Nicotto Town



第ニ話 あなどるなかれタイ (世界半周旅行記)

外国を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記

第ニ話 あなどるなかれタイ


(前回までのあらすじ)
ひょんなことから手に入れた100万円を握り締め、
こはるはインド・アフリカを目指して旅にでました。
ところが、飛行機の中で、美人女性が近くに座ったものだから
焦ったこはるは、英語がしどろもどろ。
スチュワーデスさんにもあきれられるしまつ。
さてさて、これからどうなることやら



(4月10日)
飛行機は、予定通り夜9時にバンコクに着陸しました。
先ほどの一つ隣の女性は、着陸前に香水をつけ、化粧を直していました。
化粧は、席に座ったままかい。なんて思いながら見ていると、
ノートにに何か書いていました。それは日本語。作家かな~。

空港ロビーは、むっとした熱気に包まれていて、改めて南国に
来たんだなーと感慨にふけっておりました。(※1)
タイはトランジットで、明日にはネパールに向け出発するので、
少しだけ両替をして、宿に向うことにしました。(※2)
宿といっても、予約しているわけではなく、なにかの旅行記で
お薦めの宿はここというのが書かれていたので、そこを目指します。
その宿は、バンコク中央駅(鉄道)のそばにあります。
事前に路線バスのNo29に乗れば行けることは調べていました。
念のため、バス停の近くにいた、警備の人に聞いてもそうだというので、
No29行きのバスに乗ろうと思ったら、右側に行くバスと、
左側にいくバスがありました。どっちか分からなかったけど、
ままよ、と、適当に乗ってしまいました。(※3)
(おいおい、そんなんで大丈夫かよ)

バスは、大きな鉄道のそばを通過したので、少し不安になって
車掌さんに聞いたところ、No24のバスに乗り換えろといいます。
次の停留所で降りて、待つこと30分。ようやくNo24のバスが来たので
乗ろうとすると、車掌さんに「ダメダメ」と追い返されました。
途方にくれてしまいましたが、近くに居た女の子に駅への行き方を
聞いてみました。しかし英語が全然通じません。(※4)
一緒に居た子の応援も、手帳に書いての説明もまったく役に立たず。
タクシーで行けばー、なんて言われる始末。
それでも、近くに居た男の子に聞いてくれて、
ようやく話がが通じました。(※5)
目的地に行くバスは、No34かNo29だと教えてくれました。
えっ?!No29で良かったの?あの車掌さんは、バンコク中央駅には
行かないって言ってたのに。
すぐにやってきたNo34のバスに乗ったら、しばらくして駅らしい
ところに近づいてきました。前の席に座っている人に「駅か」と
聞いたら、降りろという手まねをするので降りてみました。
そこは、目指していたバンコク中央駅(鉄道)でした。
ふうー。

システム手帳に書き写した簡単な地図を頼りに、目的のTT.GUEST HOUSEを
探し始めました。しかし、少し歩くと、だんだん暗い道になってきて
人っ子一人いなくなったので、これはまずいと思い、近くに住んでいる人に
聞いてみました。これまた英語がまるで通じません。(※6)
それでも、そんな宿は知らないということだけ分かりました。
駅に行ったほうがいいと言うので、仕方なく駅に戻りました。
駅で、システム手帳に書いた地図をよくみてみたら、地図を90度間違えて
見ていたことに気がつきました。
しかし、空港に着いたのが夜の9時。なんだかんだと時間を食って、
今が夜の11時半。たとえ宿を見つけたとしても、開いているかどうかも
分からないので、それなら、いっそのこと、と、駅の待合室に行きました。
ようやく落ち着く場所を見つけたと安心していましたが、0時半頃、
駅員さんが寝ている人を起こして回っていました。そして、笛を鳴らすと
みんなぞろぞろと改札のほうに歩いていきます。
どうやら最終便の出発のようです。
がらんとした待合室。仕方なく駅の外に出ました。

(第三話につづく)


