Nicotto Town


マイペースにやってます♪


少女が、フランカの家に遊びに来ました。

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遊ぶ約束をしていたからです。


日曜日なので、フランカのお兄さんもいます。


今日は、フランカのお兄さんが作ったパスタを
食べる約束もしていました。


先に食べ終わったフランカが、
自分のお皿を下げて、お花の窓のグリーンのドアから
もどってきました。

見ると、ガラス製のポットとコップを
のせたお盆を手にしています。


「ハーブ・ティー? もしかして、フランカが育てたの?」


「ええ。今、摘んできたの」
「いただきます!」


――少し経ってから、ノックの音がしました。

どうぞ、とフランカが言うと、赤いドアが開いて、
お兄さんが、こんにちは、と入ってきました。

「お邪魔してます」

少女がペコリとあいさつすると、
フランカのお兄さんは、静かに言いました。


「たしか、コーヒーが好きなんだよね?」
「はい!」


「あれ? もしかして…」


お兄さんは、薫り高い湯気が出ている
コーヒー・カップを置こうとして、フランカの淹れた
ハーブ・ティーに気づきました。

「両方いただきます♪ おいしそうなので」


少女は、自分の心に率直な人でした。


「じゃあ、ごゆっくり」


フランカのお兄さんは、にこやかに自室にもどると、
床の掃除をはじめました。


「ん?」
「え?」
「なんか、この前と、違わない?」

少女が尋ねると、フランカも、うなづきました。


「あの、立派なお魚さんとか、
 仲よしなカエルさんとか、いつから飼ってるの?」


「預かってるの」
「ってことは」
「今月の大掃除、今日なの」

少女は、赤いドアをチラ見してから、
そっか、と言いました。


「ごちそうさま♫」

少女は、完食したパスタのお皿にフォークを置き、
両手で持って立つと、言いました。

「お皿下げてから、つづきを飲もうかな、と思って」

フランカは、グリーンのドアを開けて、
静かな声で言いました。

「来て…」

「うん♪」

2人は廊下へ出て、
フランカがそっと、ドアを閉めました。

「こっちよ」

1階のキッチンへ降りると、フランカは、
少女の食器を受け取り、1枚ずつていねいに
食洗機にいれ、瞬時に洗剤をいれ、
両手で押して、閉めました。

そして、スイッチを押してから、
冷蔵庫をゆっくりと開けて、言いました。

「メアリーが、ゼリーをくれたんだけど」
「じゃあ、いただきます♪」


たのしい休日のはじまりです――。




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月曜日
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コーデ広場
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追伸: 今回のコーデ&写真は、第140弾です。

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