Nicotto Town


マイペースにやってます♪


第184弾「従者と、タウンの中を探す、メアリー」

従者と、タウンの中を探す、メアリー

もらったステキコーデ♪:49


ある日の午後。


「最近、そんなには、寒くなくなったみたいね」

買ったばかりの服を着て、
ショッピングに出かけたメアリーは、おどろきます。


「え? なに? 城下町!?


ふしぎに思って、のぞいてみますと、
十二単を着た人が、立っているではありませんか――!


「そこなる者」
「え?」
「そう、そなたじゃ」

「その衣装と、しゃべり方は、お姫様ね!」
「さよう。わらわは、やよい姫と申す

「私は、メアリー。
 きょうは休日だけど、高校1年生よ」


「実はのう、メアリーどのに
 さがしてほしい ものが あるのじゃ」

メアリーは、桜色のスカートのポケットから
4つ折りの桜色のハンカチを取りだし、
冷や汗をテキパキとふきとると、
声を殺して、一言――。


「どんな財宝なの?」


姫の説明を聞き終えたメアリーは、
ハンカチを無造作にポケットにつっこむと、
協力することを誓いました。

そのハンカチは、とてもパリッとしていて、
レースが繊細だったので、姫には、分かりました。

上質なシルクで織られ、
職人がアイロンをかけたものだと――。

そして、冷や汗を流すほどに、
あれこれと深く考えてくれていることを――。


「かんざしなら、あれが必要ね。
 光沢があるはずだから」

「そなた、もう、なにか分かったのかや?」

「待ってて、すぐもどるわ」

メアリーは元気に手を振り、
風のように、瞬く間に走り去りました。


小さい頃から、体育が得意な、メアリー。

運動部の人もびっくりするほどの
俊足の持ち主です。



――2分後。

メアリーが、小走りにもどってきました。

「早かったのう」
「買ってきたわ!」


**** つづく ***



≪春を呼ぶ かんざし≫編

01 「太陽光発電のLED懐中電灯よ!」

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=58820108

02 1人目の従者、ひな
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=58820399

03 ひな と メアリー
+

04 ストラップを手にいれた、メアリー
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=58870323



************************

イベント
http://www.nicotto.jp/town/monthlyevent/introduction?event=yayoihime

✿ アイテム
http://www.nicotto.jp/user/helptop/article?ct=1&id=900057





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.