Nicotto Town



怖い場所

はじめに

(この文中には多少の衝撃的な内容が含まれています)

・・・

            (怖い場所)


そう言った事に、関心があって、そう言った事に関するいくつかのサイトを閲覧して回る。

僕はその中の一つ、国内最大規模のSNSの中のあるサークルにアクセスしてみる。

ある掲示板に新しい書き込みがあった。

(S県○○市○○峠)

・・・

・・・

ミホりん  20○4/07/14/.23.25.34

私は○○市内に住んでいますが、私も最近その○○峠の噂を聞きました。

私が聞いたのも、真夜中、○○峠を走っているとトンネル手前の山道入り口付近に
白地に赤いバラ柄のワンピースを着た若い女性が一人で立っているのが見えて
通り過ぎた後、気になって振り返ってみると消えていたというものでした><

・・・

僕がこの○○峠の噂で気になったのは白地に赤いバラ柄のワンピースと言う
具体的な服装だった。

かつて事件、事故が起きた場所でその後、そう言う噂が出る場合は多い。

ただ平成の初めに起きた、有名な事件では、事件の発覚前に幽霊騒ぎが起こって
地元の地域新聞にも取上げられていた(その記事を書いたのは後に逮捕され
た人物の父親だった)と言う話があった。

しかし、この話はよく調べてみると、この事件の現場はそれ以前からそう言う噂の
あった場所で、噂の内容も事実とは大きく異なっている部分がある。

ただし、単なる噂や作り話とは言い切れない話もある。

1976年頃から、S県T市である郊外の人通りの少ない市道沿いにある寺の入り口の
林の前を通ると黒いセーターを着た若い女性の幽霊が出ると言う噂がたち目撃談が
頻繁に出る様になった。

目撃した人の話によると夏にも関わらず黒いセーターを着ていて顔を見ると
ドロドロに崩れていたと言う。

1977年12月、この林にある防火貯水槽から死後1年以上が経過した女性の腐乱死体が
発見されて大騒ぎになった。

発見時の服装は黒いハイネックのセーターに紺色のスカート。

現場に幽霊の噂があった事は全国紙の見出しにもなった。

間もなく、歯の治療痕から同市内で行方不明になっていた失踪時21歳の女性と判明し
交際相手だった男が逮捕されたが、この事件はその後も度々週刊誌やテレビに
取上げられる様になった。

・・・

僕はそのサイトから出て、今度は今一番気になっているあるサイトの掲示板の方に
移った。

3日前に(T県の心霊スポットを語ろう)と言う所にある掲示板に書かれた書き込みを見て
僕は思わずゾッとした。

・・・

名前 ヨッシー 投稿日 20○4/7/12 22:41

Ⅰ郡S町の県道○号線 友人が3人で夜中車で走っている時、水色のワンピース姿の
若い女性が一人で俯いて立っているのが見えたが振り返ると消えていたらしい。
場所はN市に向かって走って行くと見える赤い屋根の古いラブホテルを過ぎた先の
ずっと雑木林が続いている辺り。
普段ほとんど通行の無い場所

・・・

僕は顔にひんやりした汗を感じながら大きく息を吐いた。

鼓動が激しくなって来るのを感じる。

S県○○市の○○峠の花柄のワンピースの女

T県S町の県道沿いの水色のワンピースの女

もしかしたら今後、Ⅰ県T市郊外の雑木林近くの道でも白いTシャツの女の霊が
目撃される様になるかも知れない。

もし彼女達が一体何を訴え様としているのかを世の中の人々が知る事になれば
僕はここから連れ去られ、いずれは時々夢の中にも現れて来るあの怖い場所に
連れて行かれる事になるだろう。

