Nicotto Town


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第125弾「結婚式によばれたメアリー 2014」

結婚式によばれたメアリー (背景を変えました)

もらったステキコーデ♪:49

.*。✿* Story 。*✧

ドレスと同じ色の口紅をぬり、淡いチークもぬったメアリーは、
ドアを開け放したまま、教育係の先生に尋ねました。

「今日は、私は、主人公じゃないのよね?」
「はい。名脇役でございます」

「いいピンクね。ピアスは、なしで行こうかしら?」

手渡されたクラッチバッグに、持ち物をさっと入れ、
同じ色の真珠のネックレスをつけた瞬間、


「白にしなさい。自分が、主人公になってしまうわ」


ナイトガウンを着たママが、おしとやかに言いました。

メアリーが、返事の代わりに白い真珠のネックレスをつけると、
ママは廊下へもどり、歩いてゆきました。


「ボレロが黒ですから、お靴は、黒がよろしいでしょう」
「それ、いつも学校にはいてく靴じゃない?」
「よくお似合いですよ」

「待って! ヒール、3cm以上の靴よね?」

あわててメジャーを当ててみると、3.2cmありました。
ホッと胸をなでおろし、生まれて初めてのタクシーで出発です。

登下校にも使っている、いつもの馬車は、白くて大きめでしたから、
結婚式場に乗りつけるのは、NGだと思ったからです。



――ほどなく、建物の前に着きました。

カードで払い、お礼を言ってタクシーを降りると、
回転ドアのガラスから、奥のエレベーターが見えました。

メアリーは、ダンス教室のときのように背筋を正すと、
回転ドアから廊下の奥まで、まっすぐに歩いてゆき、
ちょうど開いたエレベーターに乗りました。

3階で、エレベーターが止まります。
――スマホの時刻は、式の10分前でした。

メアリーがスマホをクラッチバッグにしまうと、
エレベーターのドアが開き、式場の赤いじゅうたんと、白いテーブルと、
清楚な花と、赤いナプキンが見えました。


席につくと、少女と、フランカも合流します。

「美容院いった? 大人ガールみたい♪」
「すてきね」

「ありがとう。およばれは、だいたい、
 この髪型って決めてるのよ」


やがて、小鳥たちがさえずり、
司会者があいさつして、軽やかな曲が流れてきました。


結婚披露パーティーのはじまりです。


.*。✿* つづく? 。*✧


いっしょに参加したお友達のコーデ
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55849403



学校がある日のメアリー (晴れ&雨)
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55685839
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55812967


現実の「およばれコーデ」
http://matome.naver.jp/odai/2136150760146424701
http://onepiece-rental.net/user_data/kekkonsiki_fukusou.php
http://nanapi.jp/116490/
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10121465905

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