね♪」



**** つづく ? ****



 関連リンク

コーデ広場
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113弾「フランカの休日コーデ 1
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55739965

第112弾「母の日コーデ 2」
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55716389


追伸
庭のお花は、「直植え」という設定です(^-^)b

背景は、プレサークルでいただきました。
カーネーションは、お友達からいただきました。
ありがとうございます!
.

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2014/05/17 12:15
>こめ大好きさん

いそうですか。
お洒落な街なんでしょうね(^-^)

ステキ&お水、ありがとうございます♪
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2014/05/13 22:57
夏になると街角で出会いそう(*´∀`*)☝

ステキ水&ステキコーデ。。。。
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2014/05/13 17:09
>ぷ~ぴ~さん

素敵なコメント、ありがとうございます(*´▽`*)ノ *. ゜+✿

本当に、その通りです♪
写真の場面の後、路面電車の駅へと急ぎます。

写真の線路の右端を
もっと右上へ(写真の外へ)たどっていくと、駅がある、という設定です。
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2014/05/13 16:49
母の日に間に合ってよかったね

大事に育てたカーネーションを持って

お母さんのところへ早く行きたいね

ドレスアップしてドキドキしながら

お母さんの喜ぶ顔を早く見たくって

急ぎ足で出かけるフランカちゃん

バッグもネックレスもとっても素敵だよぉ

(つω`*)テヘ




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