※1 沖縄に行ったときも、同じ熱気を感じました。
※2 泊まるところはホテルではなく、いつも安宿です。
   空港のそばには、立派なホテルがありますが、そんなとこに泊まった日には、
   あっという間に財布が空っぽになってしまいます。
※3 バスは、いすゞが幅を利かせていました。
※4 20歳くらいの子でした。しかし、タイでは、4人に一人くらいしか
   英語を話せないそうです。後で知りました。
※5 大学生のようで、英語で話すと、逐一それをみんなにタイ語で教えていました。
※6 タイ人の英語にはなまりがあって、おいそれとは通じないと感じた。


いかがでした。
初日から泊まることもできずに、これからどうなるのか

次回、「第三話 空の上の街カトマンズ」をお送りします。
乞うご期待。

アバター
2008/12/23 18:58
バンコクを旅した人の日記を見つけました。

「バンコクな一日~時間を無駄に使おう(1)~」

場所は、ここ
http://www.nicotto.jp/blog/detail?aid=601548

初めての海外旅行が、こんなステキな旅という、珍道中が聞けます。
アバター
2008/12/22 17:55
ああ、書き忘れましたが、タイの人は、聞かれたことには答えるのが親切と、
そのことを知っていようと、知らなかろうと、教えてくれます。

tottocoさん
そんなー、照れちゃうなー。えっ、こはるにドキドキしたんじゃないって?
ああ、そうなんだー。

こややしさん
ええ、カオサンから空港に行くときも、途中で乗り換えでした。
タイの旅行案内を、前もって読んでなかったというのもなんでしたがー。

まーちさん
そうそう、英語なんて、気持ちで通じちゃいますよね。
しかし、とっさにそれだけ言えるというのはすごいですね。

ハットマンさん
バンコクは、今回は通過点です。
次回は滞在しますけど。それは、ずーと先です。

かぐや姫さん
楽しみにしてもらって張り合いが出ます。

じぇしーさん
深夜特急は、この旅から帰ってから読みました。
行く前は、蔵前仁一の「ゴーゴーアジア」だか「ゴーゴーインド」を読んでました。
この手の本を読むと、また行きたい虫がむずむずと動き出します。

アバター
2008/12/22 17:02
こはる劇場ドキドキしますね^^
女将もバンコク行った時、夜ドキドキしながら街を歩いたのを思い出しました。
海外へ行く時は、事前にしっかり交通機関調べないとダメなのですね・・。
英語もあまり通じないので不便ですよね。
女将も最近、飛行機に乗るとスプライト(炭酸系)を必ず頼みます。
周りの人もつられてスプライト頼んでました(笑)

昔読んだバックパッカーの聖書沢木耕太郎の「深夜特急(ミッドナイト・エキスプレス)」
を思い出しました。
女将も昔バックパッカーに憧れてたので、こはる劇場から目が離せません!

アバター
2008/12/22 14:49
うんうん
次回が楽しみやわ♪
アバター
2008/12/21 23:44
ここに居て体感旅行が出来、
気になってタイを調べたりしています。
アバター
2008/12/21 23:32
異国の地で深夜泊まるところがないってドキドキですね~!

そうか、英語が通じない国もたくさんありますよね。
コンビニでバイトしてたときに外国のお客さんが結構多かったのですが、
コロッケを指して「これは何?」と言うので困りました。
結局「マッシュポテトウィズビーフ!」ということにしましたが(汗)
アバター
2008/12/21 22:15
> えっ?!No29で良かったの?あの車掌さんは、バンコク中央駅には行かないって言ってたのに。

わはははは。いいですねぇ。
ドン・ムアン空港から No.29 は確かにバンコク中央駅に行くんですが、
No.29 に乗れば必ず行ける訳ではないんですよねぇ。No.29 でも途中までで折り返すものも中にはある。
タイ語の表記が読めれば間違える事は無いらしいんですが、ンなもの読めるハズも無い、と。
私もドン・ムアンから No.29 のバスに乗ったところまでは良かったんですが、程なく停車。
乗客が全員降りてしまって、私とヨーロッパ方面来てると思しき兄さんがバスに残ってしまい、
2人で顔を見合わせてしまった事がありました...
# 彼は空港に行きたかったらしい。
  「オレ、空港の前でこのバスに乗ったよ。」「マジ?」みたいな (^_^;
アバター
2008/12/21 21:43
すっごくドキドキしちゃう・・・



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