今日は、ボスポラス海峡クルーズに出掛けました。

イスタンブールはアジアとヨーロッパの接点。それを分けているのがボスポラス海峡で、北側は黒海に繋がっています。
クルーズといっても、波止場を順番に止まって行き、折り返し地点で3時間ほど出発を待ちます。

船着場に行くと、20分後に出発するクルーズ船がありました。
朝ごはん用に、スイミットというゴマつきのリング状のパンを2個買いました。一個1TL（トルコリラ）、約50円です。
このパンは結構歯ごたえがありました。

船にはキャビンの他に、両サイドにベンチがありますが、出発直前に乗ったため、ベンチはすでに埋まっていました。

1時間半ほどかけて、ボスポラス海峡を北上します。

ベンチの横で両岸に見える宮殿とかを見ていました。
と、東洋人らしき女性がいます。
でも、靴がショッキングピンクのリングシューズみたいだったので、これは中国人に違いありません。
かばんから「地球の歩き方」を取り出したので、実は日本人だったようです。

折角なので、「日本人ですか。私も日本人です」と声をかけてみたところ、知らん顔をされてしまいました。私が日本人に見えなかったのでしょうか。

終点のアナドル・カヴァウについたら、皆丘の上を目指します。
一緒についていくと、要塞の址がありますが、そこからは黒海を望むことが出来ます。

しばらくそこでボーとしていました。
と、海峡に大きな魚らしいものが見えます。
どうやら、イルカが時々水面に顔を出しているようでした。

要塞のすぐ近くにレストランがありました。
港にも海産物を食べさせてくれるレストランは沢山あったのですが、眺めがいいのでここで食べることにしました。というのも、メニューにムール貝を見つけたからです。

トルコに来た目的は、屋台のムール貝を食べること。

ここは屋台ではないですが、まずは食べてみることに。
お皿に3個ムール貝が載っていますが、貝そのままではなく、ご飯と貝が混ぜられ味付けされたピラフが詰まっています。
なかなかおいしい料理になっています。

帰りの船では、キャビンでぐっすり寝てしまいました。

元の港に戻った後、タクシム広場へ行きました。
ここから私の泊まっているゲストハウスあたりまでを路面電車が走っていて、その通りが歩行者天国になっています。

タクシム広場に着いたら、屋台のムール貝を見つけました。
お店の人がムール貝のふたを開け、レモンを絞ってかけたのを手渡して、それをその場で食べます。
ムール貝は先ほどのレストランで見たのと同じく、ご飯と貝が混ぜられたピラフが詰まっているものです。
女性のお客さんが、見る間にムール貝を次々と平らげていました。
30個ほど食べていましたが、750円ほどです。

私も頼んでみました。
お昼を食べた後なので、6個食べるのがやっとでした。
でも満足。

少し歩くと、おかずを選べるお店があります。
ナスにマトンをはさんだもの、マトンといろんな野菜をグラタンにしたものなど、見るからにおいしそうです。
一度は通り過ぎましたが、どうしても食べたくなり戻ってきました。
マトンといろんな野菜のグラタンと、カステラみたいなのを糖蜜につけているのを頼みました。
また明日もここに食べに来そうな予感。

ゲストハウスに戻る前に、トルコのビール　ツボルグを買って帰りました。
ツボルグはトルコ産で一番おいしいビールだと、橋の上で釣りをしている人が教えてくれました。
味は、少しだけ苦味があるけど、飲みやすいビールでした。