旅行 84日目 インドネシア・バリ島・アメッド
- カテゴリ:日記
- 2015/04/09 20:16:30
今日はベモの運転手との騙し合いの一日になりそうです。
ベモ(乗り合いバス)を3回乗り換えて島の北西のペムテランから島の西側のアメッドまで行きます。
ベモは通常料金というのがありますが、いったん運転手に「幾ら」と聞くと、10倍くらいの値段を言ってきます。なので、料金を知っている振りをして乗り、降りるときも黙ってお金を払うのがコツです。
滞在先のペムテランでは、宿の若いのがベモを捕まえてくれました。
料金は2万5千Rp(ルピア)約250円か3万Rp(300円)と予想。
念のため、宿の若いのに「幾らか知っている?」と聞くと、「運転手に聞いてみる」と、やって来たベモの運転手に料金を聞いています。
それはやっちゃダメだろう、と思いましたが、地元の人だからもしかしたら正規料金を言うかもしれないとかすかに期待しました。
期待は見事にはずれ、運転手は「5万Rp(500円)」と言ってきます。
私は「3万Rp(300円)」と言い返すと、それでいいから乗るようにとの身振り。
全く、宿の若いのは世間知らずなのだろうか。
シンガラージャの西側のベモステーションに止まったので、東側のベモステーションまで乗り換えです。
近くの止まっていたベモが東側ベモステーションに行くというので乗り込みました。
料金は3千Rp(30円)と予想。
が、乗った後に運転手が「1万Rp(100円)」と言います。
旅行者だと思って吹っかけてきたのでしょうか。
私は「3千Rp(30円)」と言い張ると、「ダメだ」というので降りました。
次のベモも1万Rp(100円)。
3Kmくらいなので歩き始めました。
少し歩くと、スイーツを売っている店があったので、ゴマ団子に餅を10個ほど買いました。
〆て1万Rp(100円)
歩いていると、後ろから来たベモも1万Rp(100円)といいます。
その次に来たベモに指3本出して「3千Rp(30円)?」と聞くと、乗れといいます。
しかしこのベモ、他の客を乗せ、遠回りをした挙句、ガソリンがないから先に払ってくれと言います。
なので、3千Rp(30円)払おうとすると、3万Rp(300円)だと言い張ります。
いや、この距離で3万Rp(300円)はありえないだろう。
ここは声が大きいほうが正義とばかりに、声を大きくして3千Rp(30円)を主張します。
運転手は7千5百Rp(75円)まで下げてきたので、5千Rp(50円)で手を打ちました。
他に客も居ないので助手席に来いというので、助手席に移動し少し話をしました。
シンガラージャの東側ベモステーションに着いたとき、運転手の手が財布の入っている私のズボンのポケットをまさぐろうとしています。
ここも大きな声で何をしていると威嚇しながら、後部座席に置いている荷物を取り、車から降りました。
車のナンバーをスマホで撮りたかったのですが、さっさと行ってしまいました。
と、真後ろに、バイクから降りたおまわりさんらしき人が居ます。
聞くとやはりおまわりさんです。
事情を説明しあの車だと、角を曲がる車を指差しましたが、おまわりさんはすまなそうにこう言いました。
「ガソリン切れなんだよね」
横の売店でビンに入れたガソリンを買うおまわりさん。
なんて間が抜けているんだろう。
シンガラージャからチューリックまでは距離があるので3万5千Rp(350円)くらいかと思います。
止まっているベモに乗ろうとすると、やはり料金を言ってきます。
「20万Rp(2000円)だけど10万Rp(1000円)でいい」
誰がそんな話に乗ると思っているのだろう。
ここはあくまで3万Rp(300円)を主張します。
でも、相手もちっとも譲りません。
そこにバイクの運ちゃんが、7万5千Rp(750円)で行くといいます。
いや、この距離を荷物背中にしょってバイクでは行けないだろう。
そのうち、ベモの運転手が「5万Rp(500円)で行く」といいますが、私は「4万Rp(400円)」を主張します。すると、乗客が集まったのか、運転手はベモを発車させました。
あちゃー、今日はここで泊まる事になるのかと心配したら、次のベモの運転手が「4万Rp(400円)でいい」といいます。やはり3万5千Rp(350円)あたりが妥当だったのかと思いながらベモに乗り込むと、先ほど発車したはずの運転手が戻ってきました。少し先にベモを止めています。
運転手は「5万Rp(500円)」というので、私は「4万Rp(400円)」と譲りません。次のベモの運転手が事情を話すと、「4万Rp(400円)」でいいと言いました。
全く交渉は疲れます。
チューリックから三つ先の村まで5Kmほどあります。
3千Rp(30円)が相場かと思いました。
バイクの運転手が「1万Rp(100円)」といいます。
交渉も面倒なので歩いていくことにしました。
少し歩いていると、後ろから車が来て止まりました。
二つ先の村まで行くというので乗せてもらいました。
二つ先の村で待ち合わせしている人を乗せると、そのまま私の宿まで送ってくれました。
今日の長い戦いはこれで終了。
良い終わり方でよかった。
ちなみにタクシーで行くと60万Rp(6000円)掛かりますが、ベモ乗換えで7万5千Rp(750円)で済みました。
ボッタクリは国によりますね。
インドネシアは所かまわずです。
乗り物はもちろん、お店でも。
お金持ちの国から旅行者が沢山来るからでしょうか。
いやあ、日本で一番驚いたのは、大阪の文房具屋さんで、定価が付いているのにまけてくれたことでした。
さすが大阪。
あぁ~なとまぁ~なつかしいいいい!
実は新婚旅行で1983年4月にバリ島へ行った時に
レンタカーを借りて地図を片手にそこまで行ったのでした。
途中でオーストラリアからの旅行者を乗せてシンガラージャまでGO!!
そのカップルも私達が日本人とわかると安心していたようでした。
アジアを旅して思うのは、ぼったくりやふっかけが 多いことです。
生活ゆえの必死の手段なのでしょうが、「誠実さ、正直さ」は
どこにあるのだろう?と思わざるを得ません。
旅行者から余分にお金を取る文化がしっかりと根付く国の未来はなく
延々とその悪しき習慣は受け継がれるのでしょうね。
ですからこはるさんが取られた行動は後の日本人に対して有効であると
思います。
私は昨年5月ソウルでタクシーに乗ったところ目的地を通り越して別の
場所へ向かっていることがわかったので、信号待ちで停車した時に
さっさとお金も払わず降りました。幸い追いかけてこなかったので
大丈夫でしたが、大きな交差点であったことと横断歩道すぐでしたので
この行動が取れたのだと思います。
韓国や中国からの旅行者が一様に驚くのは 定価で 売られている
ことらしいです。そしてスーパーではその定価以下で売られていることに
さらに驚くのだそうです。