少女が、フランカの家に遊びに来ました。
- カテゴリ:ニコッとタウン全般
- 2014/06/17 23:13:49
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遊ぶ約束をしていたからです。
日曜日なので、フランカのお兄さんもいます。
今日は、フランカのお兄さんが作ったパスタを
食べる約束もしていました。
先に食べ終わったフランカが、
自分のお皿を下げて、お花の窓のグリーンのドアから
もどってきました。
見ると、ガラス製のポットとコップを
のせたお盆を手にしています。
「ハーブ・ティー? もしかして、フランカが育てたの?」
「ええ。今、摘んできたの」
「いただきます!」
――少し経ってから、ノックの音がしました。
どうぞ、とフランカが言うと、赤いドアが開いて、
お兄さんが、こんにちは、と入ってきました。
「お邪魔してます」
少女がペコリとあいさつすると、
フランカのお兄さんは、静かに言いました。
「たしか、コーヒーが好きなんだよね?」
「はい!」
「あれ? もしかして…」
お兄さんは、薫り高い湯気が出ている
コーヒー・カップを置こうとして、フランカの淹れた
ハーブ・ティーに気づきました。
「両方いただきます♪ おいしそうなので」
少女は、自分の心に率直な人でした。
「じゃあ、ごゆっくり」
フランカのお兄さんは、にこやかに自室にもどると、
床の掃除をはじめました。
「ん?」
「え?」
「なんか、この前と、違わない?」
少女が尋ねると、フランカも、うなづきました。
「あの、立派なお魚さんとか、
仲よしなカエルさんとか、いつから飼ってるの?」
「預かってるの」
「ってことは」
「今月の大掃除、今日なの」
少女は、赤いドアをチラ見してから、
そっか、と言いました。
「ごちそうさま♫」
少女は、完食したパスタのお皿にフォークを置き、
両手で持って立つと、言いました。
「お皿下げてから、つづきを飲もうかな、と思って」
フランカは、グリーンのドアを開けて、
静かな声で言いました。
「来て…」
「うん♪」
2人は廊下へ出て、
フランカがそっと、ドアを閉めました。
「こっちよ」
1階のキッチンへ降りると、フランカは、
少女の食器を受け取り、1枚ずつていねいに
食洗機にいれ、瞬時に洗剤をいれ、
両手で押して、閉めました。
そして、スイッチを押してから、
冷蔵庫をゆっくりと開けて、言いました。
「メアリーが、ゼリーをくれたんだけど」
「じゃあ、いただきます♪」
たのしい休日のはじまりです――。
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追伸: 今回のコーデ&写真は、第140弾です。
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