Nicotto Town


マイペースにやってます♪


第145弾「夏至が近づいて、日が長くなった」

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「今週の土曜日、空いてる?」
「ええ」
「うちに来ない? ブルー・マウンテンが届いたの!」
「本当? いいの?」

こうして、少女の家に、
フランカが遊びにくることになりました。

「それじゃあね」
「うん。また明日~♪」


今日は、2人とも、部活も、委員会もない日でした――。

少女は、いつもより早い時間に家路につく自分が
不思議に思えてきました。


「今日は、カフェに寄らなかったな…」

いつもは、15分ほど立ち寄るのですが、今日は涼しいので、
自宅の庭で、コーヒーを飲もうと思ったのでした。


家にほど近い坂道の前にきたとき、
ふいに、仔ぎつねのパンプが駆けてきました。

「パンプ、外に出ちゃったの?」

パンプは、少女の足にすりすりしてから、
小型犬のように おすわりして少女を見上げ、
キツネ語で返事をしました。 

「ミャ゛ー」

少女が、迷子になっちゃうよ?と言いながら
抱き上げると、パンプは頭に飛び乗り、
うとうとしはじめました。

少女とパンプは、静かな並木の坂道をしばらく上り、
短い森を抜け、曲り道、けもの道。
風にきらめく短い竹林を抜け、
2つ目の森へ入り――

4階建ての青い屋根の、
なつかしい家が見えてきました。


時計の時刻は、17:40。

「ずいぶん明るいな。もうすぐ、夏至だからかな?」

少女は、スカートのポケットから
4つ折りのハンカチを出すと、はずした腕時計を
ポケットにしまい、手首の汗を拭きました。


2人は、庭を見て驚きました。

庭にそよぐ、きらめく花々は皆、
ダイヤモンドで できているではありませんか!


「すごい! キラキラの種のお花、復活したんだ…」
「ミャーウ!」
「ピンクの以外、枯れてたのに、この…肥料のお陰で…!」


少女がポケットから取り出した小瓶は
半透明のガラス製で、ブーケの浮彫があり、
夢見るような淡い金色をしています。


「これは…!」

水色の髪の青年が、驚いた顔をしました。

「おととい、学校から帰るときに、フランカが、半分くれたの」
「え? くれたのですか!? よかったですね」
「そんな、すごいの!? たしかに、ちょっと高そうだけど…」

「宮殿で、よく使われている肥料です」
「うそ…!」
「リャンー?」


「明日、学校で『ありがとう』って言うけど、
 土曜日、改めて、お礼をしないとね♪」


心に誓う、少女なのでした――。



つづき
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=56184620




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キツネさんの鳴き声(たぶん子ぎつね) - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ZoTLRHb41qw

2014年の夏至は、6月21日=昨日
http://ja.wikipedia.org/wiki/夏至#.E6.97.A5.E4.BB.98

高校の時間割と、入ってる部活&委員会
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=55773964

※ニコットガーデンのお花は、枯れません。二次創作のフィクションです。

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2014/06/23 07:48
>こめ大好きさん

ありがとうございます!(^▽^)
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2014/06/22 23:32
ダイアモンドの花✿素敵な展開!

ステキ水ヽ(*´∀`)ノ。。。。




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