自民党大物議員も安倍批判
- カテゴリ:20代
- 2015/03/11 20:46:09
2月15日TBSテレビ{時事放談}で
野中広務(元内閣官房長官)
古賀誠 (元自民党幹事長)が出演され
イスラム国人質事件に対しての安倍氏の対応に
痛烈な批判をされました
既に日本人2人がイスラム国に拘束されていると政府は
解っていながらそこへの配慮が充分であったか?
この点、野中さんはどうお考えでしょうか?
野中広務
検証を今やってることが発表しているから
この検証の結果を見ながら私達はこの前の事態を
また、これからおこるであろう問題を冷静に見ていなくてはならだろうと
思うんですが、しかし、やはり政府が、特に2人の画像が出た時に
随分その前からいくつかの節目があったようなんです
それを国民には明らかにしないで総理が突然中東へ行って
あのような援助と発言をされたというのは
しかもこの度の施政演説方針にそれを更に
強く付加されたというのは、誠に平和を考る日本の総理として
適応するのかというのは私には絶対に理解できないです
古賀さんはこの点はいかがでしょう?
古賀誠
やはり言葉って怖いと思いますね
中東における総理の発言が適切であったかどうかは
検証の中で更に付加盛りされることでしょう
しかしこちらは食料、医療と限られた人道的な支援、これは平和外交で
中東の和平の為に信じてやっている
しかし一方で受け取る方がどう受け取るか予測がつかない
しかもああいう非人道的な団体でありますだけに改めて難しさというか
言葉の発信の大切さ タイミング
これはなかなか難しいなと怖さを感じますね
今回の事件にうけた世論調査では内閣支持率に対して上がっていると
いるということです
野中さん、この点はどうお考えでしょう?
野中広務
まぁ、あの、国内でマスコミメディアを通じて総理を始めとする
官邸を中心としたあるいは党の幹部を始めとして
非常に評価をしたような発言が多いわけでそういうことが
国会における施政演説で私にしたら私が中学生の頃
昭和16年に東条英畿首相の大政翼賛会(たいせいよくさんかい)の
国会の施政演説方針をやっているあのラジオ放送を耳にした時の感じと
まったく変わらないんじゃないかとそういう心配を
私は施政演説方針から感じましたし
重要な部分には触れないで非常に勇ましいような感じで発言をされますと
国民はついそういう発言に充分な理解ができないまま
今回の支持率に結びついたんではないかとこのように考えております
古賀誠
「テロには屈さない」 「テロは許さない」「いけいけ・どんどん」
みたいなね、強気一辺倒の今の政権のあり方
これによって支持率が高くなっていくと高い支持率を得る
僕はそうは考えたくない
そう考えたらとっても怖くて不安なことなんです
むしろ官邸を始めとしてですね、総理官房長官、党の幹部
一体となって緊張感の中でまさに不眠不休で
しっかり人質をどう解放させるかこのテロとどう退治していくか
いろんな施政が安定した中で国民に、これにたいしてのね支持率
非常に緊張感の中でしかし慌てず極めて冷静に対応していてくれた
僕はそう考えたいですね
https://www.youtube.com/watch?v=brbkJodDdog
大政翼賛会とはナチスの指導者原理をまねた
「衆議統裁」方式を運営原則とした組織
内閣総理大臣が総裁、各府県知事が支部長となり
全ての国民をこの中に組み入れて総制し戦争に協力させていった
つまり、ナチスの独裁政権と似たものであったということです
私は大政翼賛会というものは知らなかったのですが
安倍氏のあの挑発的な演説から、13年前、米国がイラクは
大量破壊兵器を所有していると、嘘をつきイラク侵攻した時の
あのブッシュ大統領の勇ましい演説を思い起こしました
「我々には神のご加護がある」「テロを許さない」「戦おう」と
国民を誘導し米国は13万人の兵をイラクに送りこみました
アメリカ兵出兵 13万人
負傷者 3万人弱
死亡 4300人
イラク国民死亡者 10万人以上
そしてブッシュはコカイン中毒になりながら
悠々と今も余生を過ごしている