そんな事には絶対にならない。

深夜、他に誰もいない自分の部屋の中で僕は必死にそう考える。

僕は悪い想像を振り払い、気分を変える為にPCから離れてリビングのテーブルに
行って座り、テーブルの上に置いてあった携帯電話を手に取った。

そこには昨日の夜、街のバーで意気投合した響子の番号が登録されている。

彼女とは今度の金曜日にも街で一緒に飲む約束をしている。

いずれは、彼女を誘ってどこかドライブにでも出掛けよう。

そんな事を考えているといくらかは気分が良くなって来た。

腹が減っていたのでコンビニに行って何か買って来る事にしよう。

僕は鍵を手に取って部屋を出た。

外に出ると深夜にも関わらずやたらに蒸し暑い。

建物の端の階段を2階から1階に降りようとした時、ふと背後に誰かいる様な
気がして振り向いて見たが誰もいなかった。

アパートの前の路地を歩いて通りの方へ出て誰もいない歩道を少し歩いて
少し先の信号を渡った所にあるコンビニに向かって歩いて行く。

押しボタン式信号のボタンを押して信号が青になるのを待った。

突然、自分の真後ろに誰か立っている気配がしたので僕は後ろに振り向こうとした。

その瞬間、僕はとても強い力で前に突き飛ばされた。

僕の視界には、あの日の赤いバラの花柄のワンピースを着た栖美子の姿が見え
その次にすぐ目の前にトラックの車体が見えた。

・・・

ソファで横になっている内にいつの間にか眠り込んでいた。

窓の外にはずっと続いている住宅や高層マンションの上空に9月終わりの夕刻近くの
曇り空が見えた。

幾分、陰鬱な風景に見えたが穏やかな秋の日曜日の午後の光景が静かに広がって
いる。

テレビをつけるとNHKで大相撲秋場所が放映されている。

それにしても不思議でどこか怖い夢を見た。

夢の内容の殆どは覚えていないけれど、ひとつの場面だけははっきり覚えている。

部屋の片隅に白地に赤いバラの花柄模様のワンピースを着た若い女性が俯いて
立っている。

僕にはそれが誰だかわからなかったが、その光景は僕にはひどく悲しみと言った様な
ものを感じた。

それにしても気になるのは夢の中に出て来た部屋がどうも今日の午前中に、不動産屋
から見せて貰った部屋の中らしいと言う事だった。

僕は気になったのでPCから全国の瑕疵物件が紹介されているサイトを開いて見た。

その物件の周辺にはいくつかの瑕疵物件がある様だったが、そのアパートは
それには該当していない様だった。

昔は一度でも住民が住めばその物件に何か瑕疵があった場合でも業者には
告知義務が無くなったらしく、その為にその物件に一定期間住むと言うバイトも
存在したらしいけど現在の宅地取引ではそれは通用しない筈だった。

それでも僕はなんだか釈然としない気分だった。

それにしても、このサイトを眺めていると、世の中にはいろいろな怖い出来事が
あり、都会と言う所は怖い場所が多い所だと言う気がする。

そんな事を考えていると、背後のNHKを付けっ放しにしていたテレビから突然
(国民保護サイレン)がけたたtましい音を立てて流れ始めた。

アバター
2014/10/14 18:37
なろう結果 50/40アクセス
 都市伝説ふうにまとめた話
 怪談は世代を超えてウケますよね
アバター
2014/10/05 14:17
きゃぁぁぁぁー

何も聴こえない(T-T)
何も見えない (T-T)

話を聞くのも そういうTVもダメなのに
何故か集まる不思議さん達・・の私だったりなのです。。。

トンネルを抜けて 何故かパッシングの雨嵐。。
SAで「あのぉ~ 車の屋根の上の女の人 どこで下しました」と訊かれたのは私です。。
高速で「何処で下しましたか」と訊く前に
普通 屋根に人のせませんでしょ。。と突っ込み入れる余裕もなかったです。。( ゚ё゚)ウィ
アバター
2014/10/03 23:22
こんばんは☆^^

ブログの広場から来ました。

幽霊のお話好きなので読んでみました。

このお話は事実なんですか?

私の住んでいる地区でも、幽霊が出るという噂が広まっているところもあって、

そこは、地元では有名な場所です。

幽霊と知らずに幽霊にナンパなんかして…

その幽霊とお話までして…

そんなお話を同僚から聞きました^^;
アバター
2014/10/02 22:49
今夜はもうお手洗いにいけましぇん;ω;

今朝、お彼岸にお参りにいかなかったせいか、
おばあちゃんが彼岸の彼方からわざわざ会いにきてくれました。
あわててお茶を出しました。
ふひいいごめんおばあちゃん;ω;
アバター
2014/10/02 09:14
都市伝説ネタ
 リポーターと、出演者みたいな掛け合いがあると
 なお
 面白くなると思います^^
アバター
2014/09/29 22:12
私は 霊感のようなものが 足にあるようで・・
見えないけど その場所にいくと
何故か 足がすくみます

見えないけど ものすごく足が気持ち悪くなったとこに
やはり 噂がありました・・
でも 供養したら それも消えました^^ めでたしめでたし
アバター
2014/09/29 00:27
>発見時の服装は黒いハイネックのセーターに紺色のスカート。

川や海だと遺体は流れのために自然に脱げて全裸になるといいます。
貯水槽で1年。たしかに服を着たままの発見だったはず。
実話のようですね。
アバター
2014/09/28 20:57
キャー恐いsunou(>_<) 今日も可愛い緑色のワンピ着てるのね……
違う。( ̄ー ̄)?
アバター
2014/09/28 19:27
怖いサイト、一種の都市伝説でしょうか
むかし私もそれらしき「影」をみたものですが、年齢を重ねて19歳になった昨今は、「私の後ろにゆーれいびー48がいるでしょ?」と霊能者くんにいいますと、「いません、ゼッタイにいません」と強く否定されるのでありました。ちぇっ><



月別アーカイブ

2022

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.